「ドラゴンタトゥーの女」の2作目となる「火と戯れる女」を見てみました。天才ハッカーであるはずのリスベットがアナログなことしかしないガッカリ作品です。タイトルはむしろ「アナログハッカーな女」にすればいいのに。
スウェーデン版の2作目となる「火と戯れる女」です。
混乱しないようにまとめます。
- ドラゴンタトゥーの女(2009年)
- 火と戯れる女(2009年)本作
- 眠れる女と狂卓の騎士(2009年)
- ドラゴンタトゥーの女(2011年)
- 蜘蛛の巣を払う女(第4弾:2018年製作予定)
【火と戯れる女】作品情報
原題:The Girl Who Played With Fire
製作年:2009年
上映時間:129分
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス
言語:スウェーデン語
ジャンル:サスペンス
【火と戯れる女】あらすじ
少女失踪(しっそう)事件解決から1年後、社会派雑誌「ミレニアム」で少女売春組織に迫った特集の準備を進めていた担当ジャーナリストが殺害される。
現場にリスベット(ノオミ・ラパス)の指紋のついた銃が残されていたことから、彼女は容疑者として指名手配されてしまう。
リスベットの無実を信じるミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、独自に調査を進めていくが……。
【火と戯れる女】感想
1作目と比べると、リスベットが活躍するシーンが全然なくてガッカリします。指名手配されちゃうのであまり表立って動けなかったからなのか、リスベットの行動が制約されてしまいました。
でも指名手配されてもアンダーグラウンドで動こうと思えば動けるはずです。それどころか、車のナンバープレートから持ち主を割り出すために、なぜか修理工(?)に電話で聞き出そうして教えてくれないので直接出向いて銃で脅して情報を得るというアナログさ。
リスベット、君は天才ハッカーなんだyo
アクションはCGとか多分使ってなくて、90年代初めの頃のような生身のアクションが多いです。2009年の作品なのに。生身アクションなんて、もはやハリウッドでは絶対見れないお宝映像ですよね。
リズベットの腋毛がしっかり生えてたりして、こういうのもハリウッドじゃ見られない。この人間くささに感動します。
今回の敵は人身売買組織なのですが、その組織があまり出てきません。ドロゴのような金髪ボディガードとバイカー二人、それから親玉だけ?なんかちっぽけな犯罪組織です。
一番の見どころは、ドロゴとリスベットの友人ボクサーの決闘でした。リスベットのガールフレンドのミリアム・ウーさんが実はキックボクサーで、男を返り討ちにするぐらいの勢い。男が一人だったら、余裕で勝ってる。
一作目のように、長年隠されていた秘密を少しずつ暴いていってジグゾーパズルをはめていくような面白さがまったくないので、サスペンス性が薄れ、2作目は正直あまり関心しませんでした。
評価:35点