おはよう、マイ・フェロー・ジャパニーズ。
これ一度言ってみたかった。アメリカ大統領がTV画面で国民に直接語りかけるときに「マイ・フェロー・アメリカンズ!」て言うじゃんかさ。
日本もメイク・ジャパン・グレート・アゲイン!MJGA!とか言ってみるか。MJGAじゃ言いにくい。そういえば日本の政治家がアメリカ・ファーストを壮大にパクってたけど、いつもアメリカをパクるよね、日本の政治家って。自分たちの頭で考えられくなってるんじゃないかと心配になりますよ。
うちのアメリカ人旦那は所謂ネトウヨなんですけど「しょーがない、俺が日本の政治家になるかぁ!中国韓国は俺に任せな!」とか言う。あんたアメリカ人だから無理。
さて、日本はとても暑いようです。家族、友人、読者の御三方から「暑いです」という声を頂戴しております。連日30℃超えは暑いよね。台風もきているようだし。やだなー帰りたくなくなってきたー。
さてさて、脈略のない前置きをしてあなたの貴重な時間を奪ったあとは、ビーチに行ってきた話でさらに時間を奪います。
あまりアウトドア派ではない夫婦ですが、娘の希望でビーチに行くときはいつもシールビーチ(Seal Beach)に行きます。
旦那がふと
「ベース内のビーチ行ってみる?」
と聞いてきました。
「ベース内のビーチ…?何それ?ベース内にビーチあるんか?」
「あるよ」
なんでも、いつも行っていたシールビーチの隣にあるらしい。
「…え…お前、なんでもっとそれ早く言わないの?」
「言いましたー」
「言ってません」
「言ったね」
「言ってないね」
「絶対言った!」
「絶対言ってない!言ったとしたら、それ、あてくし宛てじゃない、誰連れていきやがった、コノヤロー」
という感じで恒例の首絞めバトルからマフィントップ掴みバトルへと転がったところに「ドッグ・パイル!」と言いながら娘が乱入、三つ巴の戦いを経て息をちょっと切らしたあとにビーチへと向かいました。※マフィントップて何よ、という人はこちらの記事を見てネ!
シールビーチ米海軍基地
シールビーチはどこかと言いますと、ロングビーチの隣になります。ロングビーチはロスアンゼルス郡、シールビーチはオレンジカウンティ郡になるので、ちょうど郡の境界に位置します。
シールビーチはお金持ちのエリアですが(だいたい海岸沿いは住宅価格が高い)、5~6年前にビューティーパーラーで銃乱射事件も起きています。とても銃乱射が起きそうなエリアではないのに。銃反対ー!
ほとんどグレーになっているのでお分かりになると思いますが、シールビーチの中央の白い線の右側がそっくり米海軍基地になっていて、その面積なんと5000エーカー。
5000エーカーって…
プーさんの森の50倍の大きさじゃんかさー。
ここはまだ一般道路です。真正面の廃墟ビルは、旦那がパトロールしていた頃、「幽霊が出る」「変な音が聞こえてくる」「誰もいないのに人の気配がある」という噂があって、みんながパトロールしに行くのを嫌がっていた場所だそうです。だから旦那が行く羽目になっていましたー。
「楽しかったべ?」と聞くと
「なに言ってんの、あんた!楽しいわけないでしょっ、怖いわよ!」と言ってました。人間とか動物とか現実的物体は怖くないけれど、超常現象や非現実的エンティティは割と怖がるのは、もともとカトリック教徒だからなのでしょうか。
ちなみにこの建物、以前はボーイング社の飛行機の組立工場だったようです。今は近隣にボーイングの新しい工場が建っています。
正面入口のゲートを通って中に入ります。
あっちこっちにいるわいるわ、リスが。
めっちゃいっぱいその辺を走ってました。話盛らずに、何十匹って走ってました。
鳥みたいに見えるのは、フロントガラスについた鳥のフン。洗車してない、ごめん。
ベース内のビーチ
電車の線路が見えますが、船で運ばれてきた武器を運び込むためのものです。
のどかですね。とても基地内とは思えない。
フェンスの向こうは一般道路で、いつもシールビーチのビーチに行くときに通っていた道…まさか、基地内のビーチはいつも行っていたビーチの隣にあるんじゃ…
ビーチフロントの家はやっぱり値段が高く、1億は下らないのでとても手が届かないのですが、別荘用として購入してバケーションレンタルをしている場合も多いと思います。こんなところで数日ゆったり過ごすのもリフレッシュできそうですよ!
なんか道細くなってきた。Uターンできなそうだけど大丈夫かしら。
到着したら、そこはいつも行っていたビーチの隣でした。
基地内のビーチが無料で利用できるのに、私たちはこれまでわざわざ混んでいるビーチで駐車場探しに苦労して6㌦だか駐車場代払って行ってたんですか、お父さん。8年も。
「お父さん、お前、なんでもっと早く言わない?」
「言いましたー」
「言ってませーん」
「言ったね絶対」
「言ってないね絶対」
という感じで、この日は同じ押し問答を4回くらい繰り広げました。
右側の白い家みたいなのがトイレで、サイドにちゃんとシャワーが2つ付いてました。
左側は基地内の入り江で、ここで軍艦の給油をします。
この辺一体もボートで警備していたのでよく知っているようです。
こうしてみると、パトロールの範囲が広くてけっこう大変かもしれない。
到着したときは、1組の大人数グループしかおりませんでした。小さなビーチハウスがあって、そこで誕生日パーティを開いていたようです。
私たちより若かったので、たぶんアクティブ(現役)の軍人さんたちだと思います。デブってなかったし。タトゥーがけっこうがっつり入っていたので、海兵隊員とそのご家族のような雰囲気でした。
パトロール・ボート
ビーチを出たあとは、基地内を走って旦那のかつての職場を見学してきました。
RVパーク with 娘のパンツ
米軍基地内にはRVパークというものがあります。RVとはレクリエーション・ヴィークルのことで、分かりやすくいえばキャンピングカーです。
アメリカのジョブマーケットは、かつての日本のような終身雇用が保証されるようなものではないので(日本もすでに壊れつつあるけど)、アーリー・リタイヤ(早期退職)をする人も多くいます。
早期退職して、RVを購入してアメリカを旅行して回る人もけっこう多いです。
米軍基地内にはRVパークがあって、キャンピングカーを止めてそこに滞在することができます。
アメリカのキャンピングカーは大型なので、都市部では場所も確保しなければいけませんよね。よくショッピングセンターの駐車場などに止めている人もいますが、切符をきられる可能性もあるし、原則、所定のRVパークに行かなければいけません。
米軍基地内にはほぼRVパークがあるので、米軍所属の人はこれを利用することができます。
そこで帰りにRVパークもちらっと見てきました。
ダッシュボードに置かれた娘のパンツが写っちゃってる。濡れたので乾かしているんだけど、怪しいわな。
各ピットにはシャワー用の給水ポンプや下水道用のポンプなど備え付けられているようです。凄い。
なお、RVパーク内にはトイレとシャワー施設も完備しているので、そちらも利用できるようです。
キャンピングカーの洗車場までありました。娘のパンツでよく見えねえな。
基地内には小さなスーパーのようなお店もあるので、必要品も足りなくなったら基地内で用意できそうです。
えーこりゃ、いつか絶対決行するしかないでしょ、アメリカ横断ロードトリップ。
この日はカリフォルニア州北部とオハイオ州で銃乱射事件があり、多数の人が命を落として間もない日でしたので、半旗が掲げられていました。
娘のパンツと一緒にアメリカ国旗を映しちゃって申し訳ございません。