デッドプールを知らない私が映画「デッドプール2」を見た感想です。私のような方でも楽しめる映画でしたので、是非アメコミ苦手な方にも見てほしい作品です。
アメコミ苦手なので、デッドプールについても最小限しか予備知識がありません。
デッドプールが誰なのかもよく知らないのですが、ライアン・レイノルズが主役でしかもウルバリンと知り合い…ということからXメンの仲間だということが分かります。
そういえば何年も前に見たウルバリンの映画で…口を縫われたライアン・レイノルズが二刀流でウルバリンと戦っていたのを覚えています。あの人がデッドプール?
いかんせんデッドプール1を見ていないので分からないのですが、今回のデッドプール2が面白かったのでデッドプール1も後日見てみたいと思います。
【デッドプール2】作品情報
原題:Deadpool 2
公開年:2018
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モレーナ・バッカリン
上映時間:119分
言語:英語
監督はデヴィッド・リーチで、代表作に「ジョン・ウイック」「アトミック・ブロンド」「Vフォー・ヴェンデッタ」、「ボーン・レガシー」があります。
アクション映画が多いながらもブロックバスターとは少しずれた感じの個性的な作品が多いですね。
主演は引き続きライアン・レイノルズで、最近悪役で引っ張りだこのジョシュ・ブローリン、デッドプールの彼女役にモリーナ・バッカリンなど、それから日本人の忽那汐里(くつな・しおり)さんが出ています。
ちなみに血が多かったり、ブラックコメディながらもバイオレントなシーンとタブーワードが多いのでR指定でお子様は見れません。
【デッドプール2】あらすじ
ファイヤーフィストというファイヤーボールを出す少年(名前はファイヤーフィスト)がアウト・オブ・コントロールになってしまうので、デッドプールが助けようとする話。
一方、未来からやってきたケーブル(ジョシュ・ブローリン)がこのファイヤーフィストを暗殺しようとする話。
【デッドプール2】感想
予備知識も何もなかったけど楽しめました。Xメンmeetsターミネーターみたいな映画ですね。笑いもふんだんに取り入れたアクションコメディです。
冒頭からデッドプールがなぜかガソリン?タンクをいくつも並べた上に寝ていて爆破して自分をバラバラにするシーンから始まるんですが、私はデッドプールが死なないことを知らなかったので、一体この人は何をしているんだろう…死んじゃうじゃん…なんて思いながら観ていました。
どうやらデッドプールは死なないようです。ただし、Xメン専用ぽい刑務所に入れられた時に分かるのですが、特殊な首輪は嵌められると超能力が使えなくなり、デッドプールもスーパーパワーを失って腫瘍に侵されている状態に戻って死んでしまうようです。
私はデッドプールは火事でケロイドになったのかと思っていましたが、末期がんで全身をガン細胞にむしばまれていたのですね。
デッドプールの彼女役にモレーナ・バッカリンです。あれ?どこかで見たことあるなぁ?と思ってたら、ドラマ「ホームランド」のブローディの奥さんですね。いつもショートヘアだったので髪の毛が長いと微妙に気付きませんでした。
実生活では「OC」のライアン役や「ゴッサム」で主演しているベンジャミン・マッケンジーの奥様です。
ブラジル出身の彼女ですが、実は昔からあまり好きじゃありません。でも39歳とアラフォーにして Kiss me like you miss me!!なんつってデッドプールに飛びついちゃうあの可愛さは叶いません。Kiss me like you miss me...!!言ってみてぇ…
私が夫にあんなことやったら「うわぁっ」なんつってバランス崩して二人で腰を痛めること間違いなし。付き合ってた頃はお姫様抱っこもしてくれたんだけどな!
さて本作の話ですが、ファイヤーフィストというドラゴンボールからそのまま出てきたような少年がちょっとアウトオブコントロールになってきます。そこへ半ばヤサグレ気味のデッドプールが少年を救おうとします。
同時にケーブルというジョシュ・ブローリンが未来からやってきてファイヤーフィスト少年を暗殺しようとするんですね。まさにターミネーターそのもの。
ライアン・レイノルズやそのほかキャストなど、人気俳優ながらも小粒感のキャストを支えるかのようなジョシュ・ブローリンの存在感ですよ。ジョシュ・ブローリンは先日のアベンジャーズ:インフィニティ・ウォーでもザノスだかサノスだか最強タイタンを演じていましたが、昔から好きですよ!
そんなジョシュ・ブローリン演じるケーブルですが、単なる悪役ではないんですねー。ネタバレは伏せておきますが、これジョシュ・ブローリン好きには喜ばしい展開でした。
監督の過去作ジョン・ウイック、ボーン・レガシー、V・フォー・ヴェンデッタと比較すると、アクションは一番ド派手だったんじゃないかしら。この3作はけっこう大きな話なのに小さくまとまっちゃってる感があるんだけど、今作のアクションシーンは見応えがありました。
そこに数多くのブラックコメディも挿入されていて、見栄えのいいドミノさん(能力:幸運)も入れてくれてるんで、スタイリッシュで迫力もあってバランスがよく取れていました。
デッドプールのサーキャズム、仲間のインド人(?)、盲目の黒人女性などなど、かなり笑わせてくれましたね。とりわけタクシードライバーでヒーローを夢見るインド人がお気に入りキャラ。
デッドプールがチームメンバーを採用するために面接してて、自分を差し置いてふつうの人間を雇ったときのインド人の「ファーック!!」に大笑いしましたよ。
忽那汐里さんは可愛かったですね。ただ日本人がハリウッド映画に出る時って、絶対にサブキャラかサブキャラのお伴みたいな立ち位置ばっかりですね。スクリーンを通した忽那汐里さん、とても可愛かったのであれなら頑張ればもっと重要なキャラをゲットできそうな気がします。彼女は確かバイリンガルなので英語も問題なさそうですしね。
日本のシーンが冒頭にちょこっと出てきますが、相変わらず日本のイメージまちがってるよねw いつになったら日本のステレオタイプは正されるのか。
最後の方にケーブルがあれを戻すシーンがありましたけど、それなら最初から自分の家族を殺される前に戻せば良かったんじゃ…そういうのは出来ないの?
私はアメコミ、SF苦手なのですが、本作デッドプールを楽しめたのはデッドプールが人間に近い存在であることと(空飛んだりしない、攻撃受ければちゃんと体がちぎれて戦闘不能になる)、それから彼のやさぐれ姿勢が気負いなく共感しやすかったためです。
ちなみにNetflixでアベンジャーズ:シビルウォーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをトライしてみたんだけど、途中でつまらなくなって見るの辞めてしまいました…でもデッドプール1は見てみようと思います。アベンジャーズシリーズよりこちらの方が好きです。
評価:75点