どうも
2017年になった実感が沸かない
Gです。
先日の駄作「闇の子どもたち」に腹が立ったので
人身売買や児童買春を扱ってきた映画を紹介します。
日本にいると聞かない話ですが、海外ではいまだに多い人身売買。
お隣中国ではいまだに多数の子どもたちが売られています。
最近も母親が2~3歳の実子を二人売ったことで捕まっていましたね。
しかも新しい彼氏とギャンブルするために…
ヨーロッパのバルカン・トレイユ
ナイジェリアの赤ちゃん工場
中東の児童結婚
ISISの性奴隷
東南アジアの臓器売買、性奴隷
インドの貧困地帯の性奴隷…
人身売買がない地域の方が少ないんじゃないか…
以前、海外で被害に遭わないために日本人女性が気をつけるべきことも書きましたが、誘拐されて売られたりって現実にあるので、映画を見てこんなに恐ろしいことなんだ、ヒドイことなんだと覚えておくと、身の振り方も引き締まります。真実に近い闇情報を頭の中に入れておくと良いかもしれません。
- 人身売買、性奴隷を描いた映画
- ヒューマン・トラフィック(原題:Human Trafficking)
- リリア 4-ever(原題:Lilja 4-Ever/Lilya 4-Ever)
- 96時間(原題:Taken)
- トゥルース 闇の告発(原題:The Whistleblower)
- セックス・トラフィック(原題:Sex Traffic)
- 復讐少女(原題:The Seasoning House)
- イースタン・プロミス(原題:Eastern Promises)
- エデン(原題:Eden)
- ケイジ(原題:Masz Na Imie Justine/Your name is Justine)
- ザ・ピンク・ルーム(ドキュメンタリー)(原題:The Pink Room)
- ハウス・オブ・エンジェルズ
- サウンド・オブ・フリーダム
人身売買、性奴隷を描いた映画
ヒューマン・トラフィック(原題:Human Trafficking)
2005年の作品。
前半と後半の2部に分かれている長編作品です。
捜査官役にミラ・ソルヴィーノ
人身売買の悪役にロバート・カーライル
です。
見応えがあります。
舞台はヨーロッパとアメリカ。
なかなか真実に近い映画だと思いました。
ミラ・ソルヴィーノが売られたフリして潜入捜査したときは、さすがに年齢的にちょっと無理があると思いましたが、ミラ・ソルヴィーノは年を経ても美しい!そしてあのスーパーモデル顔負けの長身のナイススタイルがたまりません。おっさんか。
あとヨーロッパでモデルになるつもりがとんだ羽目になる女の子がめちゃカワです。
現在でもこのような人身売買が横行していますが、グローバル化による経済格差や貧困の増大、人やモノの移動で、人身売買を根絶することは難しいでしょう。
映画を通してでも辛い現実を認識しておくことが必要だと思います。
アメリカのサイトでも評価が高いですよ。
もう1回見よっかな。
リリア 4-ever(原題:Lilja 4-Ever/Lilya 4-Ever)
リリア・フォーエーバーと読みます。
地味に有名な映画です。
16歳の女の子の視点から描かれた人身売買→買春について描かれた映画です。
東欧の貧しい国で、貧しい暮らしをする母子。母はネグレクトで、新しいボーイフレンドとアメリカに行くと言って16歳の娘を置いて行きます。「後で呼び寄せるから」とは言いますが、音沙汰ナシ。
母に捨てられた10代の女の子の悲しい人生が描かれます。
映画を見てるあなたはきっと「私が引き取ってあげるから」と言いたくなるでしょう。
96時間(原題:Taken)
これは割と有名どころですね。
リーアム・ニーソンのクライムアクションですが、緊迫感があります。
ヨーロッパに旅行に行った娘が人身売買業者に娘をさらわれ、父ちゃんが娘を探しに行くという話。
普通なら父ちゃんは迎えに来てくれません。
娘役のマギー・グレイスが光ってて美しいです。
トゥルース 闇の告発(原題:The Whistleblower)
レイチェル・ワイズ主演。
イタリアの宝石モニカ・ベルッチも国連職員役で出演しています。
内戦中のボスニアに派遣された警察官が女の子を保護します。現地で若い女の子を監禁して性奴隷にしている闇のネットワークを告発し、女の子たちを助けようとするのですが、現地警察官や国連職員にまで闇のネットワークの手が伸びていることを知り…
というサスペンス満載の話。
やりきれない思いでいっぱいになります。
セックス・トラフィック(原題:Sex Traffic)
2004年の作品です。
映画ではなくテレビドラマです。
所要時間3時間ちょっと。これもヒューマン・トラフィック同様、前後編に分かれていたと思います。
モルドバの姉妹がイギリスに仕事があると彼氏にそそのかされます。
雲行きがだんだん怪しくなり、気付いた時にはコワイ男たちに囲まれ、売春婦にさせられてしまうという話。
リアルです。
残酷なシーンはあまりありません。
復讐少女(原題:The Seasoning House)
今初めて邦題を知りました。
なんちゅう邦題をつけるんだ!!
邦題のせいでC級感が出ちゃってます?
