カリフォルニアで家を探していた頃、かなり多くの家を見て回りました。
中古住宅から新築モデルホームまで・・・
アメリカでは一般的に中古住宅の価格は下がりません。サブプライムローンでバブルが弾けた時は一時的に価格が暴落しましたが、その後はすぐにリバウンドし、南カリフォルニアの住宅価格は今はその2倍に跳ね上がっています(サブプライムローンバブルが弾ける前よりも高い)。
私が住んでいたエリアはロスアンゼルス郡の南にあるオレンジ郡で、富裕層も多い土地であることから住宅価格も高騰し、それにあわせて賃貸の家賃も毎年最大で8%ほど上昇し続けています。
去年だったかしら、私たちが借りてる家の所有会社から手紙が届いたのですが、「グッド・ニュース!あなたたちの家賃は今年は8%ではなく6%の上昇になりました!」とか書いてありましたよ。
何がグッド・ニュースなんだよ。アメリカン・ジョークなんでしょうか。
家賃は1BR(寝室1つ)で1600㌦~、3BRで2500~3000㌦くらいの相場です。
住宅価格は大体60万㌦~120万㌦です。(日本円にして6700万円~1億3300万円)
ローン利率も高いので(今は4%くらいかな?)、1000万円くらい頭金を入れても毎月のローン支払いも3000㌦~になってしまいます。
今現在オレンジ郡に住んでいる人たちは、富裕層、70年代や80年代に家を購入した人たち、エクイティで波に乗って購入した人(家が暴騰したら売って、売値より高い家を購入する=税金を繰り延べできる)たちでしょうねぇ。
こっちに来るちょっと前に出席したお誕生日会で、かなりいい金額をもらっている小学校の先生たちも共働きのアメリカ人たちも、皆一様に「家が高すぎて買えない」って言ってましたから。
なんでも今はカリフォルニア州とハワイ州に住む家族の50%が毎月の収支のやり繰りが赤字になっているそうです。今は売り時ではあっても買い時ではないかもですね。先月読んだ記事では、ようやく高騰率が?年以降のスローな伸びと書いてありましたから。
まあカリフォルニア州でも田舎にいけばまだ手の届くお値段の物件がありますよ。
というわけでオレンジ郡での家の購入は考えていませんでしたが、土日はオープンハウス(中古住宅の公開)が開催されるので、よく娘と二人で見て回っていました。家を見るのって面白いよね!
もちろん場所によって家の雰囲気も違うし、築100年以上のものもあれば新築もありますが、アメリカの家ってどんな感じというのが伝わるかと思います。
ロングビーチの中古住宅(6700万円)
今回のお家はロスアンゼルス郡のロングビーチにある中古住宅です。
確か1960年代のお家で、価格は確か6700万円くらい。
家を見るときは、そのエリアの雰囲気もチェックしないとダメなんだなー。
安全なエリアか、近隣がきちんとメンテナンスされているか等々。
木が多く植えられていて、学校が近くにあって子どもたちも多いエリアなので合格。
前から見ると随分小さいですよねぇ。これが6700万円もするなんて…
あとで気づいたんだけど、家の中ほとんど写真撮ってなかったわ。ごめん。
ベッドルームの奥にファミリー用のリビングがあって、ここが良かったです。
アメリカの家にはよくリビングとファミリールームというのがある。リビングは来客やゲストがくつろげる場所で、ファミリールームは家族がくつろげる場所という感じで、お互いプライバシーを守れて居心地が良い間取りになっている。
これなら親戚や来客が来た時も、家族のメンバーが会いたくない時や個人的な会話をする時などでも気を遣わずに済む。
そこからバッグヤードに続いている。アメリカの庭は大体バックヤード(裏庭)なので、道路から見えず、プライバシーが確保されている。安全面でも子どもを遊ばせるにはバックヤードのほうが安心だ。
それからカリフォルニア州は日差しが強いため、夏は日陰に恩恵を預かる。したがって、日陰を与えてくれる大木は重宝がられる。湿気がほとんどないので、日陰と日向で温度がかなり違う。
いかがでしたでしょうか。
いかがと言われても、ほとんど家の中写ってないですけど。
次回はモデルルームをご紹介しやすよ!