ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

アメリカ小学校 Honor Roll での残念な体験


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少し前のこと、家族でがっかりした出来事がありました。

娘が小学校卒業時、ストレートAの成績優秀者だけが招待されるHonor Roll というイベントに学校から招待されました。

といっても娘は途中から転校してきたので、プリンシパル(校長)が選んだ枠での受賞です。

授与式のあと、受賞者と家族でお食事会が開かれました。

子どもたちは学校後にそのままスクールバスで会場に向かい、保護者はそれぞれマイカーで会場へ向かいました。

私達は5分ほど遅れてしまい、到着した時はすでに多くの人たちが円卓に座っていました。

チェックインしたあと、3人分の席を探しましたが見つかりません。

どの円卓も6〜7人分の席に5人くらい座っている感じで、2席空いてる円卓が目立ちました。

私たちはしばらくチェックインのそばに立ち尽くしていましたが、校長が不手際を謝り、3人一緒に座れる席を探すと言ってくれました。

すぐ近くに娘が少し仲良くなった友人と保護者二人(同性愛婚なのでママ二人、いずれも白人)が座っていました。

たまたま校長がそのママ達に声をかけ、私たち3人との相席を打診してくれました。

すると...

ママ達が嫌そうな表情をしたのです。

そして、どうやら相席を断ったようなのです。

校長はしばらく会場を見回したあと、一番前の端に新しく円卓を用意してもらうように会場のスタッフに頼んでくれました。

円卓に着席する前にHonor Rollイベントは開始し、私たちは後ろに立ったまま娘の受賞の時を迎えました。

まもなく円卓の用意が整い、私は嫌な気持ちを覚えたまま、3人で着席しました。

3人が座れる十分なスペースはあったのに...自分が彼女たちの立場だったら、迷わず相席を承諾していたと思います。夫も人がいいので、間違いなく快諾していたはずです。

せっかくの表彰式だったのに、3人とも苦い気持ちになりました。

校長は気を遣ってくれたのか、ビュッフェ式のお食事は私たちから取りに行くように言ってくれました。

食事中、一足遅れてメキシコ系の父母が子供3人を連れて入ってきました。(父母は英語もあまり話せないようだったので、おそらく不法滞在)

私たちのように、座れる席を探しているようでした。少し前に嫌な思いをした私は、すぐに席を立ち、家族の元へ向かいました。

そして、「席を探しているなら、私たちの円卓が空いてますので、遠慮なくどうぞ」と声をかけました。

家族は「ありがとう」と言い、私達の円卓に座りました。

せっかくのHonor Roll イベントで、私たちのような苦い気持ちを経験してもらいたくなかったのです。

翌日、相席を断った友人が娘に謝ってきたそうです。そしてママ二人が私に直接謝りたい、と。変な表情を浮かべてしまったのは、ちょうど円卓の脚に自分の足をぶつけてしまったからで、誤解させてしまったかもしれない、嫌な思いをさせてしまってごめんなさい、と。

夫は頑として許すつもりはないようでしたが、転校したばかりの娘の友人の保護者ですし、同じ中学に通うことになるので、私は謝罪を受け取りました。

確かに円卓のようなシーンでは、自分たちの家族だけで過ごしたいという排他的な気持ちが強くなるかもしれません。

でも、強い内輪意識を優先させて他人を傷つけることのないよう、気をつけたいなと今回の件を通して密かに思いました。