少し前の連休、家族でレイク・イザベラという湖までロードトリップしてきました。
久し振りのロードトリップですわよ。半ば命懸けの。
アメリカのロードトリップて思ったより命懸けなんですよ、知ってる?
詳しくは日本にいるマンチーニさんに聞いて欲しいんだ。車が途中で故障することが珍しくないアメリカで、携帯の電波が届かない上によく聞こえないことも多々ある(ブツブツ切れる)場所が多いアメリカで、西部の砂漠に近い場所を車で走ることの危険さを。
日本国民の大好きなデス・バレーも遠くないですからね。
あのザ・マンチーニさんも行ったらしいですよ。さっき登場したけど。「ザ・」は付いていないかもしれないけど。私は一生行かないと思いますけど。
レイク・イザベラへの道はちょっと危険なので注意
はい、とりあえず写真中心に見てもらおうかな。
突然、緑が広がる。
確か、オレンジの木かアーモンドの木だと思った。
あのハゲ山を越える感じですね。
この平地からは1時間くらいです。
で、よく見るとお判りになるかと思いますが、山というより花崗岩でできた岩山です。
花崗岩はキッチンカウンターに使われる大理石です。日本では御影石とも言われますね。
鉱物が豊富なので、この山に入ると携帯の電波が届きません。
幸い、他の車もけっこう走っているので、最悪エンコしちゃっても携帯電波届かなくても他の車を停めれば助けてくれると思います。(アメリカ人は気のいい人が多いので、大抵のことは頼めば気持ちよく助けてくれる。オーストラリアのウルフ・クリークのおっさんみたいな人に出会わないことを祈りなさい。)
今の時期、特になだらかなアップダウンが長い間続く加州は、オーバーヒートしやすいので注意して下さい。
うちの旦那は、丘のアップ場面だとクーラーを切りやがります。
以前、夏にラスベガスに行った時も砂漠の中を定期的にクーラー切られたので、むちゃくちゃ暑かったです。
その上、途中で寄ったマックのフライが異常に熱々で出てきたのでイラッとしました。熱々のフライが出てくることなんかないよ、アメリカは。
こんな感じで岩がせり出ている部分も多いので、ちょっと怖かったです。
こんな曲がりくねった谷合の道でもアメリカ人は急ぎます。
何を急いでるんだ、お前たちは。
あ、そういえば私たちが行った数週間後ですが、この道路で2台が衝突して片方の運転手が死亡したそうです。
ほら、言わんこっちゃない!命を粗末にして!
途中で立ち止まってみました。
この辺でロッククライミングしている馬鹿者がいました。
やだよねぇ、こういう所に落書きが見えるの。
思い出作りとかいって「マイク&ジェニファー」とか「ベン&ペン」とか「エリカ&ジェニー」とか落書きされてもなぁ…
景観を乱すよね。
今思ったんだけど、この落書きラーは、「そうだ、あそこへ行って落書きしてこよう」と思い立ち、スプレーペイントの缶を持ってくるわけだよね?じゃなきゃ、落書きできないよね?それとも常に車内にスプレーペイント缶を常備しているのでしょうか。
「落書き禁止」て落書きしてくれば良かったかな。(駄目です)
あと、予想通り、この谷を通っている間はずっとスマホが圏外でした。
レイク・イザベラあたりに着くと、少し平地が広がっていました。
メインストリートのようなんだけど…何もないな。
レッドネックでも出てきそうな田舎ホラーな雰囲気じゃなくて?
ホラー映画撮れそうだぁ…
「蠟人形の館」みたいなやつ。
はい、で暫くメインストリートを進むと、レイク・イザベラの湖が見えてき・・・
・・・あれっ?
水、すくなっ!!
うーん。普段は水底になっているところまで見えちゃってるじゃん。。。
数グループがキャンピングしているようでした。
オフシーズンのせいなのか、干ばつのせいなのか、よく分かりませんが、なかなかの寂寥感が漂っていました。
メインストリートから少しずれたところに小さな町があって、そこに住人の方が暮らしているようです。ここで暮らすのはなかなか大変なんじゃないかなぁ。仕事も限られているし。
メインストリートにあったスーパーでケチャップの値段が倍してたもの。
あの道路を大型トラックで運搬してくるのは、けっこう至難の業だと思うわ。
メインストリートといっても何もないので、この後、ゴーストなんとかていう小さな博物館に行きました。(次の記事で紹介します)