さぁ、外が寒くなってきた。
中は海外ドラマのカムバックで忙しくなってきたー。
人気海外ドラマ「シカゴ・ファイア」の第10シーズンがアメリカで始まりました！
シカゴ・ファイアもついに2桁の大台に乗りましたね。喜ばしい。
シカゴ・ファイアのように地域や家族一体感を感じさせてくれる長寿ドラマが続くのは嬉しいものですよね。
この第10シーズンの第5話ではなんと200話を達成します。おめでたい。
この記事ではちょうど200話（第5話）までの粗筋と感想を述べています。
でもね、喜んでる最中にトンデモナイ事態が発生しましたよ。
それは・・・
（これ以下、シーズン10までのネタバレを含んでいるのでご注意下さい！）
メインキャストの降板！！
ギャー。
まぁね、シカゴ・ファイアはこれ迄にもメインキャストの降板はありましたよ。
シェイ、ギャビー、オーティス・・・
いずれもけっこう驚いたんだけど、今回も驚いたね。
では粗筋とともに詳しく見ていきましょう。
【シカゴ・ファイア】シーズン10第5話（200話）までの粗筋と感想
シーズン9から51分署では色々な変化が起きます。
3シーズンにわたる「恋人までのディスタンス」を繰り広げたケイシーとブレットがついに結ばれましたー。
恋人以上友達未満を3シーズンも続けてきた二人なもんでラブラブです。
3シーズンも引き伸ばしやがって（楽しかった）さっさとくっつかんか－い！とか言っててたんで、今さら言い難いんだけどね？
いざカップルになったらあまりしっくりこない。
恋人以上友達未満の時の方がケミストリーがあったといいますか…戻してもらっていいですか。
まぁ恋愛はくっつくまでがベスト期間といいますか、くっついた瞬間がピークなんだ。そこから徐々に下降路線、15年も経てば古夫婦ですよ、私達夫婦のように！
なんとなくこの二人を見ていて、ケイシーはギャビーのようなもっと勝気な女性の方が似合うのかなと思いました（嫌いだけど）。最初の医師フィアンセも勝気なタイプでしたよね。
ブレットは勝気なタイプではないから、これまでのタイプと違うのでしっくりこない気がするのかもしれません。
ケイシーは女に振り回されてナンボのタイプなんだよ。ブレットは振り回さないやん。ええ子やん。好感度ええやん。いわばケイシーみたいな優等生タイプやん。
実際にはカップルて同類の方がうまくいくんだけど、ドラマとしては正反対の方がおもしろいよね。
シーズン9からのクリフハンガーの結末は？
シーズン9の最終話は、レスキュー隊の4名が転覆ボートの中に入ったまま出口を閉ざされ酸素もなくなり絶体絶命！というクリフハンガーでした。
ここで誰か命を落とすのかと心配しましたが、結論からいうと4名とも無事でした。
ただし厳密にはクルーズは短時間死にます。(短時間死ぬ？)
脱出時に海中んj浮いているのをセヴライドが見つけて助け出し、ケイシーの人工呼吸と心臓マッサージでギリギリ息を吹き返すという深刻な事態でした。
ちょっとドキドキでした。
特にクルーズはクロエと結婚、クロエが妊娠という幸せ絶頂期でしたから。
クルーズのPTSD
九死に一生を得たクルーズは、他の人からセヴライドに助けられたことを知ってそら感激よ。
そんなことをおくびにもださないセヴライド男前。
クルーズがセヴライドにお礼を言うところも良かったね。
セヴライドは結構クルーズに厳しいけど、たまに優しいから困っちゃうよなー。
助けられたはいいけど、クルーズは溺死しそうになってPTSDを発症してしまいます。
ガスマスクを顔につけたり、狭いところに入るとパニック発作を起こしてしまい、まともに救助活動が出来なくなります。
みかねたセヴライドが冷たく突き放しますが、婚約者のステラに諭されてクルーズに助け船を出します。
クルーズはセヴライドと他の2名のレスキューメンバーとともに再訓練をしてPTSDを克服します。
ボーデンが昇進
ボーデン署長が昇進します。
地域総括リーダーになったので51分署からいなくなることに。
