子どものプリスクールを探していた頃の写真が出てきました。もう5~6年前の話になりますが、プリスクールを探していて、最終的にモンテッソーリ教育のプリスクールに決めた時の話を振り返ってみようと思います。
カリフォルニアでは6歳がキンダー(幼稚園)1年間、7歳あたりから小学校入学ですが、入学年齢についてはあまり厳しくなく、満○才になっていれば入れる…といった具合です。
4歳以下はプリスクールに自分で入れることになります。つまり全額自分で支払うことになります。
金額が高くなるので、週2日、週3日、午前中のみプリスクールに入れる人も多く、予算と親のスケジュールによって登園日・時間はまちまちです。
日本では3歳から幼稚園や保育園に入れるので、さすがに6歳までスクールに通わないのも不安に感じて我が家も4歳から5歳の2年間をプリスクールに通わせました。ちなみに週3回、朝9時から午後3時半まで入れることにしました。
プリスクール探し体験記:理想のモンテッソーリ教育プリスクールを見つけた
プリスクール選びで大切なのは、絶対に事前に見学しに行くことです。
何校か見学しに行きましたが、最終的に私が決めたプリスクールは、実際に見学しに行って感じた温かい雰囲気、信頼できそうな先生の人柄などが決め手となりました。
そして評価が良い学校を選ぶこと。
今はyelpなどで各スクールのレビューを一つ一つ読むことができるので便利ですね。
- 衛生的か
- 安全か
- 先生の身なり、話し方
- 先生:子どもの比
など、レビューを読んだり、見学をして自分で体感することが大事です。
上記リンクのスクールを見学したあと、悪くはないけれどもなんとなくしっくりこなかったので、もう少し広範囲で評価の良いスクールを探してみました。
そして評価が高得点(actually満点)のスクールを発見したので、さっそく見学を申し込みました。
そこは個人経営のモンテッソーリ教育を実践するプリスクールでした。個人経営とはいっても、もちろん州からライセンスを受けている学校です。
モンテッソーリについては殆ど知りませんでしたが、少しググってみたところ日本でも人気があるようでした。
プリスクール見学の様子
個人経営ということもあって、閑静な住宅街にある一軒家の一部をスクールに改変したようになっています。
一見するとスクールには見えないので、そのロープロファイルが逆に注目を浴びなくて安全だと思いました。(学校を狙った銃乱射事件が多いので)
庭へ続くドアを通って、庭から入ります。
外へ続くドアは、送迎時のみ鍵が開いています。スクール時間中はロックがかかります。
ランチは雨天時以外は外で食べるようです。
クラスルームは小規模ながらも清潔で整理整頓がきちんとされていて、何よりホーム環境という設定のため、学校に通ったことのない子どもがすぐに馴染んで飛び込んでいったんですね。
Tutor Timeに見学に行った時はoverwhelmedされて、自分から動き回ったり遊んだりということがなかったので、今回は嬉しい驚きでした。
このほか、ヨガや音楽、ダンスの時間は家のリビング(フローリング)で行います。
見学は私と娘だけで行ったので、疑い深く注意深い旦那が賛成してくれるかどうかわからなかったのですが、子どもの教育については私の判断を信用してくれるようでOKが出ました。
先生に確認したところ、学校が始まる前であれば旦那を連れてまた見学にきてもいい、ご主人にも一から説明してくれるということでしたが、旦那がOKというのでそのまま入園することにしました。(通い始めてから旦那もいつも送迎のために足を運びましたが、彼も気に入っていました。)
この学校の定員は、先生2人(二人とも女性)に対し最大で12人までに留めるというポリシーでした。つまり先生1人につき6人(1:6)までということになります。
州の規定では、教師一人に対し最大で生徒24名(1:24)と定められているので、その半分になります。
言うまでもなく、生徒の数が低いほど生徒一人に割ける時間が多くなるので、きめ細かい教育やケアが可能になります。
プリスクールを選ぶ際は、先生対生徒の比率を考慮に入れるのも良いと思います。
通ってみた感想
結論からいうと大正解でした。
初日に子どもが愚図って泣くこともなく、慣れる時間さえ必要なかったくらい。
学校が始まる前に先生からプリントが届き、そこには初日に両親がお別れをいう時にどうふるまうとベストかなど有益な情報も書かれていました。子どもと離れたことがまったくなかった私にはとても助かったし、ふつうのスクールなら気が付かない親子の心情への気配りを感じ、子どもを安心して預けられるというスクールへの信頼にもつながりました。
ホーム環境について、最初は懐疑的でしたが、結果的に子どもがのびのびとリラックスして過ごすことができたようです。
何より2名の先生がとても温和で温かく、素晴らしい先生でした。
プリスクール選びはなかなか悩むところだと思いますが、実際に見学に行ってスクールの雰囲気や先生と話してみた時の感触を体感してみることが一番大切だと思います。