ミセスGのブログ

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【ザ・コンサルタント】ベンアフレック主演映画の感想(ネタバレなし)アクションよりサスペンス要素強し

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シンガポール航空のフライト内でパトリオット・デイを見た後は、ベン・アフレックの「ザ・コンサルタント」を見ました。

ザ・コンサルタントの原題は、The Accountant(会計士)です。

ザ・会計士はさすがに無理だろうけど、ザ・アカウンタントでも良かったんじゃなかろうかと思う。だって本作でベンアフ演じるクリスチャン・ウルフは、数字キチの完全な会計士だもの。

カタカナに直した時に「アカウンタント」だと分からない人が多いのでコンサルタントにしたんだろうけど。

巷の評価を見てみると、まあまあのようですね。

ネタバレなしで感想をお送りします。

映画【ザ・コンサルタント】の感想

結論から言うと、面白かったです。

新たなダークヒーロー誕生を感じさせる映画にしてはアクションシーンが少なすぎて少々退屈という声がチラホラ聞こえてきますが、サスペンス好きな私としては十分楽しめました。むしろド派手なアクション映画よりこういうしっとり系のサスペンス要素が強いヒーローものの方が好きです。

何より伏線がウキウキなるほど多いです。映画の終盤のネタバレをいくつか食らったときは「おぉっ」と飛行機内で声を出してしまいました。

確かにアクションシーンも少なめで、ベンアフレックが猛特訓したというシラットというインドネシアのマーシャルアーツもあまり見れないし、銃撃戦もあまりありません。

なので、もう2つ3つくらいクリスチャンの接近戦やスナイパー能力を堪能できるシーンをちょこちょこ入れてくれれれば、アクションファンも満足させることができたように思います。

アクション少なめでローグ系ヒーローという点で「ジェイソン・ボーン」シリーズの第1作「ボーン・アイデンティティ」を少し彷彿とさせました。

ご存知の通り、ジェイソン・ボーンシリーズは回を追うごとにアクションシーンがスケールアップしていきましたので、本作も続編が作られた暁には、クリスチャン・ウルフの過去も明らかになっていることから、人物像を改めて描く必要はあまりなく、そのぶんアクションシーンが増えることが期待できます。

個人的には主演はベン・アフレックじゃなくても良いような気もしますし、ジェイソン・ボーンシリーズのマット・デイモンが演じていても良いものが出来上がったんじゃないかなーと思います。二人はハーバードの頃からの親友なので、ベンアフもマットデイモンのジェイソン・ボーンみたいな役に憧れがあるのかもなんて邪推しました。

映画はとても丁寧に描かれていて、上述したように伏線の多さが引き立っていました。ド派手なアクションを期待している人には期待外れかもしれませんが、私のようにサスペンス系が好きな人にはある程度の接近戦アクションや狙撃も楽しめて言うことありません。

クリスチャン・ウルフが自閉症を抱えているという設定も、自閉症が障害ではなく「different」であるという説明が丁寧になされていました。コミュニケーションの仕方が違うだけ。多様性を重んじる映画や、「普通」と異なる人々にフォーカスした映画はあってしかるべきだと思います。

クリスチャンの父親が軍人という設定や、自閉症のクリスチャンを社会に適応させるためにとった道は、私事になりますが我が夫を連想させます。自閉症を抱えた子供たちをケアする施設に入所させることを選ばず、我流でトレーニングさせたクリスチャンの父親。

クリスチャンとデイナが恋に落ちそうな設定でしたが、ありがちな展開ではなく、デイナが体を寄せるも行動にでなかったクリスチャンが新鮮でした。ほのかな恋心を大事にしたい時ってありますよね。これはこれで良かったと思う。すぐにキスしてセックスという映画が多いので。

一つ蛇足というか、大して意味がなかったんじゃないかなーという点は、レイが雇ったメディナという女性。この女性が何か活躍するのかと思ったら、クリスチャンを突き止めてレイに報告するだけで、大した役割がなかった点です。レイが自分で突き止めてたほうが良かったんじゃないかしら。

 

キャスト 

キャストも良かったです。まず私の大好きなウォーキング・デッドでシェーンを演じていたジョン・バーンサルが出演していたことに嬉しい驚き。キャストを知らずに見ていたので、ジョン・バーンサルが出た時は小躍りしたくなりました。

ジョン・バーンサルはパニッシャーの主演が決まっていて、今売れっ子ですね。ウォーキング・デッドでシェーンを見た後は、間違いなくブレイクすると思いました。

最後のツイストもネタバレが分かったときには嬉しさ二倍でした。

そしてヒロイン役(?)のデイナ・カミングスにアナ・ケンドリック。素朴で数字が大好きなナードっぽい地味な女の子を好演していました。アメリカではあまり見かけないタイプのキャラなので、この辺も好感度が高かったです。でもアナ・ケンドリックの大きな歯が気になってしまいました。

そして、同じく機内で見た「パトリオット・デイ」で勇気ある巡査部長を演じたJ.K.シモンズもメインキャラの一人です。