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【スペンサー・コンフィデンシャル】感想:マー君がトラック野郎になる夢を実現しながら悪を成敗する映画

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スペンサー・コンフィデンシャル@Netflix

Netflixでマー君の顔が突然出てきたので、不覚にも夜中に観てしまいました。

マーク・ウォールバーグことマー君にはそんな勢いがあります。

俳優として云々は置いておくとして、気の良いアメリカ人男性という言葉がピッタリくるマー君。別に特別好きというわけではないのだけれど、「おぉ、マー君、新しい映画出たんか?じゃあ観とくな」と、不思議と手を出してしまう俳優でもあります。なにげにシリアスな役からコメディまでこなせる俳優なんですよね。

マー君の映画は、喧嘩、ボクシング、筋肉、笑い、アクション、銃を観てればいいだけなので、私のような低能IQの人にも敷居が低く、安心して観られます。難解な映画だったり、感想述べるのが面倒くさくて大多数が「考えさせられました」と〆がちな映画、社会派のシリアスな映画の鑑賞にはそれなりの心の準備が必要な時があるじゃない?でもマー君だと「何を伝えたかったのか」「何を見せたかったのか」考える必要もなく、マー君を見せたいんだと分かるから楽なのね!

今回はマー君が十代の頃に荒くれていた地元ボストンを舞台にしたサスペンスアクション映画です。

マー君は貧しい生まれで、十代の頃は悪態をつきながら人を暴行して回る荒くれものだったために25回もボストン警察にお世話になったとWikiが申しています。まぁ、想像つくけど。4児のパパとなった今は、心を入れ替え、タトゥーも消し、ボストンに犯罪歴も消してくれとお願いしたけど却下されながらも良きカトリックとして頑張っているようです。

マーク・ウォールバーグ×ピーター・バーグ監督(「ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」「マイル22」「パトリオット・デイ」)のWバーガーが5度目の再々々々々タッグを組みました。(ちなみにマーク・ウォールバーグの母や兄弟はウォールバーガーというハンバーガーチェーンを経営しており、同名のTV番組も放映している。)

 

【スペンサー・コンフィデンシャル】映画の紹介

原題:Spencer Confidential

公開年:2020年

監督:ピーター・バーグ

出演:マーク・ウォールバーグ、ウィンストン・デューク、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガー、ポスト・マローン

上映時間:111分

途中から凸凹チームが出来上がってきたり、続編を感じさせる終わり方をしていたので、これはシリーズものかな?と思ったら、本作はベストセラー作家ロバート・B・パーカーの「スペンサー・シリーズ」を原作にしているそうです。

評判は上々のようなので、続編が制作される可能性は高いかもしれません。

 

【スペンサー・コンフィデンシャル】あらすじ

頑固できれやすい元警察官のスペンサー(マーク・ウォールバーグ)は、5年の刑期を終えて出所する。恋人(イライザ・シュレシンガー)に部屋からたたき出された彼は、友人のヘンリー(アラン・アーキン)の紹介でホーク(ウィンストン・デューク)と同居する。やがて二人は、スペンサーが服役することになった殺人事件について調べ始める。

スペンサー・コンフィデンシャル-シネマトゥデイ

 

【スペンサー・コンフィデンシャル】感想

荒くれものですぐに手が出てしまうスペンサー。好きなものは正義、トラック、ボクシング、喧嘩、動物。そのまんマー君じゃん。

そんなマー君が演じるキャラは正義感が強いボストン警察の警官である。実生活のマー君はボストンの貧しい生まれで、若い頃は麻薬と酒と喧嘩に明け暮れ、ボストン警察には25回もお世話になっているという黒歴史があるのだが、その黒歴史をそのまま再現したかのようなキャラクターが主人公のスペンサーというわけです。

冒頭、スペンサーはさっそく警部補ボイランをボコボコにして5年の服役を食らう。警官なのに一般棟に他の囚人たちと入る。あれぇ?普通は警官は一般の囚人とは別に入れられるんじゃないんか?

