Amazon新作ドラマ「ゼロゼロゼロ」の第1話を視聴しました。
【ゼロゼロゼロ】基本情報
どんな様子かは予告を観てもらうといいかもしれない。
イタリア・メキシコ・アメリカの三カ国間で大陸を渡って繰り広げられる麻薬ビジネスの話です。
競合Netflixが事実ベースのフィクション(?)「ナルコス」の製作で成功しているからね、アマゾンが麻薬コンテンツに手をつけるのも当然だろうな。
ロベルト・サヴィアーノの著書「ゼロゼロゼロ」を基に製作されています。
ロベルト・サヴィアーノの「ゴモラ」もドラマ化されていますが、そちらもimdb評価は8.7と高い。「ゼロゼロゼロ」のimdb評価は8.2点。
「ゼロゼロゼロ」シーズン1は全8話です。
【ゼロゼロゼロ】第1話 あらすじ
イタリアマフィアの古頭ドン・ミニュは、犯罪組織内の支配力を高めようとコカイン5トンを密輸しようとする。その孫息子で若頭のステファノは、密かにミニュへの反逆を企てていた。
大西洋を隔てた大陸では、アメリカ人のリンウッド家が船舶会社を営んでおり、メキシコの麻薬カルテルと契約をしてコカインをイタリアに運ぶ手はずを整えていた。
メキシコ軍は麻薬カルテルを壊滅させようと、監視と襲撃の準備をしている。
【ゼロゼロゼロ】第1話 あらすじ
第1話はまだまだ何がなんだか分からない状況でありますが、マイケル・マンが流すような重厚なBGMを聞きながら1時間があっという間に過ぎてしまいました。
イタリアでは古頭と若頭が何やら不穏な雰囲気で、若頭が下剋上をしようとしている。何が問題なのかはまだよく分からないのだけど、古頭は何故か地下壕みたいなところに住んでいて、犯罪組織の親分たちがミーティングする場に地下壕から潜り出てきて
「コカイン、5トン買うから!心配すな!」
みたいなこと言って支配力を維持しようとしている。
その隣で若頭のステファノが渋い顔をしている。まもなく、金を運んでいたマフィアのメンバーがステファノたちに拉致られ、イタリア流儀式を受ける(※豚の餌になる)。「ハンニバル」のような豚たちの夕食の残酷描写はなしだから安心されたい。
ステファノは金を燃やしていたので、古頭のコカイン密輸プランを妨害することで、邪魔な古頭を葬り去ろうとしているということかな?
古頭爺さんの地下壕みたいな住処に誰か襲撃してきて、古頭爺さんが逃げる描写もあるが、襲撃者は誰なのか、当局なのかステファノの部下なのか、その辺はよく分からない。そもそもなんで地下壕みたいなところで暮らしているのか分からない。
コカインの海上輸送を引き受けようとしているのがアメリカ人のリンウッド家で、父ちゃんと娘は船舶事業を営んでいる。父ちゃんはガブリエル・バーンで、娘エマはアンドレア・ライズボロー。
息子クリスはハンティントン病を患っているため、父ちゃんは息子クリスには事業に関わらせていない。クリスは難聴で補聴器を付けているが、読唇術を身に着けているので、実は父ちゃんと姉エマがしようとしていることに気づいている。
第1話で最も心を奪われたのはこのクリス役のデイン・デハーン。34歳、アメリカ人。寂しげで物憂げな表情が母性に訴えてきて、すこぶる画面映りがいい。
クリスの姉エマの女優は、ティルティルを彷彿とさせないだろうか。
そしてメキシコでは、麻薬カルテル撲滅作戦のためにメキシコ軍がカルテルメンバーを捕獲したり、親玉を仕留めようと躍起になっている。ターゲットはレイラス・カルテルの親分たち。
メキシコ軍のキーパーソンは、メキシコ兵のマニュエル・コントレラス。密かにレイラス兄弟に仕えているスパイ。第1話でさっそくレイラ兄弟に襲撃を警告している。
第1話は大きな動きはないものの、最後の方でリンウッド家がレイラス兄弟とレストランでミーティングする。それをメキシコ軍が監視していて襲撃する。
銃撃の雨をすり抜けていく途中、ガブリエル・バーンがバーンされ、エマが「ダディー」と言ったところで終わる。
最後の一文を言いたいがために、この記事を書いた。