ここしばらく「ヴァイキング~海の覇者たち~」の記事しか書いてないな。
ヴァイキング面白いから観ていない人は是非観てみてよ。
あまりに面白いから戦術本とか読み始めちゃったぐらいだから。
「ヴァイキング~海の覇者たち~」シーズン6第3話と第4話のあらすじと感想です。
【ヴァイキング~海の覇者たち~】シーズン6第3話・第4話あらすじと感想
シーズン6は前シーズンのようなぶっ飛びシーズンではないので安心していますが、それでもヴァイキングがこのシーズン6で終了するのが理解できました。
アイヴァーはインパクトがあるし愛すべき憎みキャラだしインパクトがあるし、ビヨルンはシーズン2からずっと脇を固めてきた。ウベはラグナルの頼れる次男として好感度大のキャラに成長したし、ラゲルサは永遠にフォーエバーな女帝、トービとグンヒルドも好感が持てる。
群像劇と化したヴァイキングは、味のあるキャラが揃っているし、それなりに面白い。
しかし。
ラグナルがいない。
もっと言うと
ロロもいない。
やっぱり、これが大きいです。
シーズン4を終えたとき、「ラグナル不在でヴァイキングはやっていけるのだろうか」という不安はやはり的中しましたね。
浮気虫ビヨルン
妻グンヒルドと結婚して間もないというのに既に浮気虫がチラつくビヨルン。
よりにもよって妻グンヒルドの召使であるイングリッドに誘惑されます。最初は「僕は妻を愛している」と言って誘惑をはねのけますが、結局誘惑に負けてしまいます。それも生贄の儀式の際中に。
なんでいつもビヨルンは生贄の儀式のときに浮気しるの。
ビヨルンてラグナルより浮気虫だよなー。
ラグナルはラゲルサとアスラウグだけだったよね?ビヨルンはポルン(家出)→トービ→サーミ人の王女(戦闘で死亡)→グンヒルド(現在妻)→イングリッドと浮気(←今ここ)かな?5人目か。
ビヨルン好きだったけどパートナーに飽きたり浮気ばっかりしてるからだんだん魅力が減ってきた。
そんなビヨルンですが、悩んだ末にオラフ王に囚われている美髪王ハーラルの救出に向かうことを決意します。
美髪王ハーラルの運命やいかに
美髪王ハーラルは本当にオラフに囚われているのかなーと少し疑ったら、本当に囚われていました。疑ってごめんなさい。
あのハーラル王のダウンヘアスタイル初めて見ました。なんか可愛い。
オラフ近臣の小人がハーラルの食事の世話をしてあげています。
ハーラルは自分を逃がしてくれれば王の座に就かせてあげるよ、と嘘で釣ろうとしますが、全然釣れません。
でも小人は「剛勇ビヨルンが大勢連れてやってきたわよ。多分貴方を助けに来たのかもね。」とハーラルに言ってたので、ビヨルンが借りを返そうとしているのは一応ハーラルに伝わったわね。だけどさぁ・・・
ビヨルン達は海からこっそり泳いで岸に向かったところ、火に包囲されて弓矢を射られてしまいます。
この戦いはないわよぉ。
ビヨルンて戦術とかあまり立てないのよね。この火による包囲戦略は、ビヨルンとウベがウェセックスのアルフレッド王のためにハーラルを相手にした野戦で使った戦法ですわね。
ハーラルが支配していた町の地形はよく知らないけど、山側からの攻めはできないのかしら。源平合戦の義経の奇襲攻撃みたいな。
海からしか攻められないとしても、全員海中てのはマズイのでは…。
ビヨルンはアイヴァーとの戦いでもアイヴァーにやられっぱなしだったし、もう少し戦略を練って欲しいところですよね。
さぁ、ビヨルン達はこの危機を跳ね返してハーラルを救出できるのでしょうか。
ハーラルは最初嫌いだったんだけど、前シーズンの愛妻家ぶりに草が生えまくり。
妻はものすごく大事にする一面を見せられては、嫌うに嫌えないのよね。さらにビヨルンの命も(迷った末に)前シーズンで助けていますし。
オラフの意図は
ビヨルン達は火の海からは逃れますが、野営地を完全に包囲されてしまいます。
オラフから会合したいという伝令を受け、ビヨルンは「美髪王ハーラルと直接会うという条件」で会うことに同意します。
意外なことにオラフはノルウェーの内ゲバに飽き飽きしているようで、ノルウェー統一王を立てたいという。
あ、そうなの?
