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【ナルコス:メキシコ編】シーズン2第7話あらすじと感想:パブロがウォルトに接触

ナルコスメキシコ編シーズン2

Photo courtesy: Narcos Mexico@Netflix

消費増税以降、経済指標と消費指標がものすごいマイナスになっているのに、日本政府は「景気はゆるやかに回復しつつある」とか壊れたテープレコーダーのように真っ赤な嘘をつき続けているけど、何なんだ、日本政府は…

どう見たって回復なんかしてないし、回復どころかとんでもなく悪化してるがな!

ちなみに前回は「台風の影響」とか弁解してました。今度は「コロナの影響」と弁解してるに違いない。

真剣にマズイ情況だと思います。

コロナ感染者の移動経路も全然公開しないし(情報開示の判断は地方自治体に任されている)先進国としてはすこぶる無能な国の統治が行われていると言わざるを得ません。

本題。

【ナルコス:メキシコ編】シーズン2も残りあと4話!

早いなぁ、寂しいなぁ、嫌だなぁ、knoriさん喜ぶなぁ。

実は、面白いドラマが終わってしまうと喪失感に苛まされるので、連続視聴したいところをグッとこらえて少しずつ少しずつ嫌らしく観ているんだ。

2月24日にNetflixでベタコーソールのシーズン5が始まるのが唯一の救い!

 

【ナルコス:メキシコ編】シーズン2第7話あらすじと感想

ウォルトがパブロ・アコスタに司法取引を勧める

シナロア・カルテルの麻薬王パルマ・サラザールは仲間のコチロコを殺された(フェリックスの命令でティワナ・カルテルが殺害)ことをパブロに話します。パブロは「古き良き時代は終わった」と言い、フェリックスが必死なことを悟ります。

この二人の会話はフェリックスに盗聴されていたので、フェリックスは今度はパルマを殺害するように命じます。

あんた、何人仲間を裏切れば気が済むんや。

やっぱり麻薬カルテルのような犯罪組織は、協定を結んだ連盟てのはうまくいかないんだなー。結んでなくても殺し合いしてるけど。

ミゲル・フェリックスたちの麻薬密輸用飛行機の監視を続けるDEA(麻薬捜査局)チーム。大使館に女性から情報提供の電話があったと上司から聞き、ウォルトは女性に指定された場所に行くように指示されます。

指定された場所にはミミ(パブロのGF)がいました。

ミミ・ウェブ・ミラー(byソシー・ベーコン)

ミミはウォルトをパブロに会わせます。パブロ自身はまだ考えあぐねていましたが、ミミはパブロに麻薬カルテルから足を洗ってほしいと願っています。

パブロ・アコスタ(フアレスの麻薬王)

ウォルトはパブロに情報提供とフェリックスを捕まえるための協力の見返りに、全面的な免責と証人保護プログラムの適用を約束します。

この二人の対話シーンが重くて深くて素敵だった。パブロはいつも屋根を直しているんで、屋根の上で会話する二人。ウォルトは初めは警戒しますがパブロのあけっぴらげな性格に危険はないと判断し、やがて二人でビールを飲みます。

ともに兄弟を麻薬中毒で亡くしていたことも判明します。壁のあちらとこちらという立場にある者同士が痛みを共有することって現実の世界ではなかなかないよね。

パブロはもう疲れたんだと思うね。ミミの存在も大きかったのかも。劇中ではもう完全にカルテルの仕事やる気なかったな。あと同類の敵アヴィレスを倒して、私的な敵も倒したので、人生でやり残したことがなくなったことと、地元密着型の古参のカルテル民ゆえにフェリックスのビジネス色の強いやり方と肌が合わなかったことがパブロを遠ざけた。

なお、ミミはパブロの子を妊娠していることをウォルトに告げます。(パブロは知らない)

 

フェリックスは大統領選で不正操作

フェリックスは次期大統領選のサボタージュに忙しくしていました。PRI(制度的革命党:1929年から2000年まで71年もの間与党の座だった)の対抗馬のカルデナスが大統領に当選すれば、フェリックスは与党PRIの汚職政治家ともども刑務所行きになります。

中央選挙センターにいってみると、大都市でカルデナス支持者が多いことを知ったフェリックスとPRI汚職政治家たちは、コンピューターを不正に操作しようとします。

コロンビアの政治も糞だったけど、メキシコも酷い。日本の政治も無能だけど…

 

パルマ・サラザール暗殺命令が出る

フェリックスはパルマを殺すために手下を向かわせます(多分、家族も)。

ここでパルマの美しい嫁と不倫していたフェリックスの運転手が、悩んだのちに嫁に電話で知らせます。

間一髪で家族は家から逃げ出し、パルマはフェリックスの手下と撃ち合いになります。生死不明だけど、おそらくパルマはまだ生きてる。

かーむかつくねんフェリックス!これはパルマの肩もっちゃうよねー。こんな目に遭わされたら、意地でもフェリックスに報復したくなるわな。

まぁ、最終的にフェリックスの周りには誰もいなくなるんだろうな。今もいないけど。

 

アマドがパブロに会いにくる

パイロットの友人アマド(常識人)がパブロに会いに来ます。アマドはいまいちど説得しようとしますが、パブロはもうカルテルに戻る気はありませんでした。

劇中では描かれていないけれど、フェリックスはアマドにもパブロを殺すように命令したとされています。

でもパブロはアマドにとっては師匠であり友人だったので、アマドは静かに去っていきます。

このときパブロがロレックスの腕時計をアマドに渡していたけれど、これって以前にアマドがパブロに寄贈したものだよね…

この二人の友情にちょっとグッときちゃった…(あくまでも麻薬カルテルということを除いての話で、ドラマで描かれているキャラへの思いだから誤解しないで!)

 

カルデローニは敵か味方か

さて気になる人物がもう1人。

ウォルトに接触してきたメキシコ連邦司法警察の司令官カルデローニです。

カルデローニは麻薬王フェリックスに電話をかけ、ウォルト捜査官がフアレスにやってきたことを報告。その目的はフアレスにいるパブロに会いに来たことしか考えられないので、フェリックスはパブロも始末することになります。

つまりカルデローニはダブルスパイ!?

しかし、カルデローニがダブルスパイかどうかはまだ釈然としません。

フェリックスのためにカルデローニが動いたのは今回が初めてではなく、S1ではフェリックスを追い込みながらも見逃し(汚職政府高官の録音テープと200万ドルの賄賂を餌に)、前回はカマレナ捜査官殺害に関与していた大物事業家ルーベン・ズノー・アルゼがアメリカの大陪審で証言しないように手を回しています。

そして今回も確かにパブロが寝返ったと思わせる密告をフェリックスにしていますが、多分これらはすべて真のターゲットであるフェリックスを追い込むためだという気がするんですよねー。

カルデローニにしてみれば、フェリックスを追い込むためなら連盟内のカルテルを反目させて殺し合わせるし、他の麻薬王(パブロ)を殺害させることだって厭わない。それよりもフェリックスに近い位置で内部情報を得て最終的にフェリックスを追い詰めることが目的なんだと思う。greater evilを倒すためならevilの命なんか屁でもないという感じ。

これも善悪では語れないよなぁ…正攻法の潜入捜査してたら情報がどこから漏れて正体がバレるか分からないし、警察や政治家に麻薬カルテルの手が及んでしまっているのだから、カルデローニがダブルスパイを演じているのも分かる気がするの。(演じていたとしたらだけど。)もし演じていたとしたら、カルデローニはトリプルスパイですよ。

ね、すごいでしょ、このドラマ。knoriさんてば!

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