エマ・ワトソン×イーサン・ホーク主演のスリラーサスペンス映画【リグレッション】を見た感想です。
リグレッションは2018年9月18日に日本公開予定です。
「あれ?なにこのデジャブ感、この映画見たことあるわ」と思ったら、2年前ぐらいに機内で途中まで見てたのよ!でも眠くなったのか飛行機が到着したかで、途中までしか見てなかったのよね。
監督は「アザーズ」を手掛けたアレハンドロ・アメナーメルです。アメ舐ーめると覚えてください。
【リグレッション】作品情報
原題:Regression
製作年:2015年
監督:アレハンドロ・アメナーブル(アザーズ)
出演:イーサン・ホーク
エマ・ワトソン
デヴィッド・シューリス
上映時間:106分
言語:英語
【リグレッション】あらすじ
1990年アメリカのミネソタ州で、ある父親が娘アンジェラ(エマ・ワトソン)への性的虐待で逮捕される。逮捕された父親は、事件の記憶がないにもかかわらず罪を認める。
事件を担当するブルース・ケナー刑事(イーサン・ホーク)は心理学者レインズの協力の下、アンジェラの記憶をたどりながら事件の真相を追うが、やがてこの町の恐ろしい闇が明らかになってくる。
【リグレッション】感想
イーサン・ホーク&エマ・ワトソンmeetsサターンが実現しそうでしなかった作品です。どちらの俳優も好きでも嫌いでもないなー。とくにエマ・ワトソンは金太郎飴のように何を見ても同じと言いますか、可愛さだけが取り柄です。
そんな金太郎飴をサポートするかのように、出演者に味のある俳優が多数出演しているのですが、あらすじは途中から意外な展開を見せるので、味のある俳優が活かされずじまいで映画は終わりました。
まず本作のMPVを誇るであろうエマ・ワトソンの猫婆ちゃんを演じたデイル・ディッキー。アメリカ田舎の猫屋敷オバサンやアメリカのレッドネックのオババ役と言ったらこの人!まだ56歳なのにシワシワ過ぎる!でもそこがいい!
ブレイキングバッドにも出てたね。
次に怪しい神父姿が似合うロテール・ブリュトー、本作では「あんた絶対何か隠してるでしょ?怪しい奴でしょ?」という神父さんを演じています。
それからイーサン・ホークの警察仲間であるハリウッドきっての童顔男ショーン・アシュモア、心理学者レインズ役に191cmの長身でビッド・シューリス(ワンダーウーマン)、ブサイク顔によりホラー界でモテモテのジュリアン・リッチングスなどが出ています。
こういうキワモノ的な俳優を起用することで、こいつも怪しい、あいつも怪しいと思うじゃないですか。まあネタバレになるので深くは言えませんが、そこが肝なんだと思うんですよね。
エマ・ワトソンが父ちゃんに性的虐待を受けたと告発することで話は始まります。父ちゃんは抵抗も否定もせず、「うん、やった」と罪を認めます。でも何が起きたのか尋ねると「覚えてね」の一点張りなんですね。
そこで出てくるのがイーサン・ホークが依頼した心理学者のレインズで、「リグレッション」という退行・回帰の心理療法によって深層を探ろうとします。
具体的にはメトロノームを使って、催眠療法みたいな感じで進めていきます。エマ・ワトソンやエマ・ワトソン父は黒いマントに身を包んだ集団が娘を宗教的な儀式に使うところや、赤ん坊を犠牲にする儀式を目撃したことなどを証言します。
そんな感じでなんだか穏やかじゃない雰囲気で話が進んで行きますが、ふとエマ・ワトソンを見てて思ったんですよね。エマ・ワトソンて、日本でいう所謂「あざと女子」的立場じゃない?みたいな。本当のエマ・ワトソンは知らないけど、見た目が可愛らしくて小柄で純真無垢。そんなことを考えていたら、話の終わりが見えてきました。
こういう終わり方はズコーッときてしまってあまり好きではないです。まあサブタイトルにある「恐怖が謎を深くする」どおりの作品でした。
評価:35点