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【ナルコス:メキシコ編】シーズン2第6話あらすじ感想

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Photo courtesy: Narcos Mexico@Netflix

ナルコス祭りに嫌気がさしているでしょう?

順調にPVは下がっていますが、ナルコス祭りはまだまだ続きます。

Reprisalも観終わって感動したところなんで、最終話まで観た感想を書かないといけないのだけれど、ちょっと待っててね。誰も待ってないと思うけど、未来の貴方は待ってるに違いない。

【ナルコス:メキシコ編】シーズン2第6話のあらすじ感想です。

登場人物の紹介はこちらをどうぞ

 

【ナルコス:メキシコ編】シーズン2第6話 あらすじと感想

さぁ麻薬王ミゲル・フェリックスの運命、雲行きが怪しくなって参りました!

前回はコロンビア人たちと最古参ガルフ・カルテルの麻薬王に華麗に騙されてすっかり虚仮にされてしまったフェリックスですが、帰路で何者かに襲撃され、ますます不安と苛立ちが募ります。

また、今回のエピソードはミゲル・フェリックスが過去を思慕するシーンが多かったです。まず、元妻と子ども二人に会いに行ったこと。元妻マリアには「疫病神、二度と私たちの前に現れないで」と怒られますが、現在の雲行きが危うくなってきたので、良かったころを思い出しているのだろうと思いました。

あとは最後に「for the people」の政治演説に集まってくる人々を見た時。過去に自分の周りに人が集まってきたとき、自分の周りに人がいた時代に思いを馳せているのでしょうね。

 

ミゲル・フェリックスと与党PRI

フェリックスは与党PRIで次期メキシコ大統領とされる男の兄弟に会いに行きます。当選の暁にはカルテルに便宜を図るように今から恩を売ろうとする企みでした。しかし男はガルフ・カルテルの麻薬王フアン・ゲラから話を聞いたといい、信用が大事と強調してフェリックスを追い返します。

フェリックスはこの兄弟を金で丸め込もうとしたのですが、この兄弟はメキシコ全体の民営化を進めていて、富裕層の友人たちをさらにリッチにさせていました。5年の間に1人しかいなかったメキシコ人ビリオネアは24人に増えていました。つまり、民営化されたメキシコ全土の企業から莫大な資産を約束されているため、フェリックスからの金には興味がないというわけです。

恐ろしやー。麻薬カルテルも恐ろしいけど、それよりも腐った政治家たちが恐ろしい。

 

アマドは飛行機の競売へ

フェリックスは罠にはまってカリ・カルテルからのコカイン取引量を増やしてしまったので、コカイン輸送に使う飛行機を入手するために、アマドを飛行機の競売に送ります。

DEAはアマドが購入した飛行機全機のモデル番号を書き留め、そのうち一機に追跡器を取り付けることに成功。飛行機を追跡します。

DEAはおそらくコカインを押収することでミゲル・フェリックスを窮地に立たせる戦略のようですね。これはおもしろい。

 

ティワナ・カルテル対シナロア・カルテルの抗争が激化

フェリックスが頭を悩ませていることがもう一つあります。ティワナ・カルテルがシナロア・カルテルの倉庫を襲って地下トンネルを掘っていた人民を虐殺したことから、カルテル同士の抗争が激化します。

これがエグイんだ・・・人間ローラーとか、ちょっとバイオレントなシーンが出てくるので気を付けて下さいねー。

コチロコが好きな楽器団の人たちまで殺されちゃって気の毒すぎる…

フェリックスはティワナ・カルテルのリーダーのベンハミンと電話で話しますが、フェリックスが銃撃されたことはベンハミンの耳にも入っていました。ベンハミンは「弱い印象を与える」とフェリックスのリーダーシップを問います。

シナロア・カルテルのパルマ・サラザールは、ティワナとの抗争を止めようとします。そこで部下のコチロコが「フェリックス兄弟の〇〇はいい奴だから、あいつと話付けてくるよ」と申し出ます。(コチロコはS1で、自分のレストランにやってきたアメリカ人観光客を潜入捜査官と勘違いしてラファたちと惨殺した男。)

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コチロコ(byアンドレス・アルメイダ)

しかし、フェリックスがパルマに会いに来て「コチロコは戻ってこない」と言います。フェリックスは、コチロコを売る(=コチロコを殺害)ことで鎮静化を図ったのでした。

パルマ・サラザールは取り乱し、コチロコは仲間の一人だと言ってコチロコの暗殺を止めるように懇願しますが、フェリックスはパルマが自分のカルテルをコントロールできていないと言って去ります。

コチロコは何十発もの銃撃を受けてシナロア・カルテルに殺害されます。

う~ん、コチロコも死亡かぁ。

なお、コチロコを殺害したのは実際にはいくつもの説があって、実のところは分からないとされています。敵、多いもんね。有力な説としては、コチロコがコカインを数トン盗んだためにコロンビアのカルテルに殺されたか、メキシコ警察に殺されたかというところらしい。

どっちにしても、コチロコが殺害されたのは1991年で、フェリックスは1989年に収監されているのでフェリックスは関与していないようです。

ドラマでは盛り上げるためにフェリックスの命令と許可によってティワナが暗殺したことになっています。

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