このことにショックを受けたのはステラ。
ボーデン署長の昇進は祝福しているのに、一緒にいられなくなることが辛いようです。
まぁそうだわよね。私だって辛いわよ、ボーデンみたいな上司がいなくなるなんて。一緒にダイエットできなくなるじゃんか。
ボーデンは一切顔を見せなくなるというわけではなく、地域全体の消防リーダーなので頻繁に顔を出すということです。でもずっといるのとは違うからねー。ボーデン居なくなるのはドラマ的にはちょっとね。
あ、降板するのはボーデンじゃないで。
ボーデンが帰宅
事務員をしているカイリーちゃんの機転で、ボーデンは51分署に帰宅！
まぁ担当地域の中心が今は51分署になっているということにカイリーが地図を見て気付いたというわけだ。へぇ、頭いいじゃん。
そういうわけでボーデンは51分署に戻ってきます。
なんかもうこんな苦労さすなら、最初から昇進とかそういう話なくてもいんじゃね？と思わなくもない。
同じプロデューサーの「ロー＆オーダー：性犯罪特捜班」でも昇進とかけっこう出てくるんだよね。最近はオリビアキャプテンに医者が「引退考えたら？」とかいらんこと言うし。
バイオレットがいい感じ
以前紹介した日系アメリカ人のバイオレットがいい感じ。
決して美人ではないんだけど、175cmのすらりとした長身で、シカゴ・ファイアの現場にあっという間に溶け込んだ感あるバイオレット。
ブレットの相棒も色々変わってきたけど、ずっとパートナーしているかのような安定感があります。
タイプ的にはブレットと似ていてアクの強いタイプじゃないし面倒くさいタイプでもないので、ここ最近では一番お気に入りの救命士です。
笑顔が可愛いし、クセに強いキャラじゃないのですんなり溶け込みました。長くいてほしいな。
バイオレットはギャロとリッターと3人でつるむことが多いです。
クロエが第1子を出産
クルーズの奥様クロエ（可愛い！）が第一子を無事出産しました。
待合室にみんなで押し寄せるところとか良かったね。
実際にはできないことだけど、ちょうど後述のケイシーの件もあるし、「ファミリー」感を強く感じさせる良いエピソードだったと思います。
セヴライドの甘い視線がバチバチ～でたまりませんでした。なぜ産婦人科の受付かナースの人にそんな色っぽい視線を向けるのか。私も向けられたい。
グリフィン・ダーデン
第2話でグリフィン・ダーデンが登場します。
誰やお前。
えーグリフィンというのは、シーズン1に登場したキッズでだな。
そんなこと言われてもわかんないよ。
10年前のことなんかわかんないよ。
記憶にござらないのでググりました。
シーズン1の第1話だったか、ケイシーと仲の良かった同僚のアンディが消防活動中に命を落としたことを覚えていますか。
消防車の梯子から燃え盛る家の最上階に飛び込んで行ったアンディですが、バックドラフト現象で爆発が起こり、アンディは亡くなってしまいました。
アンディには妻と二人の息子がいました。グリフィンは長男です。
アンディが亡くなった後、ケイシーはしばらく妻子の面倒を見てあげていました。確か未亡人がケイシーに言い寄ってケイシーが拒絶した時があったよね。
アンディの妻は親戚を頼って息子二人を連れて引っ越していきました。
そのグリフィンがこんなに大きくなって銃乱射事件を起こしそうな顔して現れました。
グリフィンは父が死んだ場所、どうやって亡くなったのかケイシーに聞きにやってきたといいます。
グリフィンはステラライド・ケイシー宅で数日過ごします。
グリフィンはどこか悲しげ。
ケイシーは事情を聞きます。
グリフィンは重い口を開きます。グリフィンの母はアンディの死から立ち直れず、あちこち引っ越しを繰り返し、飲酒運転を4度も繰り返して施設に入っているそうです。今は叔母さんがグリフィンと弟ベンの保護者になっているそうです。
心配になったケイシーは数日後にオレゴンまでグリフィンとベンに会いに行くことを約束します。
