もしもアフィリエイトさんからブロガー宛てに「著作物不正利用にご注ください」という通知が来ました。覚書もかねて、ここで復習します。
かつて私も大ミスを犯しました。その結果、8万円くらいパアにした挙句、提携も解約されるという憂き目に遭っています。以来、映画やドラマを記事にするときは、いつもより神経質になるように注意しています。
詳しくはこちらの記事で→もしもアフィリエイトのサイト削除の原因とサイト改善のお知らせ
映画、ドラマ、アニメのレビューや感想を書いているブロガーさんへの注意喚起です。私も含めて。
映画やドラマを紹介するブロガーへの注意喚起
映画やドラマをブログで紹介する際には、次の注意が必要です。
あらすじは数行にまとめる
パッケージ写真HPで一般公開されている画像の使用は要件を満たせばOK
スクリーンショット(キャプチャ)画像は、引用の要件を満たせばOK
著作権法違反は、「10年以下の懲役」または「1000万円以下の罰金」、あるいはその両方が科せられます。もしもアフィリエイト以外を利用しているブログサイトでは逮捕者も出ているそうです。
では、順に復習していきましょう。
あらすじは数行にまとめる
最近、一番頻発している違反事案が、映画やドラマのあらすじを書きすぎているケースです。
映画やドラマのあらすじを詳細に書き起こすと、完全にアウトです。翻案権の違反になってしまいます。もしもアフィリエイトに直接聞いたところでは、数行の簡単なあらすじなら問題ないということです。
何文字、何行までといった具体的な規定はなく、ケースバイケースで判断されるので、全体のバランスを見ながら、最低限のあらすじを書くと良いでしょう。
いろいろ検索してみた結果、どのサイトでも、あらすじは簡単に数行程度にとどめることを推奨しています。
したがって、映画紹介サイトなどで見られるような要約程度にとどめておいたほうが良いでしょう。感想を書いている間に、気が付いたら詳しいあらすじを長々と述べていたという危険性にも注意しましょう。
実際に映画やドラマのレビューを書いている人なら分かると思いますが、あらすじを要約にとどめて感想を述べて行くというのも、なかなか難しいんですけどね。
写真の使用はOK
映画やドラマをブログで紹介する際、一般公開された写真や画像を引用することはOKです。これは「著作権法上で認められた引用」に該当します。
もちろん、画像を使用することによって映画のイメージがしやすくなるという必然性による使用など、記事の内容に合致した上での引用することが条件です。レビュー記事ではないのに画像をひたすら張り付けてあるサイトはNGです。
スクリーンショット(キャプチャ)画像は、引用の要件を満たせばOK
引用の要件を満たせば、スクリーンショットの使用は可能です。あくまでも引用であることが要件なので、スクリーンショットだらけの記事とかは完全にNGです。
また、主従関係がしっかりしていなければなりません。つまり映画の感想が主たるコンテンツであり、画像はそれを補完する存在でなければなりません。具体的に何枚まで、といった明確な規定はありませんが、スクリーンショットを貼りまくっていて感想はちょこちょこっとしか述べていないなど、主従関係がひっくり返っている場合などはNGです。
また、引用の慣行にしたがって、引用元をしっかり記載しましょう。
私は危ない橋を渡りたくないので、スクショは基本的に使用せず、一般公開されている画像を引用の要件に基づいて使用するにとどめています。
引用の要件について、いまいちど復習しましょう。
[1] 引用する資料等は既に公表されているものであること
[2] 「公正な慣行」に合致すること
[3] 報道、批評、研究などのための「正当な範囲内」であること
[4] 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
[5] カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
[6] 引用を行う必然性があること
[7] 出所の明示が必要なこと(複製以外はその慣行があるとき)
著作権法違反は線引きがあいまいなため、気付かないうちにグレーゾーンに陥る可能性もあります。映画やドラマ、アニメの感想記事などは、いまいちど振り返ることが大事です。
また、「私はグーグルアドセンスやアフィリエイト広告を貼っていない」という方も、もちろん対象外ではありません。アフィリエイトやアドセンスを利用していなければ、アフィリエイトの提携を解除されたり、アドセンスがストップされたりすることはないでしょうが、上記の注意事項を遵守していなければ、著作権を違反していることに変わりありません。