【ヴァイキング~海の覇者たち~】シーズン6第8話のあらすじと感想です。
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あーヴァイキングはシーズン5より遥かに改善しましたね。
悲しい別れはあったものの、それもヴァイキングの人生、ヴァイキングのドラマの一部。
どのみち今シーズン(シーズン6)で「ヴァイキング」は終了しますので、ここは悔いのないように技を出し切って欲しいです。
※以下、ヴァイキングのシーズン6のネタバレを含んでいますのでご注意下さい。
【ヴァイキング~海の覇者たち~】シーズン6第8話あらすじ感想
ヴィットゼルクが捕まる
ビヨルンが早速ラゲルサを殺した犯人がヴィットゼルクであることを突き止めます。
ヴィットゼルクは王の間に連行され、ビヨルンに平手打ちをされます。
ヴィットゼルクの処遇は翌日決定することに。
ラゲルサはラグナルの子どもたちに殺されると預言者は言ったものの、実際にラゲルサを殺したのはラゲルサに憎しみを抱いていないヴィットゼルクというところがまた皮肉。
もともとヴィットゼルクは王の座や支配にも興味がなく、さすらい人のような立ち位置でしたし、母アスラウグとも近しくなかったのでアスラウグがラゲルサに殺害されたことへの反感と憎しみもほぼ消えていました。
それ故に生かしても殺してもどっちでもいいというか、処遇に迷う犯人ではあるよなー。
ラゲルサを殺した犯人がアイヴァーなら喜んで「死刑ー!おまえ死刑ー!」と宣言できるだろうけど、ヴィットゼルクかよーみたいな。おまけにヴィットゼルクはアイヴァーPTSD略してIPTSDに悩まされていてアル中のヤク中になってるからのぅ。
まぁ、私なんか深読みしすぎて、ラゲルサを殺すのはラグナルの息子ということは、のっぴきならない事情でビヨルンがラゲルサを殺すんじゃね?とか思ってたからのぅ。
たとえばビヨルンの大事な息子を誰かに人質にとられ「この場でラゲルサを殺せば返す」と脅され、ラゲルサが「いいのよ、ビヨルン」て言いながらビヨルンの手をとって自分でブスッみたいなのを想像してたんだ。
ビヨルンの不倫が見つかる
ビヨルンはラゲルサを手負いの身にした賊が、自分が解放した奴であることをグンヒルドから聞きます。また、ビヨルンとトービの子ハリが同じ賊に殺されたことも知ります。(賊はラゲルサがタイマンで殺した男ね。)
ビヨルンは最愛の母と子を失い、さらにはノルウェー王という肩書まで失ったわけだ(ハーラルの策略で)。ラグナルも一時期周囲の人たちを失い(ラゲルサ、ロロ、フロキ)、自分から行方をくらまして王の座も捨てた時があったよね。死ぬ前。嫌な予感だなー。ビヨルンの最期も近いんかなー。
それは置いておくとして、ビヨルンが愛人イングリッドと愛し合っているところにグンヒルドがやってきます。
修羅場…にはならず、グンヒルドが何故か大人の対応を見せます。
グンヒルドはイングリッドを奴隷から解放し、ビヨルンの二番目の妻にすることを勧めます。
これに何より驚いていたのがビヨルンだけど…
え…いいんですか?
みたいな感じで同意する。
でもビヨルンはイングリッドを愛しているようには見えないよね?単なる遊びのような気がするんだけど。事あるごとに「妻を愛している」とイングリッドに言ってるし。
でもまぁ一夫多妻て男の夢でしょう?夢なんだろう、おい!夢だよな!!
でも夢は夢のままにしときなさい。
皆がグンヒルドだったらどする?
私がグンヒルドだったら「サンズ・オブ・アナーキー」のジャックスの嫁流でいきますね。
グンヒルドはどういう心理だったんだろう。もしかしたら、妻が二人いたほうがビヨルンを守りやすいと考えたのかもしれない。愛人イングリッドを痛めつけて反乱分子の種を作るより、味方にした方が得だと考えたのかもしれないね。
今はとくにラゲルサを失ってビヨルンにとって大事な時だから。
あとビヨルンがもともと浮気っぽい性質を持っていることをグンヒルドも知っていたからでしょうね。イングリッドを追い払ったところで、また他の奴隷と寝るだけですから。
でもグンヒルドは凄いわぁ。
ラゲルサ亡き今、グンヒルドへの期待が超アップ。
なお、ラグナルもシーズン2で同じ提案をラゲルサにしてみましたが、却下された挙句に離婚されました。
その後、ラグナルは愛のない結婚に長年縛られることになりました。
まぁ今はヴァルハラでまたラゲルサと一緒になってるよ!お前ら、涙、拭けよ。
ヴィットゼルクの処刑
ヴィットゼルクは生きたまま焼かれる刑に処されます。
ゲー、一番いやな処刑方法だー。
この時代に処刑されるなら、やっぱりギロチンがいいな…
でもその前に戦いで死んじゃいたいです!
