ミセスGのブログ

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【ザ・サイレンス 闇のハンター】Netflix新作映画あらすじ感想:音を出したら終わり+カルト集団

ザ・サイレンス闇のハンターNetflixオリジナル映画あらすじ感想

ザ・サイレンス@Netflix

Netflix新作映画【ザ・サイレンス 闇のハンター】を視聴した感想です。

恒例の「ドント」シリーズ最新作キマしたよ。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

  • ドント・ブリーズ(息をしたら終わり)感想ここ
  • ア・クワイエット・プレイス(音を出したら終わり)感想ここ
  • ドント・ヘルプ(助けたら終わり)
  • ライト・オフ(電気を消したら終わり)感想ここ
  • バードボックス(目を開けたら終わり)感想ここ
  • ザ・サイレンス(音を出したら終わり)←今ここ

ドント・シリーズの最新作は「バードボックス」でしたが、あれもNetflixでしたね。好きだなぁ、こういうのが。ドンティストにはたまらないですねぇ、ええ、たまらないですとも。

Netflixオリジナル映画はあまり自分の好みではないものが多いので期待せずに観るようにしていますが、本作はなんとスタンリー・トウッチが主演!

バードボックスもサンドラ・ブロックが主演していましたが、最近は豪華な俳優もちらほらとNetflixオリジナル映画に顔を出してきましたね。バードボックスは映画としての質は別にしてエンターテイメントとして観るにはまぁまぁ楽しめました。

予告をちょこっと見た限りでは、まんま「ア・クワイエット・プレイス(感想ここ)」と同じように感じました。モンスターが鳥っぽいので、ヒッチコックの「鳥」を混ぜたような感じですね。

 

【ザ・サイレンス 闇のハンター】作品紹介

原題:The Silence

公開年:2019年

監督:ジョン・R・レオネッティ

出演:スタンリー・トウッチ、ミランダ・オットー、ジョン・コーベット(SATCのエイダン)

上映時間:90分

多分もう気付いていると思うだけど、邦題がダサイにも程があります。英語の原題がThe Silenceなんだからそのまま「ザ・サイレンス」か「サイレンス」で良くね?

Netflixはいつも余計なサブタイトルを入れるの。「クイックサンド 罪の感触」だとかさぁ。あとNetflixドラマシリーズで刑事ものがいつも「警部補ジョアン・ペーテルス」とか「刑事ソフィア・カルビ」とかさっぱりわからんし、食指が動かない。

サブタイトルをつけることによってB級感が増していると思うの。アレか?サブタイトルつけずにはいられない病なのですか?それは蛇足と違いますか。

 

【ザ・サイレンス 闇のハンター】あらすじ

人間の存在を音で感知し襲撃するどう猛な飛行生物が突如現れ、混とんとする世界。安全な場所を求めてさまよう少女とその家族は、謎のカルト集団に遭遇する。

ザ・サイレンス闇のハンター-Netflix

えっ?

聴覚がハンパない空飛ぶクリーチャーの世界でサバイバルする映画じゃないの?

カ、カカカ、カルト集団?

カルト集団は入れなくてええんちゃいますか?

なんでカルト集団入れようと思った?

なんだか【アポストル復讐の掟】臭がプンプンしてきました。

Netflixの映画はどうしていつも色々詰め込み過ぎてごった煮にしてしまうのだろう。

 

【ザ・サイレンス 闇のハンター】感想

物語は、NY郊外のトウッチ家が夜中の3時ころにNYで起きてる異変に気付くところから始まる。トウッチ家の構成は

  • スタンリー
  • 嫁(ミランダ・オットー)
  • 娘アリー
  • 息子ジュード
  • 嫁の母
  • トウッチの親友のグレン(ジョン・コーベット)

の総勢6名である。

TVで異常事態の報道を見ていると、SNSにアップされた動画をニュース番組が紹介するのだが、そこには母と幼い息子が車内に閉じ込められている様子が映っている。

息子は口にガムテープを貼られており、母ちゃんはご丁寧にA4の用紙にマジックでこう書いている。

DON'T MAKE NOISE(音立てたらあかん)

実に丁寧な説明です。

常々心に引っかかっていたことだけど、最近の映画はことごとく説明しすぎであることにお気づきだろうか?

本作は冒頭の5分で盛大にクリーチャーの姿をお披露目している。悪者は小型のテラノドンみたいなやつだということが分かるし、クリーチャーが人間があけた洞窟の穴からやってきたといことも分かっている。

したがってこのSNS動画を見ると、何が襲ってきているかがすぐに分かる仕様になっている。

だがホラー&スリラーとして、それはちょっと違うのではないか。

ホラー&スリラーであるならば、本来なら冒頭で二人のケイブマン(ウーマン)が穴の中から何かを目撃してフェイドアウトさせ、「何が起きたんじゃろか」と視聴者を闇の中に残しておく。

そしてSNSで何やら息子がガムテープを口にはられ、母ちゃんが怯えて「Don't Make Noiseと書いてある。何それ、怖い。」という展開にして何が起きているのか分からないけどアポカリプス的な大変なことが起きている様子を見せて不安を煽る。

ホラー&スリラーなら、この最低限の筋を抑えたらどうなんだろう。

私はかねてからここ最近の映画が説明しすぎなことに危機感を覚えている一人なのだが、本作はまんまとそのトレンドに乗っかってきました。

「ハプニング」で「妙な風が吹いてくると、集団自殺に駆られます」とか説明したんか!?