パッケージもC級感満載なので、実際に見たら非常に驚かれると思います。
なかなか良い作品ですよ。
売春宿で大人の小間使いをさせられる少女の話です。
売春宿って言っても、若い女性は皆クスリ漬けにされていて、逃げられる状況ではありません。まさに性奴隷です。
女性たちに薬を打つのも少女の仕事です。
あるとき、女性の一人が危機に陥ったことをきっかけに、少女が逃げ出そうとする話です。
なかなか緊迫感がありました。
少女と少女を偏愛する元締めの男との関係が興味深かったです。
イースタン・プロミス(原題:Eastern Promises)
ロード・オブ・ザ・リングのヴィゴ・モーテンセンが主演です。
ヴィゴが渋い。
無理やり売春を強要されている女性たちが出てきます。リアルです。
暴力シーンがけっこう過激なので、ご注意下さい。
エデン(原題:Eden)
アメリカの人身売買を描いた映画。
ジェイミー・チャン主演。
ジェイミー・チャン、可愛いですね。
でもジェイミー・チャンには酷い描写出来なかったのかなーと思ってしまいました。
「コロニア」のエマ・ワトソンとか、モーテル?のケイト・ベッキンセールみたいに。
アメリカの場合、人身売買っていうより、家出した女性や貧困女性などをピンプが脅しながら売春させるというパターンのほうが多いように思いますが、これは誘拐して監禁して客の家に連れて行って売春させるというものでした。
この10本の中では一番駄作かな。
ケイジ(原題:Masz Na Imie Justine/Your name is Justine)
リリア 4-everのようにボーイフレンドに売られて監禁されて売春を強要される話です。
主人公はポーランドに住む女性です。
この映画のボーイフレンドは、主人公や主人公の家族が昔からよく知っている男性なので、さらにショックです。
主役の女の子はとても美人です。
ザ・ピンク・ルーム(ドキュメンタリー)(原題:The Pink Room)
最後はドキュメンタリーの映画です。
2011年の作品で、アメリカで2014年にエミー賞を受賞しています。
カンボジアのスワイパック地区で売春をさせられている子供たちのドキュメンタリーです。
56分くらいのドキュメンタリーなので、是非みて欲しいです。
こちらで無料で視聴できます。
日本語字幕が付いているので、是非見てみて下さい。
「可愛い子を連れてきて。可愛くない子を連れて来るなら、お金を返して」
「おじさん、お願い避妊具を使って!」
「避妊具を使えというなら、斡旋者に言いつけるぞ!給料が減るだろ!」
「今日客を取らないなら食事なし、給料を引くよ」
「家族のために言うことを聞かねばならない」
「あの男もあの男の体も大嫌い」
こうしたメッセージが子供たちの絵とともに描かれています。
絵の中には、女の子がベッドに裸で縛られているものもあります。
ハウス・オブ・エンジェルズ
こちらはブラジルの作品。事実に基づいた作品です。ブラジルでは10万人の少女が性奴隷となっているということです。
12歳の主人公マリアは両親に売られ、あちこちに回された後、アマゾンの売春宿で性奴隷にされます。仲間の一人と脱走を試みますが、捕まってしまい…
過激な描写はそこまで見せていませんが、マリアを含め全員がやはり少女ということで映画を通して終始観ているのが辛くなる作品でした。
サウンド・オブ・フリーダム
2023年公開したばかりなので、VODではまだ視聴できませんが、米国では大変話題になった映画です。
現在も国際的な社会問題になっている子どもの人身売買を扱った映画で、事実に基づいた映画です。
米国の国土安全保障省のティモシー・バラード捜査員本人は、自身の役をジム・カヴィーゼルが演じることを強く要求したそうです(制作側は反対したらしい)。
敬虔なキリスト教徒でもあるジム・カヴィーゼルは、ハリウッドにもアメリカ政府にも子どもの人身売買組織が存在すると公言し、断固として戦う姿勢を明らかにしました。
子どもの人身売買撲滅に熱心に挑んでいたトランプ大統領もこの映画を視聴し、ジム・カヴィーゼルを称賛。
エグゼクティブ・プロデューサーには、こちらも子どもの人身売買撲滅を目指すメル・ギブソンの名も。
アメリカでは本作公開時、ハリウッドから公開反対の声もあがったと言われています。(ハリウッドはペドファイルが多いという噂で有名)また、全米各地の劇場で、どういうわけか本作だけ電気系統の故障やらプロジェクターの故障やらなにやらで映画が中断したり上映中止になる事態が起きたため、本作を公開されると都合の悪い輩がいるのではとSNSでも話題になっていました。
私も本作を観たばかりなのですが、人身売買組織を逮捕して子供たちを一斉に救出するために島が利用されています(実際に行われた捜査)。これは、かのジェフリー・エプスタインを嫌でも思い出してしまい、反対の声が出た理由を見た気がします。(エプスタインは2019年に独房内で死亡。自殺とされたが、他殺の声も高い。エプスタインの交遊関係にはビル・ゲイツ、オバマ、クリントン夫妻など著名な人物の名が多いからである。なお、エプスタイン事件ではパートナーのジスレイン・マックスウェル以外、誰ひとり捕まっていないという不可解さ。)