あちこちで見かけるようになった監視カメラの英語表記が少しヘンなので直してみます。
今回は、店、駅、エレベーター等など、どこにでもある監視カメラの英語表記です。
監視カメラ・防犯カメラの英語表記を正す
「防犯カメラ設置」という日本語表記の下に英語表記が
Monitored for Security
と書かれていますが、ちょっと分かりにくいですよね。
「セキュリティために監視していますよ」
ということは分かるのですが、日本人の発想らしく受け身です。
他に日本ではこの表記もよく見かけます(決して間違いではありませんよ!)
Security System in Operation
セキュリティシステムを導入していることは伝わってきますが、日本人らしく曖昧な表現を好む癖が残っていることが伺えます。
なぜかというと、おそらく直接的な名称である「カメラ」という語を使いたくないのではないかと推察しています。
もっと分かりやすいアクティブな英語表記を考えてみましょう。
ベターな英語表記
アメリカで一般的な監視カメラの通知表示はこうです。
Security Cameras in Use
最初にSECURITY NOTICE: や WARNING を入れても構いません。
Security Cameras in Operation も同意語ですが、Useの方が簡単で分かりやすいですね。
監視カメラが作動中であることが明確に分かると思います。
最近はこの表記が日本でも増えてきたように感じます。
ほかにアメリカのスーパーマーケットやショッピングセンターの駐車場で見かける表記はこういうサインです。
Video Surveillance in Use (on These Premises)
Surveillance Cameras in Use
店舗敷地内はビデオ監視中ということで、動画でバッチリ撮影しているよという意志が伝わります。
他によくあるバリエーションはこちら。
Warning: 24 Hour Video Surveillance / All Activities Are Monitored
This Area is Under 24 Hour Video Surveillance
24 Hours Monitored by Video Camera
All Activities Monitored on Video Camera
また、ちょっとユーモアも含めて効果的な英語表記は
Smile! You're On Camera
というもので、アメリカではこれもよく見られます。
いかがでしょうか?
現行の Monitored for Security という表現に比べて、グッと分かりやすくなったと思いませんか。思ってくれ。