TOEICには出ないだろうけど、ネイティブが日常で頻繁に使う英語表現10選です。
言葉は生きているので、辞書に載っていない言葉や調べても意味が見つからない言葉がけっこうあります。日本語も、若者を中心に毎年次々と新しい言葉が生まれていますよね。
翻訳をやっていたときも、辞書にない英語、インターネットでいくら調べても見つからない英語がたまに出てきたりしました。その時、いかに正しい意味を見つけられるか、は翻訳者の腕の見せ所でもあります。
こういう単語は、おそらく絶対にTOEICには出ません。
しかし日常生活で必須の英語です。
そんな日常英語10選を紹介します。
TOEICには出ないけどネイティブが日常で使う英語表現10選
DUI
DUIは飲酒運転という意味で、Drinking Under Influence の略語です。要は、「飲酒運転で捕まった」ということを意味します。ディー・ユー・アイと発音します。
例: I got a DUI...(飲酒運転で捕まっちゃって…)
飲酒運転で捕まっちゃって…ていうときに
I was caught drinking and driving.
と丁寧に言う人は日常生活でまずいません。
ネイティブは必ず DUI を使います。
TOEICでは出ないでしょうね。
アメリカではDUIを食らうと、まるで殺人でも犯したかのような悪い印象をもらいます。したがって家族であってもDUI食らうと内緒にしてたり「本当にヤバいことをした…」と本人も反省することしきりです。
tag
tag にはいろいろな意味がありますが、アメリカの日常生活に欠かせない車の「ナンバー・プレート」という意味があります。厳密には、ナンバープレートに貼ってあるステッカーのことを指します。
アメリカでは年1回車両登録費がかかります。車両登録費を支払うとこのステッカーがもらえるので、ナンバープレートに貼り替えます。
例: I gotta go to DMV to pay for a tag.
車の登録費(年1回)を払いにDMVに行かないと、という意味になります。
cut ~ off
こちらも車がらみで多用する熟語です。
運転中に、お隣の車線から割り込まれたことを意味します。
例: He cut me off!!!
こいつ割り込みやがって!!
といった具合です。
車線が多く、日本のように運転マナーが良くないので、急に割り込みする人が多く、その反動で、合流時も簡単に入れてくれません。
故障車や工事で車線が少なくなってる時、日本のように交互に合流する譲り合いという意識がありません(運転時に限っては)。
したがって、自力でスピードをアップしたりダウンして、調整して入りましょう。
相手はあなたのためにスピードをゆるめたりしてくれません。
bunny ears
そのままだと「ウサギの耳」という意味ですが
例: Show me your bunny ears!
ポケットの中身を出せという意味になります。
ポケットの中を外に出すと、長細い三角の形になりますよね。それをウサギの耳にたとえているわけです。
警察にこう言われたら、「は?」と思ってしまうかもしれないので、覚えておきたいです。
これもTOEICには出ないでしょうね。
muffin top
マフィントップ…マフィンの上の部分のことですが、そこから派生してズボンのウエストに乗っかるお腹のぜい肉のことです。
男性はあまりピッタリしたズボンは履かないので、スキニーなんかをはく女性のお腹をさすことが多いです。
まあ、TOEICにはまず出ませんね。
camel toe
直訳するとラクダの足指ですが、ラクダの足指が会話に出てくることはまずないですよね。実は、女性の陰部の割れ目を意味します。
寒い州は分かりませんが、一年を通して温暖な南カリフォルニアでは女性はレギンス(スパッツ)を履いている人が非常に多いです。レギンスは体にぴったりくっついているので体の形がバッチリ分かってしまいます。
日本ではレギンスにはチュニックなどの長いトップスを合わせてオシリを隠している人が殆どだと思いますが、アメリカでは隠す人は少ないので下半身の形が丸見えなのです。
すると前から見たときに、陰部の割れ目がしっかり見えてしまうわけです。
もっとひどいとレギンスの質が悪いのか透過性が高いのかめちゃ透けている人もいて、オシリが透けて見えてる人もいます。まあ、誰も気にしていないようですが。
でも男性陣は嬉しいんでしょうかね…どうなんでしょうか。
そこのところ、男性陣のご意見が聞きたいです。
まあ、この単語は、まちがいなくTOEICには絶対でませんね。
hubby
husband のことです。会話では言いませんが、ネット上でよく使われます。さらには my dear husband を略して mdh とすることもあります。
matinee
映画館は午後6時以降になると値段が上がります。午後6時より前の回を matinee と言います。
matinee price で、「昼間の映画チケット価格」ということになります。映画館にいくと matinee と書かれていますが、そういうことです。
pain in the ass (butt)
スラングですが、イライラさせるもの、イライラさせる人、めんどくさい人、めんどくさい事という意味で多用されます。pain in the butt の方が少し丁寧です。
例: She is just a pain in the ass!!
(あの子、ほんっとイライラする!)
What am I looking at?
文字通り訳すと「私は何を見ているの?」ですが、もう一つ、汎用される大きな意味があります。お店などに、大体の価格=見積りを聞く時です。
たとえば、車を修理に出したとしますね。後日、お店から電話がかかってきます。で、この部品を交換すればOKですよとか、これをこうしてあれをこうしなければならない、とか説明されるわけです。
そこで、ok, so...what am I looking at?(そうですか、わかりました、金額ですが、どのぐらいかかりそうですかね?)
という風に、How much(いくら?)の代わりに使えるわけです。ハウマッチはストレートすぎる…と感じる時など、この表現を使うとスマートです。
車の修理など、金額がはっきりしない時にも、大体の金額でもいいけどおいくら?という感じで使えます。
このセンテンスが価格を聞くことにもなることは、グーグル先生も知ってるでしょうが、見たところ載ってなかったので、ここに入れてみました。
言葉は生きているので、日々、新しい造語が作られていきます。
辞書やグーグルに乗っていないものも多いので、思いつき次第、紹介していきます。