2～3日の旅程でオレゴンに行ったケイシーは、グリフィン達の生活に愕然とします。
家は散らかり放題、シンクには汚れた皿が積み重なり、冷蔵庫には何もなくドアが半開き。
聞けば、グリフィンと弟ベンの保護者になった叔母さんは実は数か月前に出ていったそうです。（反抗期のベンが追い出したんだったかな？二人ともまだティーンです。）
でも保護者がいないことを行政に知られると、グリフィンとベンはフォスターケア行きで兄弟がバラバラにされてしまいます。だから叔母がいなくなったことは隠しているそうです。
ケイシーは学校とソーシャルワーカーと話し合い、「自分が二人の保護者になってシカゴに連れて行く」と伝えますが、グリフィンやベンはやっと生活基盤を整えたばかりで友人などもいるし、母親も近くの施設にいるのでシカゴに連れて行くのは無理だろうと言われてしまいます。いや、無理じゃないでしょ。。。とも思ったんだけど、都合上仕方ない。
ケイシーにも反抗的なベンはドラッグやら悪事に手を染めそうな勢いで、心を開いてくれません。
でもケイシーはベンの机の上にケイシーとダーデンの消防士バッジが並んで置いてあるのを見つけます。
ケイシーは考えました。そして決めました。
さようなら51分署
ケイシーは51分署を去り、オレゴンでダーデン兄弟の面倒を見ることを決意します。
え？ホワッツ？
キャピターンという責任重大のポジションにいるのにそんな簡単に辞めるん。
ハーマンに話したら「ケイシー、俺たちに説明なんてしなくていいんだよ。誇りに思うよ。」とか優しいこといいよる。
ボーデンに話したら「オレゴンで仕事探しに推薦状必要だったら書くー」とかいいよる。
セヴライドはあんな男前の感じで「寂しくなる」とかいいよる。
私は「みんな理解よすぎじゃね。」といいよる。
でもね、皆もよく聞くと思うけど、アメリカ人て本当に頻繁に引っ越すんですよ。だからたとえ私みたいな主婦であっても人の出入りが激しい人生を経験できるというか…次から次へと入れ替わりよるよ。シカゴ・ファイアのように。だからケイシーが突然いなくなることも十分考えられることだとは思う。移民国家ならではですね。逞しい。
でもあれだけ深く強い絆で結ばれていたケイシーとギャビーが違う道を進むことになったり、ケイシーが「家」と呼ぶ51分署（しかもブレットと交際し始めたばかり）を去ったりとなると、結局「絶対」「永遠」というものが存在しないんか…と思っちゃうなー。
同時に自分の「家」を去ってでもやらなければならない事が、時がある、というのも人生の事実ですわよね。人生は厳しい。人生は痛い。「人生はなぁ、人生は痛いんだよォー！」て「冷たい熱帯魚」の人殺しパパが言っていました。
でもそういう人間関係なので、アメリカ人は去る時もサッパリというか気が楽だったりします。日本人からみると最後まで見送りせずにちゃんと挨拶をしたらそれで終わりという姿勢は一見冷たく見えるかもしれない。でもね、たとえば私も毎回日本を去るときは「じゃあね」とさらっと言って心の中で泣いてるわけ。それが私なりの気遣いなのです。アメリカ人の気遣いはそういうものなのかもしれない。まぁ、相手に必要以上に踏み込まないという慣習なだけかもしれないが。去る側からしたら、涙流しながら姿が見えなくなるまで見送られると気が重かったりするでしょう？余計に悲しくなるというか。
なんなら国際空港のターミナル入り口の駐車スペースでバイバイでいいもの。なんでかっていうとメンタルを切り替えなきゃいけないわけ。どこにいても言葉が通じて安全で土地勘もあって頼れる家族もいて自分と同人種が殆どの社会からそうでない場所に行くには、急速にメンタルを引き締める必要があるのです。
そんな時にメソメソやってられないわけですよ。さっさと気持ちを切り替えて、次に何をしなければならないか等を考えなければならない。だからね、引っ越しの多いアメリカ人のさよならの儀式が理解できるし、引き留めようとしないのも理解できるかな。
