映画やドラマの鑑賞は、すっかりパソコンかスマホで済ますようになってしまいました。もともとテレビをあまり観なかったこともありますが。
映画はやっぱり大画面で観たいと思うものの、モバイルでいつでもどこでも気軽に動画が楽しめるというのは、やはり大きなメリットです。
今までは旦那と娘と3人暮らしだったのでイヤホンを使う機会も皆無だったのですが、日本に帰ってきてから両親と住んでいることもあって、イヤホンを使うようになりました。(パソコンをリビングでいじっているので)
イヤホンは有線のSONYイヤホンを使っていたのですが…使ってみると分かるんですねぇ。有線の鬱陶しさが。
有線イヤホンの4大デメリット
- 線が絡まる
- しまいにくい
- RとLが分かりづらい(やがて老眼で文字も見えなくなる)
- PCから離れる時にイヤホンの存在を忘れて離席してPCごと引っ張ってしまう
最大のデメリットは、線が絡まるということでしょうか。とりわけ耳に入れるイヤプラグ型は、イヤプラグ部分が小さいこともあって絡まることしきり。絡まらない方がおかしいというストレスフルなアイテムです。
2番目のデメリットは、絡まることと相まって、バッグの中にしまいにくいこと。わざわざ小さなパウチに入れてしまうのも面倒だし、バッグinバッグのスリットポケットに入れると線がはみ出たり、イヤプラグがはみ出たりします。それが車のキーなどを取り出す際に引っかかったりするわけで、これもストレスフルです。
3番目に、これは私だけかもしれませんが、PCにつないでいるとき、飲み物やトイレのために離席しようとしたとき、有線イヤホンの存在を忘れてそのまま立ち去ろうとしてしまうことがあります。
もちろんイヤホンの線につながれたPCも引っ張られてしまうという少々荒々しい状況になります。実は私はこれを何度もやり続けています。PCが引っ張られてデスクの上のメモ帳や細かいものもパソコンに押されて、それはまあカオスです。
幸いPCを派手に落とす前には気付くのですが、危険な状況ですよね。
そんなわけでワイヤレスイヤホンを購入することにしました。
【AVIOTアビオット TE-D01d】レビュー
Amazonや楽天でワイヤレスイヤホンと検索すると、廉価なワイヤレスイヤホンのリストがダーッと表示されます。
5000円弱のワイヤレスイヤホンもけっこうありましたが、皆さんの感想を読んだり、仕様、使い心地など色々リサーチすること数日・・・チャイナメーカーはちょっと心配だわ。
こちらのサイトはメーカーの国が分かるので、大変参考になりました。
というわけで予算1万5000千円内で最終的に購入対象として選んだのがこの2つでした。
- AVIOT TE-D01d
- GLIDIC TW-7000
リサーチした後に気付きましたが、予算1万5000円内という条件ですと、私のように、この2つを有望視するに至る購入者が多いようです。
この2つのうち、どちらを購入したらいいか迷う人が多いようで、比較レビューの記事や動画をあげている方もいらっしゃいました。
最終的にyoutuberのららまろさんの動画を何度も見返してから決断しました。
こちらはららまろさんによるAVIOT TE-D01dとGLIDIC TW-7000の比較動画です。
こちらはららまろさんによるAVIOT TE-D01dのレビュー動画です。
こちらはららまろさんによるGLIDIC TW-1000のレビュー動画です。
ららまろさんはこの2つを両方とも優秀としながらも、どちらかを選ぶならGLIDIC TW-7000というご意見でした。なんでもイヤカナル社監修の装着感が抜群だそうです。

そんな未知の装着感に後ろ髪を引かれながらも、私はAVIOT TE-D01dを選びました。
AVIOT TE-D01d の良い点
大容量バッテリー
AVIOT TE-D01dの目玉は、なんといっても大容量バッテリーです。
なんと連続再生時間9時間を実現、充電器を使えば100時間も再生できるというぶっ飛び仕様です。
ワイヤレスイヤホンの再生時間はふつう2~3時間というところなので、これは前人未踏の領域です。
「充電するのが面倒くさい」という人には最適ですね。
さらに!AVIOT TE-D01dの充電ケースはスマホも充電できちゃうのです。
なんでも、iphoneを丸々1回分フル充電できるそうです。これなら1泊旅行にスマホの充電器を持っていく必要がなくなりますね。
GLIDIC TW-7000も再生時間は9時間で、充電ケースを併用すれば25時間まで再生でます。
イヤホンでコントロールができる
ワイヤレスイヤホンは数あれど、「耳に入れるイヤホン部分でコントロールできる」ものになると品数は限られてきます。
AVIOT TE-D01dはイヤホンでコントロールができます。
再生開始・停止、曲送り・曲戻し、音量アップ・音量ダウン、ペアリングなどイヤホンで操作ができます。
通話ももちろん可能です。電話がかかってきたら1回ボタンを押せばOKです。このボタンで着信拒否もできます。
コントロールはタッチ式ではなく物理ボタン(押し込む)です。
GLIDIC TW-7000もイヤホンでコントロールができます。GLIDC TW-7000はボタンが上部に付いているので、この点はGLIDIC TW-7000に軍配が上がります。
なぜかと言いますと、AVIOT TE-D01dはボタンがイヤホンの表面についているので、押すときに耳側に向って押し込むことになるんですね。これがちょっと痛くて押しにくい。
そのまま押すと耳が痛いので、上下を親指と中指でつまみながら人差し指で押す形になるわけです。
