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『ストレンジャー・シングス』シーズン3あらすじ感想:感動と涙涙の最終回

ストレンジャー・シングスシーズン3あらすじ感想

Netflixのなかで群を抜いて優秀なドラマ「ストレンジャー・シングス」シーズン3を完走した感想です。

ネタバレ注意 

 

『ストレンジャー・シングス』シーズン3あらすじ

エルが閉じた異界への穴を、ロシアが極秘プロジェクトで別に開けようとする。

少し開いた穴からストレンジャー・シングが出てきて(名称忘れた)マックスの兄ビリーを乗っ取って支配下におく。支配されたビリーは他の町民たちを騙してストレンジャー・シングに寄生させ、次々と仲間にしていく。

ダスティンとスティーブは、スティーブのアイスクリーム屋の同僚ロビンとルーカスの生意気な妹エリカを巻き込んでロシアの極秘プロジェクト施設に潜入してしまう。

ウィルはストレンジャー・シングスの再来に気付き、キッズ仲間に知らせる。ナンシーもインターンで働いていた地元新聞社で妙な事件を調べて行くうちにストレンジャー・シングスの再来を疑う。

ジョイス(ウィノナ・ライダー)とホッパーはジョイスが不可思議な現象に気付いたことから調べを進めるうちにロシア人に襲われる。

それぞれがストレンジャー・シングスやビリー、ロシア人と戦いながら、最終的に新規オープンしたモールで戦いを繰り広げる。

というストレンジャー・シングスなお話でございます。

 

『ストレンジャー・シングス』シーズン3感想

「ストレンジャー・シングス」はシーズン3も期待を裏切りませんでした。

わてくし、全10話かと思っていて6話くらいまで進めたところで「まだ半分あるわー、マンモスうれP-」とか思ってたところ、全8話と知って絶望。

でもよく見たら、1話が55分とか長かった。最終話は77分と特別長い。

このドラマのように観終わってしまうのが悲しいと感じるドラマはそうそうありません。「ゲーム・オブ・スローンズ」「ブレイキング・バッド」「ウェントワース女子刑務所」「ホームランド」あたりかなぁ…

ストレンジャー・シングスは舞台が80年代ということもあって、ポップでカラフルな色彩で観ているだけで楽しいドラマです。映画「グーニーズ」のようなワクワク感があるのねー。

ただシーズン3はこれまでにない怖いゴアシーンもちょこっとあって驚きました。ゴアシーンは病院でナンシーとジョナサンがストレンジャー・シングスの男性二人と戦っていた時ですねー。単純に大人の男が怖い顔してゾンビみたいに襲ってくるだけでも怖いけど、ストレンジャー・シングスならぬグロいシーンがありました。あとは平気。

今回はデモゴーゴンは出てこなくて、脚がいっぱい生えたデカイ蜘蛛のようなモンスターが敵です。ウィルが以前に幻視で観たやつですねー。ついに出てきたーという感じ。

このモンスター…「ブロブ/宇宙からの不明物体」やん。

ジョイスとホッパーを突け狙う(特にホッパーは何度もコテンパンにやられて可哀想だった)ロシア人の傭兵は「ターミネーター」やん。

第1話には先日永眠なさったゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロのゾンビ3部作の3作目「死霊のえじき」を映画館という設定で流してくれたけど、あれも80年代だったので、80年代を代表する映画へのトリビュートも忘れてませんね。

過去を振り返るって楽しい!

シーズン1とシーズン2と比べると、グループが大きく4つに分かれたまま話が進行していくので、最終的に皆が再会するのが最終話なんですよね。

  • スティーブ&ダスティン
  • エル、マックス、マイク、ルーカス、ウィル
  • ナンシー&ジョナサン 
  • ジョイス&ホッパー

このうち2番目と3番目は途中で合流するけれども、最終話まで再会しないのはちょっと寂しい気持ちもしました。

アクションやスリルだけでなく、今回はホッパーとジョイスの微妙な友愛関係の進展も見られたり、ホッパーとエルの父子関係も見応えたっぷりで、最終話の手紙では大泣きしちゃいましたよ。

ホッパーとジョイスはシーズン1からいつも「この二人くっつかないの?」と疑問に思ってて、シーズン2でくっつくのかと思ったらショーン・アスティン出てきてくっついていて、やっとシーズン3でお互いその気になるかと思ったらあの終わり方って!!

ホッパーがマジで死んだかと思ったけど、どうやら生きていて、ロシアがホッパーを捕えたようですねー。これはもうストレンジャー・シングスのシーズン4でエルが助け出すしかないですよ。モンスターとどう絡めるのか想像つかないけど、ここまでやってくれるストレンジャー・シングスですので、シーズン4もきっと面白いに違いない!

そして今シーズンのMVPは、この人にあげたいですね。

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ストレンジャー・シングスきっての色男そしてワル、ビリー

マックスと血の繋がらない義理の兄ながら(親同士が再婚)、粗暴でワルのビリーはマックスにも辛く当たっていました。

エルの透視能力によって最後は心をとり戻したシーンでこれまた号泣。彼だってねぇ、暴力的な父のもとで育っていなかったら、可愛いビリーのままでいたんですよ。

もともとワルだったビリーがモンスターに寄生されて襲ってくる様子はスリル満点でした。とはいえ殺人を犯すほどのワルでもないビリーなので、反撃して殺してしまうのも気がひける。何よりインパクトのあるキャラだったので、ここで死なせるには惜しいキャラだと思っていたので残念…

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私のマツエク並みに長いバサバサまつ毛の持ち主

あそこでエルが力を取り戻して助けられたらと思ったけれど、あれだけのことをしてしまったのでまぁ生きて戻っても「おかえりー」とは言えないしねぇ。しょうがないね。

ビリーの80年代を代表するウルフカットが良かったなー。「ロードハウス」のパトリック・スウェイジや「リーサル・ウェポン」のメルギブみたいに、80年代といったらこの髪型ですよね。この髪型また流行らねえかな。

というわけで、感動と涙涙の最終回を観終えて、シーズン4がすでに待ち遠しくてしょうがない。でもキッズの成長ぶりが著しく、キッズがすでに大人の身長になっているから、1年のうちにシーズン4やらないともう大人になっちゃうよ!