
Netflixオリジナル【エクスティンクション/地球奪還】のあらすじ感想です。
「クラッシュ」で苦手になったマイケル・ペーニャの好感度は増したが、映画は後半からアレレのオジサン系で終わってしまったアクションスリラーでした。
【エクスティンクション 地球奪還】作品情報
原題:Extinction
公開年:2018年
監督:ベン・ヤング(アニマルズ・愛のケダモノ)
出演:マイケル・ペーニャ
リジー・キャプラン
レックス・シャープネル
エマ・ブース
マイク・コルター
上映時間:95分
言語:英語
主演はマイケル・ペーニャ、友人役に「アニマルズ・愛のケダモノ」のエマ・ブース、海外ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」や「ルーク・ケイジ」のマイク・コルターが出演しています。
【エクスティンクション 地球奪還】あらすじ
何者かが地球を襲う夢にさいなまされるマイケル・ペーニャ。ペーニャの言うことを信じなかった妻アリスだが、ある日突然、ペーニャの夢が現実のものとなる。
何者かが大規模な襲撃を始め、人々を殺戮し始める。ペーニャは妻と娘二人を連れてシェルターに逃げようとするが…
【エクスティンクション 地球奪還】感想
「アニマルズ・愛のケダモノ」の監督は一風変わった作品とエマ・ブースがお気に入り?
「アニマルズ・愛のケダモノ」でセクシー猟奇殺人犯を演じて私を文字通り唸らせたエマ・ブースだけど、やっぱピカリと光る存在感が半端ない。本作では脇役なんだけど、しっかり大事な仕事をこなしてる。たぶんマイ女優ベスト10に入るね。
本作での出番は少なかったので、もう少し見たかったけど。
ペーニャの奥さんアリスにも秘密があるんだけど、ネタバレされたあとは「ああ、なるほど」と思える雰囲気をずっと醸し出していて効果的でした。
ペーニャは「クラッシュ(感想ここ)」や「エンド・オブ・ウオッチ
(感想ここ)」ですっかり苦手な俳優になってしまったんだけど、本作でやっと挽回してくれた。どう見ても善人顔だからファミリーマンとか気のいい友人役とかのほうが似合うと思うのね。
クラッシュのようにアメリカのごてごてヒスパニック役やエンド・オブ・ウオッチのようなDQN警官、フューリーのようなイケイケ兵士はミスマッチな気がしてしょうがない。好みかもしれないけど。
ほか「ジェシカ・ジョーンズ」や「ルーク・ケイジ」のマイク・コルターも存在感を放っています。
近未来的な地球でエイリアンが襲撃してきたかのような設定なんだけど、壮大なネタが仕込まれてて、実は襲撃よりもそれがメインストリームの話というこれまでにあまりないタイプのオチなのね。
それはそれで風変りだけど、エイリアン襲撃でサバイバルを期待していた私としては大きな肩透かしを食らってしまいました。「人間とは?」「差別とは?」「生存とは?」を問うこのオチに心を揺さぶれるかどうかはあなた次第。
私はエイリアンのシェルが壊れて中身が見えた時が興奮のクライマックスで、そこから先はどんどんトーンダウンしてしまいました。
でも襲撃シーンはかなり迫力あり、宇宙戦争、ワールド・ウォーZ
、スカイラインー征服ー
のようなアクションを楽しめます。とりわけ高層マンション内にもエイリアンがわらわらと入ってきて、つぶさに仲間を始末していく模様は非情でハラハラしました。