ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

愛犬が転落事故で下半身不随になったかもしれない

f:id:oclife:20200705133136j:plain

3日前の朝のこと。

湿気ムンムンの梅雨の朝のこと。

娘を学校に送ってきて家で母のリハビリに向かう身支度を整えていたときのこと。

旦那からWhatsAppテキストが届いた。

「今、動物病院にいます」

アメリカにいる我が家の愛犬Zが車から転落したらしい。

我が家の車はピックアップトラックと呼ばれる小型トラックで、荷台がある。(私と旦那で2台あるわけだが、両方ともピックアップトラック。)

f:id:oclife:20200705130553j:plain

こういうやつ

愛犬Zは毎週シャワーを浴びるのだが、旦那がシャワーで洗ったあと、タオルドライして自然乾燥のためにトラックの荷台に犬を置いたらしい。

荷台の後ろは積降のためにパタンと開くようになっているが、多分、旦那はここを開けたままだったのだろう。

犬は荷台からジャンプして、頭を地面に打ち付けた。

旦那がとっさに足を出して転落を防ごうとしたが、間に合わなかったようだ。

すぐに動物病院に運び、レントゲンを撮ったが、骨折はしていなかった。

その代わり、下半身が動かない。

獣医はMRIがある動物病院へ運ぶことを提案してくれた。

しかし、MRIを撮影し、脊髄の手術ということになれば、おそらく費用は膨大になる。獣医の見積では、おそらく1万ドル~2万ドル(100~200万円)。

残念ながら、我が家にはその余裕はない。

手術をしても下半身が動くようになるかは分からない。脊髄の損傷は不可逆的とされているし。

動物病院に220ドルを支払い、数日様子を見ることにした。

医師とも話したが、排尿・排便を自力で出来なければ快適なQOLは望めないので、安楽死しか残されていない。

母のリハビリを待っている間に旦那とビデオ動画で話したが、私は車中で嗚咽がでるほど号泣してしまった。

6年前に義妹からもらい受け、家族で可愛がってきた犬で、いつも私たちを癒してくれた。娘と一緒に育ってきた犬。

それから2~3日経過を観察しているが、排尿・排便を自力でする力はあるとのこと。

痛みはないようだが、抱き上げると怖がるという。高さがトラウマになっているのかもしれない。

前足は動くので、後ろ足を引きずりながら移動はできるそうだ。

f:id:oclife:20200705132216j:plain

愛犬Z

排尿・排便がコントロールできるのなら、まだ望みはある。

犬用の車椅子(dog wheels)を注文した。

それを利用して自力で歩けるかもしれない。

娘に言うべきか否か悩んだが、娘の犬なので、伝えることにした。

娘は泣いたが「話してくれてありがとう。悲しいけれど、ママとパパが私に話してくれたという決断は正しかったです(英語)」と言ってくれた。

その後、実家で飼っている柴犬を抱擁しながら、娘は目を赤くしていた。

でもそれ以上に私が嗚咽をあげて号泣していたので、引いていたのかもしれない。

旦那を「お前のせい!」と叱責したが、叱責しても犬の身体能力は元に戻らない。

どうか、犬用の車椅子で歩き回ることができるようになりますように。