耳鼻科で5回目のBスポット治療してきましたよ。土曜日に右耳が痛くなったので「右耳痛い」と医師に訴えたら、「空気入れる」と言われて空気を入れてもらったらスーッとしました。
そしていつも通り、鼻の奥と喉ち○この後ろの上あたりにグリグリと塩化亜鉛を塗られて「おえっ」ときたら終了です。まだ出血があるようなので、治療は続きます。
さて【パニッシャー】シーズン2全13話を観終わったので、あらすじと感想です。
【パニッシャー】シーズン2あらすじ
大まかに分けて2つの話が同時進行していたシーズン2でした。
前シーズンでもビリー・ルッソが影の悪役という主流の話のほかに、時限爆弾のようなメンタルきたした退役軍人の相手とかサイドストーリーがあった感じでしたけど、今回は本当に2つ大きな話が進行していきます。
1つはフランクが偶然助けた少女の話。少女は仲間とともにゴシップ写真を撮影して金を稼いでいたのですが、どうやらある写真が大物のプライベートな写真だったらしく、少女は命を狙われます。
もう1つはシーズン1から因縁のあるビリー・ルッソの話で、ビリー・ルッソは命を取り留め、入院していましたが脱走します。そして退役軍人仲間を募って銀行強盗をしたり、傍若無人な活動を繰り返します。
【パニッシャー】シーズン2感想
シーズン1はサイドストーリーもあるものの、あくまでメインの話はフランクの家族を殺した関係者たちへの復讐なのでまぁまぁ集中して観れたんだけど、今回のシーズン2はちょっとキツかったです。
Netflixにありがちな、面白そうな要素を詰め込む癖がパニッシャーにも出ていたように思います。少女絡みのシーンとビリー・ルッソ絡みのシーンがいずれも5分5分の割合なので、ぜんっぜん集中できない。
登場人物たちでさえ「え?どっちの話?」「シュルツ?誰それ?」「いやビリーのことでしょ?」みたいにどっちの話してんだか噛みあってないもの。
フランクは大物が送り込んだ殺し屋たちから少女を守りながら真相を探そうとしているのね。でも同時進行でマダーニやカーティスが「ビリー・ルッソがやれ脱獄した、記憶をなくしてる、銀行強盗やらかした、退役軍人と何か企んでる、マダーニに会いに来た、カーティスに会いに来た」といった話を聞かされて相手しなければいけないので、せっかくおもしろい少女のボディガード話に絶えず水を差されてしまうの。
肝心のビリー・ルッソはというと、「記憶がなーい」「なぜ兄弟であるはずのフランクが俺をこんな目にィー」から始まって、サイコな精神科女医とともに内面探求を続け、二人で「地獄とはー」「闇とはー」「青いもの5つ数えてー」とかずっと言ってるので、すこぶる鬱陶しいです。
「金も地位も持っていたのにすべてを捨てた。どっちがマシかな?すべてを失ったことか、それともすべてを持っていたことを覚えていないことか…」とか、今さらどうでも良くね?という話をずっとしています。
潜りこんだ精神科女医の自宅で眠ると「ビリーッ!!」といつも女医に怒られるので、うかうか寝てられない。ちょっと寝かせたれや。
「俺の顔を見てごらんよ!こんな目にされて!」と何度も泣くので、よほど酷い顔になっちゃったんだろうなーと予想していたのに、え?傷ってこれだけ?