で、初代ノルウェー統一王としてビヨルンを立てたいんだってさ。
ハーラル王としては納得いかないだろうけど、今や囚人の身、それにビヨルンが助けに来てくれた恩もあるので納得せざるを得ないというところでしょうかねぇ。
フロキに関して
フラットノーズはアイスランドで起きたことをすべて話します。娘と息子を殺されたので復讐したことも。
ビヨルンはフロキがひとりでどこかに歩いて行ったというフラットノーズの話を信用できず、フロキが戻らなければフラットノーズに責任を問うと言います。
フロキはあの洞窟で死んだのかね?
あの死に方だったら皮肉でフロキに相応しい死に方だったと思うんだけど。
生きてても、もうフロキというキャラには好感持てなくなっちゃったからなぁ。シーズン5のフロキなんか最悪だったし。アセルスタン殺してからダメダメだね。
世代交代したってのもあるけど、かつてのイケイケフロキを観てきた視聴者としては、シーズン5の体たらくは観るに堪えがたいものがありました。
そもそもシーズン5全編を通してフロキの粗筋はつまらなかった。ラゲルサとの対話だけが貴重なシーンだったし。
ウベ王
ビヨルンがハーラル王の救出ミッションで不在の間、カテガットの統治はウベに託されます。
前シーズンからウベの株が爆上がり。
浮気虫ビヨルンよりよっぽど好感度大のキャラだよ!
トービを大事にして、ビヨルンとトービの子どもたちも大事にして、おまけに母を殺したラゲルサさえ許して協力し合うなんてな。
その上、ビヨルンのように感情の起伏が激しくないし冷静だし、最終的にビヨルンより立派な王になりそうだよな。
ウベだけは死なないで欲しいです!
さてウベとトービは、子供たちをラゲルサに預けてカテガットに戻り、ビヨルン不在を預かります。
ウベ、トービ、グンヒルドの3人の安心感いいな。
アスラウグは長らくカテガットの女王に君臨していたけれど、ヴァイキングの女王はラゲルサやグンヒルドのような女傑が似合う。
ウベは、アイヴァーPTSDでボロボロになっている弟ヴィットゼルクをなんとか立ち直らせようと、シルクロードへの交易の旅師団を任せようとします。
シルクロード方面はアイヴァーいるから行かない方がいいよ。
でもヴィットゼルクはひたすらアイヴァーの幻影と幻聴、それからアイヴァーに生きたまま焼き殺されたGFソーラの幻影に悩まされ、立ち直ることができず、ウベに勘当されてしまいます。
マッシュルームでトリップしながら酒飲んでるヴィットゼルク。がんばれ負けるな。
ラゲルサに新たな試練
新しい村に移住して隠居生活を始めたラゲルサ。
噂を聞きつけて村の住民がラゲルサを訪ねてきます。
聞けば村の男たちは殆ど戦死して女子供と老男しかいないと言います。
女戦士ラゲルサを慕う村民たちをラゲルサは激励します。
しかし、そんなラゲルサを付け狙う男の姿が。
第1話でビヨルンが殺さずに追放したアイヴァー残党の男たちです。(ちなみに顔に焼き印を押されています。)
賊はラゲルサではなく、ラゲルサを訪れてきた村民たちを襲いました。殺され、レイプされ、家畜を奪われた村民たち。
厭戦から剣を置いたラゲルサですが、再び剣を取り村民たちと戦うことを誓います。
女たちは盾の乙女たちとなって立ち上がり、老男や子どもたちも立ち上がります。
ラゲルサは子供たちを監視役や高所からの射手にし、戦略を練って賊を迎えます。
子どもたちは木の上から監視し、煙を立て、角笛で賊の襲来を知らせます。