曲送りに2回、曲戻しに3回、ボリューム上げに3回、ボリューム下げに2回押すことになるので、操作しやすいとは言えないですね。
GLIDIC TW-7000のように上部にスイッチがあると押しやすいと思いました。
防水レベルIPX4
日常生活防水レベルのIPX4になっています。シャワーなどは無理ですが、軽い雨に降られたり、少し汗をかいた時にも安心です。
GLIDIC TW-7000の方は防水・防滴について言及がありません。日本は雨が降ることも多いし、湿気も多いので、防水仕様ゼロというのは懸念があります。
コーデック
AVIOT TE-D01d購入の決め手となったのはコーデックかもしれません。
GLIDC TW-7000はSBCとAACのみですが、AVIOT TE-D01dはSBC、AAC、aptXに対応しています。aptXはSBC、AACよりも高音質で、低遅延での音声データを実現できます。
「コーデックって何?」という方は、再びららまろさんの動画をご紹介します。
リサーチしてると、コーデックがSBCとAACのみだと動画視聴の際に遅延が起きるという声がちらほら見られたんですよね。まして私はAndroidユーザーです。
音楽だけ聴く分には問題ないかもしれませんが、私は映画やドラマのヘビーユーザーなので、音の質より動画で遅延がないかどうかの方が大事なわけです。
せっかくワイヤレスイヤホンを買ったのに動画で遅延(口の動きと音が合っていない)があるということだけは絶対に避けたかったのです。
AVIOT TE-D01d の購入に至った決め手
GLIDIC TW-7000の外音取り込み機能と上部についた物理ボタンにはかなり惹かれるものがありますし、装着感がイイと評判なので(合わない人もいる様子)かなり悩みました。
でも最終的にはAVIOT TE-D01dを選びました。
決め手は「コーデック」と「防水」です。
上述したように、映画とドラマで遅延が起きることだけは避けたかったのと、TW-7000は汗などで破損する恐れがあると思ったからです。
AVIOT TE-D01d の感想
外観
高級感のあるパッケージです。
日本製ですが、組み立てはチャイナと書いてあります。
外箱は、右側のマグネットで開閉するスタイリッシュな開け方です。
アイアンマンのような素敵な配色です。オサレ。
手に持った感じ。
外観はもう文句なしにオサレですね。
本当は黒を希望していましたが、このアイアンマン的配色がとても綺麗で魅力的だったので、思い切ってこちらの色を選択しました。
ルビーの宝石みたいな印象が可愛いです。
よく見るとルビー色の部分に細かいラメが入っています。
付属品はこちら。私はイヤーの先っちょの丸いパーツを一番小さいのに変えてピッタリでした。
装着感
まぁまぁ良いと思います。
TW-7000を試していないので比較はできませんが、ずっと付けていると耳が痛くなるということは今のところありません。
音モレも気になりません。
操作性
充電ケースに入れる時にそっと置くようにして蓋で閉めるという感じなのですが、最初は入れにくいなと感じました。きちんと充電できているのかな?(ちゃんと接触してるかな?)と思ったりしました。
でも数回も繰り返せばすぐに慣れるし、簡単です。
GLIDIC TW-7000はマグネットでパカッと定位置に入るようになっているので、入れやすさと落としにくさはあちらの方に軍配が上がるかもしれません。
本体の操作性ですが、このようになっています。
電源オフが4秒長押しというのがちょっと大変かな。
AVIOT TE-D01dは左が音量、右が曲送り・曲戻しに分かれています。機能を分けたかったのだと思いますが、ららまろさんも動画で指摘していたように、右が音量アップ・曲送り、左が音量ダウン・曲戻しの方が操作しやすいんじゃないかなとも思います。
それから3回押しはけっこう面倒なので、スマホを手に持ったままスマホで操作してしまう時があります。 物理ボタンが上部に付いていたらもっと操作しやすいのではないかと思いました。
音のクオリティ
なかなか良いです。私は音楽のヘビーリスナーではなく、せいぜい車で音楽をかける程度なので、音域や中低高音については分かりませんが、GLIDIC TW-7000より音域が広いので音質はAVIOT TE-D01dのほうが良いようです。
また、GLIDIC TW-7000はシャカシャカ系の音らしいのですが、私はシャカシャカ系の音が好きではなく、AVIOT TE-D01dでもちょっとシャカシャカするなぁと思ったので、結果的にAVIOT TE-D01dで良かったと思いました。
動画の遅延
遅延を感じたことはありません。良かった!
音途切れ
これはたまにありますね。スマホで他のアプを起動したりだとか、電車内や駅でたまに起きます(1秒くらい?)。でもすぐにまた音楽が流れ始めるので、特にストレスではありません。
また、スマホからけっこう離れてもイケます。1Fにスマホを置いたまま2Fに行ってもOKでした。外で娘が7~8m離れても聞こえていました。
まとめ
もともと常時音楽リスナーではなかった私ですが、AVIOT TE-D01dは大変気に入りました。
なんといっても、有線こんがらがりから解放される悦びよ。
ダイソンの掃除機でも思ったけど、有線から解放されることがこんなにストレスフリーになるなんて。
ビバ、ワイヤレス!
子どもの学校までの送迎をしているのですが、子どもに一つイヤホンを渡して一緒に電車内で音楽を楽しんでいます。
1万5千円内の予算でベストなワイヤレスイヤホンが欲しい方には超おススメです。