「ディセント」で「人食い地底人がいます」「地底人は目が見えません」とか説明したんか!?

NYで一体何が起きてるのだろうという不安や、得体のしれないものに襲われる恐怖、非日常が迫りつつある戦慄というものをすっ飛ばしてしまうのは、スリラー作品としては失敗と言わざるをえない。

「鳥」は少しずつ凶兆を示してこれから起きる惨状への不安を駆り立ててくれるし、「ア・クワイエット・プレイス」はクリーチャーは中盤まで姿を見せない。

「プレデター」だって、伊達に姿をカモフラージュしているわけではない。

ここ最近、映画で見られるようになった説明しすぎる兆候は、人々がインターネットの情報をつまみ読みばかりするようになって本を読まなくなったことに端を発していると思うのですが、これについては別に記事を書こうと思っているのでまた今度にします。

ところで、私は地底から飛び出してきたテラノドンに襲われて車内に子どもと閉じ込められた経験がないので何とも言えないのだが、その状況でA4用紙にDON'T MAKE NOISEとマジックで書いてSNSにアップしてる場合なのだろうか。

まぁいいや、説明したがり映画なのだから仕方ない。

地下鉄で泣きだした赤子を電車の外に置こうとした非人道的なサラリーマン、たまらず赤子を奪い返して電車の外に出ていく母親など、ほかに選択肢がない様子が描かれて身につまされるものがあるが、何より一番つらかったのは忠実な愛犬ロットワイラーをリリースしなければいけない時である。

なぜなら犬は吠えるから。簡単な理由です。

でもうちのシーズー野郎は「クワイエッ」というと、ちゃんと黙りますよ。しかも申し訳なさそうに。ロットワイラーならその訓練もできそうだけどなぁ。

こう見えてもわたくし犬の調教はうまいの。今のシーズーなんて「おすわり」と「Sit」両方OKのバイリンガルですよ。

なんならドッグ・ウィスパラーGと呼んでもらっても。

犬の短毛が逆立つ描写はシンプルで古典的でとても好きでした。

ロットワイラーかわええ~なんて思ってるとスタンリー・トウッチがリリースしちゃいます。最初は車中で首絞め始めたのかと思ってドキドキしました。

グレン叔父さんならともかく、トウッチがそんなことできるの?みたいな。

あぁでもトウッチは「ラブリーボーン」でロリコン殺人犯を演じてましたから、ロットワイラーの首を絞めるくらいどうってことないか。

さて一家は都市部は危険と判断し、グレンおじさん(ジョン・コーベット)のリーダーシップのもと田舎へ移動することにします。

グレンおじさんは銃の扱いも手慣れていて、車を奪おうとした男を返り討ちにしてトウッチの娘を助けてあげたりと、なかなか格好いいところを見せてくれます。

ところがグレンおじさんは、よりにもよって運転中のよそ見という初歩的なミスを犯してしまい、それが命取りになります。

それでも最後は親友とその家族のために自分を犠牲にするという格好良さを見せてくれました。まぁ、犬のリリースのほうが泣けますけどね。

その後、一家は田舎の一軒屋に避難します。途中で母ちゃんがクリーチャーに襲われてピンチに陥ったとき、トウッチがウッドチッパー(木材をバラバラに刻む機械)を作動するという名案を実行し、その音でクリーチャーが次々とウッドチッパーの中めがけて飛び込んで行きます。

・・・それを各地でずっと作動しとけば最後の一匹までチップにできるとちゃいますか?まぁそれだとクリーチャー退治して終わっちゃうか。

母ちゃんは足に噛みつかれて重傷を負ってしまい、そのために抗生剤が必要になるのでトウッチと娘で町に歩いていったりと、いい感じで事が進んでいくのですが、町から帰るときにいよいよ奴が現れます。

奴って…カルト集団の教祖様。

何やこの場違い感。

いやいやいやちょっと待ってや。今、有史以前のクリーチャーと戦っててカルトコンテンツに関わっている場合じゃないんですよ。

ここでカルト教団出してくるか普通?

まぁ仕方ない、カルトも入れたかったんでしょう。アポカリプスですから、救済を求める人々がカルトに走るのも理解できないわけではありません。

家に帰って母ちゃんが良くなってくると、カルト教団が5人くらいで訪問してきます。

カルト筆談で「仲間になろう」

トウッチ筆談で「ほっといてください」(面倒くさそうに)

カルトはチッという顔をして今度は筆談で「The Girl Is Fertile」とノートに書きます。

日本語訳は「あの子が欲しい」と書かれただけでしたが、英語ではこれは「娘さんは子どもを産める」という意味で、たいそうoffensiveなことを言ったわけです。要は娘をレイプして子どもをたくさん産ませようという魂胆ですから。

これには温厚なトウッチも怒りと嫌悪を隠せません。

カルト集団の目的はよく分かりませんが、舌を切っていたので、自分たちのカルト世界を築こうとしていたのでしょう。子どもを拉致って妊娠させて仲間を増やそうとしてたんだな。

とはいえこのカルト集団がいないと最後の盛り上がりシーンが作れなかったかもしれないので、まぁ許すとします。

事故で耳の聞こえなくなった娘、手話ができる家族、スーパー聴覚でやってくる肉食獣と「ア・クワイエット・プレイス」そのまんまのような気もしました。

本作のクリーチャーは目が見えなかったけど、「ア・クワイエット・プレイス」のクリーチャーって目は見えてたっけ?覚えてないなぁ。

次はどんなドント・シリーズが飛び出すかな?