この戦いは良かったわー。久しぶりに満足できるヴァイキングの戦いでした。
監視役の子供を無残に殺す冷酷無慈悲ぶりから始まり、賊が村に深く侵入したところで猛攻撃をかけるラゲルサたち。
高所の岩場と住居の屋根から弓矢を射て、ラゲルサたちが白兵戦を仕掛けます。
賊たちは馬乗ってたね。どっか略奪してきたんだろうな。
騎兵の機能は、敵軍への威圧、機動力を生かした奇襲、敵軍の背後遮断、突進により敵軍の隊列を乱すことにある。
一方で、騎兵は防御力がほぼゼロに近いので、ラゲルサたちの狭い村では逆に不利に働くんじゃないかしら。
ラゲルサたちのコンビ攻撃で賊は潰走します。
村が勝利に沸いた瞬間、ラゲルサの孫のハリ(トービとビヨルンの息子)が隠所から出てきて死んだ賊の剣を取って「見て!ラゲルサ!」と騒ぎます。
それを見た賊の騎兵(リーダー格、名前はホワイトヘア)がハリ目がけて突進します。
ハリ、ヴァルハラに向かいます。
賊は必ず戻ってくると確信するラゲルサは、村民の信を問います。
村民は死ぬまで戦うことを決意。
他方、カテガットでは何故かグンヒルドが村民が賊に強襲されている夢を見ます。
グンヒルドはラゲルサの村だとほぼ確信しており、行ってみることにします。
心配でたまらないトービは自分も行こうとしますが、ウベはカテガット統治にトービが必要だといい、トービはグンヒルドを信じてカテガットで待機することにします。
アイヴァーとキエフのオレグ王
キエフにいるアイヴァーはイゴールとゲームをしたりノルウェー語を教えたりします。
オレグ王は兄弟のディアをひっ捕らえ、犬のように口に鎖をつけて犬小屋に閉じ込めます。
これを見てイゴールが「あーっはっは!」と笑う。
・・・おかしいか?ここ笑うとこなの?
そもそも人面犬にされているディアは少年イゴールの伯父にあたるわけだよね?
伯父が口を鎖で繋がれて犬小屋に入れられているシーンで爆笑する…という少年イゴールの笑いのセンスが私には分からないんだけど。
百歩譲ってヴァイキングの死ぬか生きるかのジョークはまだ理解できるんだけど、キエフ公国の笑いはもっと分かりません!
隣で少年イゴールが爆笑しているので、とりあえず社交的な笑みを浮かべたアイヴァーだが、よく見ると叔父のディアが人面犬にされていたので、これにアイヴァーがドン引きする。
まあ、あんたもドン引きするタマじゃないけどな。
でもこういう風に不安になるアイヴァーは好きですよ。
そこでアイヴァーはイゴールを手なづける作戦に出る。イゴールに「キエフにあるものはすべてお前の物」と吹き込むのだった。
ヤバいんじゃないのかなー、このガキもガキだからきっとうっかりオレグに「アイヴァーが言ってたんだけどキエフにあるものは僕のものって本当?」て言うに決まってるじゃん。
で、アイヴァーの隠密行動はやっぱりオレグに伝わってたようで、オレグがアイヴァーに「今度俺を裏切ったらお前も人面犬にしたるー」だか何だか(正確な台詞は忘れた)言って脅す。
アイヴァーを殺さなかったのが不思議だけど、オレグがアイヴァーをまだ生かしてるのは何故なんだろうね。ラグナルの息子だから?スカンジナビアを征服したときの傀儡政権にアイヴァーが必要だからかな?
アイヴァーは人面犬ディアのところにこっそり行き、オレグを王の座から引きずり下ろしたいと言います。アイヴァーがディアと組むのか…いま二人ともcrippledだけどどうすんだろうな。
アイヴァーの狙いは?キエフを征服してその足でスカンジナビアを奪還するつもりかな。