ドラマから離れてリアルライフの話をすると、ケイシー役のジェシー・スペンサーさんがもう18年間もドラマやってる（「シカゴ・ファイア」の前は「ハウス」）のでそろそろ他のことをやりたいと思ったらしい。あと家族の面倒を見たいとインタビューで発言しているので、おそらく両親の面倒とかそんな感じなのかな。
ジェシー・スペンサー家は父も兄二人も医師という医師の家系。「ハウス」に出演していたのも偶然ではないかもしれないですね。
ヴァイオリン、ギター、ピアノも弾く音楽家らしいし、俳優以外に興味が出てもおかしくないですよね。
あと豪出身なので故郷に帰りたくなったかもしれないし。
そういうわけで今回は俳優の降板を踏まえて脚本が書かれました。第5話でちょうど200話ということもあって、シーズン1のダーデン家の息子二人に絡めてはどうかということになったそうです。
まぁ10年前に面倒を見たとはいえ10年も音沙汰ないのに突然登場させて面倒見ることになるというのも相当強引な話ですけど、仕方ないですね。
あ～でも最後悲しかったわぁ・・・
特にね、ひとりでこっそり51分署を出ようとしたときに男どもが「最後のさよならもなしに行くつもりか？」と現れるところ。
セヴライドとハグするところで男泣きした。女だけど。
セヴライドがケイシーをハグしたのって初めてじゃない？
しかも「アイラブユー、メーン」て言った。言われたい。
ケイシーの肩越しに見せるセヴライドの寂しげな表情がまた良かったなぁ。
実を言うとケリー・セヴライドは私のタイプの男性なんですわよ、おほほほ。
今後のシカゴ・ファイア
えー、ケイシーという主砲を失ったシカゴ・ファイアは今後どうなるのでしょうか。
ちょっと不安ではありますねぇ。
「ウォーキング・デッド」のリックが降板したのと同じケースですからね。
俳優も同じキャラクターを10年もやってると大体飽きてくんだな。
「ロー＆オーダー：性犯罪特捜班」のステイブラー刑事（クリストファー・メローニ）もシーズン11くらいだっけか、辞めたの。でも10年後に戻ってきましたけどね！「ロー＆オーダー：オーガナイズド・クライム」というスピンオフで！（絶賛鑑賞中、めちゃくちゃ面白い）
ケイシーはダーデン兄弟の次男ベンが18歳だかになるまでの3年間をオレゴンで過ごすという設定なので、もしかしたら戻ってくる可能性はあるということです。だからケイシーもドラマ内で殉死させなかったそうです。
ブレットとも別れることを選ばず、遠距離恋愛を続けることになっていて、このあともケイシーは音声だけでも出演すると言われています。チャットとか電話とかでだね。
全然いいよねー、3年後に戻ってくる設定でも。
戻ってこないとなるとブレットとの恋仲もあっさり終わってしまうということもありますし、ガックリきてしまいますが…
ギャビーもその可能性はあると言われているけど、他のドラマや映画で活躍しているうちは戻ってこないでしょうね。
ジェシー・スペンサーが他の仕事に飽きたり（もう仕事しなくていいくらい稼いだかも）、ケイシー役に戻りたくなってくれればいいな。
それからケイシー役の穴埋めをどうするか問題ですね。
これは難しいよね。主役だもの。「ウォーキング・デッド」もリックいなくなってからまったく見る気が起きないし。
まぁそれでもシカゴ・ファイアはセヴライドが残っているし、ドラマも面白いので（「ウォーキング・デッド」はグダグダになってしまった）なんとか生き残ると思いますが。
誰か新しいキャラを投入するのかどうかは不明です。
ステラが副隊長に昇進したので、セヴライドがキャプテンに昇進してステラとハーマンが副隊長の二人としてやっていくのかな。でもステラとハーマンは二人とも同じ隊で、レスキュー隊（squad）の方じゃないんですよね。
新しいキャラを入れるとしたら誰が適任かなぁ！
そういうわけで、ケイシーが突然いなくなってしまった「シカゴ・ファイア」。今後は寂しくなるなぁ・・・