ウベは事前にヴィットゼルクに会って、ビヨルンに慈悲心を哀願するように助言しますが、ヴィットゼルクは聞く耳を持ちませんでした。もう死んでもいいと思っていたんでしょうね。ラゲルサを殺したことも死に値すると思っていたのでしょう。
いや、ヴィットゼルクは死にたかったのでしょう。
火がヴィットゼルクに燃え移ったところで、ヴィットゼルクの顔に笑みを見たビヨルンは、ヴィットゼルクが死にたがっていることを感じ取ったため、ウベに合図をして弓矢を射り、ヴィットゼルクの縄を切ります。ヴィットゼルクは水中に落ち、命拾いします。
ビヨルンは焼死は簡単すぎるといい、ヴィットゼルクを冬の森に着の身着のまま放り出すことにします。まぁ、私的には焼死より凍死の方がいいな!
ウベがカテガットを去る
ここで私の大好きなウベがカテガットを去ってしまいます。
えーーーーー反対!
あぁ~ウベはラグナルの息子たちのなかで最も冷静で地に足のついた賢い男であることを視聴者に証明してきたというのに、アイスランド行っちゃうの。
フロキを探しに?
アイスランドへの船旅にはトービとアサ(ビヨルンとトービの娘)も一緒に行きます。
もう、あれだね。アサにとっては義父のウベが実父みたいになっとるね。ウベは子供の面倒もよく見るファミリーマンであります。素敵ィ。
まぁ、ウベとビヨルンは異母兄弟なので、ウベにとってアサは姪でもあるので、なんだかんだでいい関係ではないでしょうか。
トービがここまで残るとも思わなかったし、幸せになれるとは予想していなかったよね。この時代、男尊女卑は当たり前どころか女が商品であることが違法でもなければ倫理的に誤ったことでもなかったわけだから、ウベのような男性とここまで幸せを築けるとは。女の人生、男によって大きく左右されるよなぁ…
ビヨルンはトービ、ウベ、アサにお別れを言います。「ヴァルハラでまた会おう、兄弟」みたいなことを言うから、これが最後のお別れという覚悟を互いにしているというところが厳しい上にまた切ない…
ビヨルンはウベ達までいなくなっちゃって寂しそうでしたね…かなり感傷的になっていました。
ウベたちはアイスランドに着きますが、フラットノーズ(アイスランドの内紛で一家族を皆殺しにしたあとカテガットに戻ってきた奴)の様子がやっぱりおかしい。
フロキを殺してないことは分かったのに、なんであんなに様子が怪しいの?一家族を皆殺しにしたことを隠したいから?
キエフ公国のアイヴァー
キエフ公国にいるアイヴァーは少年にして正当なキエフ公国の王イゴールとの親交を深めていきます。
キッズ好きであることをS6になってようやく披露したアイヴァー。
アイヴァーをどうして最初からこのように描いてくれなかったのかが悔やまれます。
何故アイヴァーを血に飢えた極悪非道のサイコとしか描いてこなかったのか…
丸くなったアイヴァーのほうがよっぽど素敵だし、ドラマも面白いよ。
さてキエフ公国の独裁者オレグは、ノルウェーに略奪騎兵を送って様子を見たいと言います。
アイヴァーは同行を希望し、可能なら自分がその騎兵隊を指揮したいと言います。また、イゴールも行きたいかと尋ねます。
イゴールはお気に入りの人形にむかって「王に聞いてみる」といって人形と会話を始めます。
これにオレグが激オコ。人形を取り上げると、床に打ち付けて壊し、また自分をおちょくるようなことをしたら「舌を切り取ってやる」とイゴールを脅します。イゴールは泣きながら走っていきます。
アイヴァーはイゴールのもとへ行き、イゴールを優しく慰めます。
アイヴァーが優しくて草。
オレグの騎兵隊がスカンジナビア半島の村を襲います。捕虜もとらず女子供皆殺し、お爺さん一人だけをメッセンジャーとして生かします。