ミセスGのブログ

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オンラインで確定申告可能なのに税務署にID・パスワードを取りにいかねばならない矛盾

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確定申告書の作成会場(税理士たちによる)に行ってきた。

1時間近く早く着いたから呑気にブレックファースト食べてたら、隣のおばさんが電話で

「確定申告来たんだけどさ、早く行ったのに整理券140番だったのよ!だから今珈琲飲んで待ってるんだけどさ~」

と喋っているのを盗み聞きしてから、急いで向かったところ…

時すでに遅し、私がもらった整理券はすでに286番。

こんなの…絶対無理や…娘のお迎えに間に合うかさえ分からんな。

と思い、家に引き返した。

そういえば確定申告は今オンラインでできるようになったよね。と思って調べてみた。

しかし・・・これが曲者。

 

オンライン確定申告にはID/パスワードが必要

オンラインで確定申告をするためには、次のうちいずれかの方法が必要だ。

  • マイナンバーカードのリーダーを購入してオンライン確定申告する
  • ID・パスワードを取得してオンライン確定申告する

マイナンバーカードがあればできると書いてあるものの、それを読み取るためのマイナンバーカードリーダーが必要になり、それが3000円もするらしい。

バカじゃないの?庶民が買うわけないじゃん!

無論マイナンバーカードさえ申請していないので却下。

次にマイナンバーカードがない人でもマイナンバー自体があれば(紙のマイナンバー通知カード)IDとパスワード式でできます、と意気揚々と書いてあるので読んでみる。

が、よく見ればそこに「事前に対面で税務署員と本人確認をしてID・パスワードをもらう」と書いてある。

要するに、どっちにしても税務署に足を運ばねばならないということだ。

バカじゃないの

ID・パスワードを入手するためにわざわざ税務署に出向かなきゃいけないなら、オンラインで確定申告を済ませるメリットほとんどないじゃないの。

オンラインで確定申告ができるようになりました!と謳うなら、ID・パスワード入手のための本人確認もオンラインで出来るようにしてはどうかしら。

オンラインと電話の両方で確認するだとか、銀行やクレジットカードを作ったときのように郵送で本人確認をするだとか、ありますでしょ?

物理的に納税者の足を患わせずに時間も短縮してできる方法が!

日本はよく労働生産性が悪いと批判されているけれど、行政のやり方とか見ているとつくづく生産性の低さを感じるよなぁ。

よく思うことは、たとえばアメリカでは面倒くさいなぁと思ったりもっと楽にできないかなぁと思ったことに端を発してイノベーションが生まれたりするじゃないですか。

フィンテックとかその最たる例ですし、あの人たち基本レイジーなんだわ。でもそれゆえに「いかに楽をするか」を考えてイノベーションが生まれちゃったりする。

ところが日本だと皆が面倒くさいなぁと思っていても、そこから新しいアイデアが生まれるという方向ではなく、「面倒でも皆やってるんだから」という無言のコンセンサスをベースに、ノームから外れた人を見つけて批判するという内向きな方向に向かってしまう。

現に日本はフィンテックの分野で遅れているし、本来なら便利なはずのキャッシュレスを叩く風潮まである。(実際に日本の電子マネーをやり始めて分かったけれど、電子マネーのシステムが複雑すぎてこれじゃ普及しないわ、と感じた。)

突飛な例になってしまうかもしれないけど、児童虐待事件をみていてもそう感じる。人々は児童相談所や容疑者を責めることには余念がないけれども、具体的に虐待を減らすためのアイデアを具体的かつ体系的に提示している人は少ない。

虐待が起きる度に児相に抗議の電話が集中し、マスコミも連日取り上げる。声をあげる行為は良いものの、そこから虐待をなくす改善策につながっているかどうかは疑わしい。

要するにアウトプットにつながっていない気がする。

これではプロアクティブなシステムはとれず、虐待による死者は減らないよね。

冒頭の話に戻って、明日から税務署で確定申告書作成コーナーがオープンするようなので、直接行ってこようと思う。