さらに退役軍人をそそのかして銀行強盗したり悪党三昧しているんだけど、台詞がすこぶるダサし。Netflixの番組の多くに言えることだけど、セリフがとにかくダサイ。まぁドラマなので、台詞以外でも表現できる映画と比べちゃうといけないのかもしれないですけど。
それから退役軍人を悪者ばかりにしたり、危ない連中みたいな印象操作は辞めて欲しいわ。シーズン1でもそうだけど、バカで低能で精神不安定な危ない連中しか出てきてない。LGBTやフェミニズムはごり押しする一方で、退役軍人の描写は悪印象なものばかりだと作為的なものを感じます。
ビリー・ルッソはその後も特に大したシーンもなく、最後は「もう一度だけ兄弟になりたい」みたいな女々しいこと語り始めようとして視聴者が「お前はもういいや、女々しいこと言ってんじゃねぇー」と思ってるとフランクに撃ち殺されます。
これはきっとフランクではなくフランク演じるジョン・バーンサル自体が「お前、もういいや」と思って撃ち殺した可能性が高いと思います。ジョンBは伊達に13回も鼻の骨折ってないし、撮影初期に骨折したまま撮影続行してません。
もっと言っちゃうとシーズン1から思ってたけどビリー・ルッソを演じたベン・バーンズは役不足。ぜんっぜん迫力がなくて怖くない。ちょっとイケメン過ぎるんだよね。
役不足はベン・バーンズだけでなく、ジョン・バーンサル以外全員垢ぬけなくてモッサリしてるので、ジョン・バーンサルのライフライン感が半端ない。
11話でゲスト出演したカレンだけは良し。カレンの満を持して登場したような素敵な洋服が可憐!フランクとハグするとこ見たかった。ガキ邪魔しやがってー。その後も出てきてフランクとちょっとまた微妙な雰囲気になるのを期待したのに出てこなかったのは残念でした。
ビリーが出てきてウダウダ言ってたり、ビリーが脱獄したのでカーティスとマダーニがウダウダ言い始める後半よりは前半の方ができがいいです。
第1話と第2話も銃撃アクションと戦闘アクションがあるし、第3話はフランクと少女が地元の警察に逮捕されて保安官事務所に拘留されたところにジョシュ・スチュワートたちが襲ってくる「要塞警察」みたいな話なのでまぁまぁ楽しい。
第5話は、ロシア人のジムでフランクが強面ムキムキのロシア人たちと壮絶な肉弾戦を披露する回で、ここはけっこうグロテスク。あとは第8話あたりかな、市街戦の銃撃アクションが見どころで、そのあとは見所はあまりない。
ビリー・ルッソの苦悩だとかマダーニの苦悩だとか、どーでもいい。シーズン2はキャラ達の苦悩や葛藤にフォーカスされていて退屈なシーンが多かった。
ビリー、マダーニ、カーティスというフランクを取り囲む大事なキャラがひたすら
「フランク、ビリーとお前は違う」
「ビリーを殺すべきか?」
「誰がビリーをやる?」
「なぜフランクは俺の顔を滅茶苦茶に?」
という会話を延々にする無限ループが繰り返されるので、ビリーはシーズン1で殺してしまった方が良かったとさえ思った。
カーティスやマダーニがひたすらそういう話をしているのでフランクも巻き込まれ、フランクがこれまでの行いを見つめ返したり、「俺もビリーと同じかもしれない」みたいなこと言いだしたりとつまらないこと言いだし始めます。ジョン・バーンサルにそんなこと言わせないで。 誰だと思ってる。パニッシャーよ!
マダーニは相変わらず無能過ぎるし、今回なんの役にも立ってないような…豪華な自宅アパートには世話になったが。少女もまぁ悪くはなかったけど、イマイチ…だよなぁ。
良かったのはカレンの登場、それから牧師の殺し屋ジョンを演じていたジョシュ・スチュワート。パニッシャーと彼のラストはあの終わり方でホッとしました。
Netflixでアメコミ系ドラマが次々とキャンセルされたけど、なんとなく分かるような気がするよなぁ。パニッシャーもジョン・バーンサルだけは観ていたいけれど、彼のシーンを除けば正直期待外れのシーズン2でした。
シーズン3の制作は決まってるの?ちょーっと心配だわねー。この脚本や共演者たちだと、ジョン・バーンサルが可哀想というかね…