警官が一般の囚人のなかにブチ込まれたら半年以内に殺されそうだがマー君は余裕しゃくしゃくで5年間生き延びます。

刑務所内ではアーリアン・ブラザーフッド(アメリカの刑務所内を本拠地にした所謂プリズン・ギャング)の囚人たちとそれはそれは楽しそうに喧嘩をするマーク・ウォールバーグ。

もうスペンサー・コンフィデンシャルじゃなくてマーク・コンフィデンシャルでいいじゃねぇか。

出所の日にもアーリアン人たちから出所のお祝いという名の襲撃を頂きます。看守が止めると、気が付いたら脇腹にアイスピックが刺さっていました。アイスピックって刺さっても気付かないものなのか…映画の中のマー君の身体はそれはそれは丈夫に出来ています。

アーリアン人の男性を演じたラッパーのポスト・マローンさんはなかなか良かったと思いました。

さて脇腹にアイスピックを刺されながらも無事に出所したマー君は、ボクシングのコーチであり師匠のヘンリー(アラン・アーキン)に引き取られます。愛犬の老犬パールと再会し、ベッドでくつろぎ始めると、隣に巨体のルームメイト、ホーク(ウィンストン・デューク)がいました。

マー君はヘンリーに頼まれて、ホークにボクシングを教え始めます。

一方、出所してまもなくマー君がボコボコにした上司ボイランが何者かに惨殺されます。また、その数時間後にマー君の知り合いの警官テレンスの死体が見つかります。警察はテレンスが上司を殺し、そのあとに自殺した可能性が高いとマスコミに発表しますが、マー君は「テレンスはそんな奴じゃない」と真実を探ろうとします。

ホークもボクシングを教えてもらう代わりにマー君の手助けをします。

というのが筋書です。

真実を探るとはいえ、マー君の元パートナーであるスキッパがずっと怪しそうな顔でニヤニヤしているので、「こいつ黒幕や」とすぐ気が付いてしまいます。

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スキッパー

汚職警官とギャングの癒着がすぐに分かってしまうので謎解きを楽しむようなストーリーではありません。

したがって本作の楽しみ方としては。

①マー君(48歳)の上半身裸の筋肉を楽しむ

②汚職警官にボコボコにされているのに「お前ら、弱ええ」というマー君を楽しむ

③ナタを振り回しながら襲ってくるギャングと闘うマー君を楽しむ

④クレイジーなGFシシーとの激しいなじり合い(前戯)とレストラン便所での激しい性交を楽しむ

⑤犬たちの戯れい合い(たまに襲われる)を楽しむ

⑥不思議系巨人ホークとのズレを楽しむ

⑦マー君が大型トラックに乗って敵を蹴散らすという夢のW実現を楽しむ

ということでしょうか。

警察の汚職とナタ使いギャングという恐ろしい敵が相手であるものの、マー君の持ち味であるコメディ感のおかげで背筋を凍らすことなく観ていられるし、不思議系巨人ホークの変人ぶりやぶっ飛んだGFシシーをマー君と絡ませることでふとした笑いをタイミングよく挿入している。

緊張感の合間に笑いを挟むといった、テンポ良く安心できる映画で、視聴者に親切な映画といえます。

奇しくもふかづめさんが「オンリー・ザ・ブレイブ」の映画批評でジョシュ・ブローリン、ジェフ・ブリッジズ、カート・ラッセルが大型トラックが似合うということで

トラック系俳優

シネマ一刀両断-ふかづめ

と呼んでいたのだけれど、「バーニング・オーシャン」でカート・ラッセルの弟子だったマーク・ウォールバーグも間違いなくトラック野郎だと思うの。 しかも、まだ見習い中の(年齢が彼らよりちょっと若い)。

本作ではマー君が出所後に大型トラックのクラスを受講しています。(実際には受講中に「ボイランは何故殺されたのか?」とかメモ書きしていて先生の言うことを聞いていません。)

また、大型トラックの受講クラスの前には「ブラック・ベティ」と呼ばれる全身真っ黒のそれはそれは美しい大型トラックのヘッドが飾られている。

終盤、いよいよ敵と対峙するときに、マー君はこのブラック・ベティで敵の車列に突っ込むという大それた計画を実行することで、敵を粉砕&トラック野郎として華やかなデビューを飾るという一石二鳥を実現する。

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ブラック・ベティで突っ込むトラック野郎マー君(右)と不思議ちゃん系ホーク、巨体のくせに存在感がTドッグ並み(左)

ブラック・ベティは間違いなく1000万円以上もするトラックに違いないので一体あの弁済をどうするのだろうかと気になった。(私なら敵が残したドラッグマネーをちょこっと頂いて弁済することにする)

金曜日の夜にポップコーンとアイスクリームを食べながら観ると良い一作です。