ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

乗馬レッスンを始めました。日米の乗馬レッスンの比較。

はぁ〜い、皆さん、ごきげんよろしゅう。

お元気でしたか?

このところ、ブログからめっぽう遠ざかっております。

親戚んちに居候していることもあって、落ちついて執筆活動する機会が取れないのよね。

パソコンを置いて長時間カタカタとキーボードを叩く場所もダイニングテーブルしかないし。

これまたチェアも座り心地が悪くて長時間座ってると腰が痛くなってしまうし。

そんなわけで、書きたいけど書けない状況にあります。

決して、断じて、メンドーだからブログを放置しているんじゃないんだ、違うんだ。たぶん。。。

この記事はスマホでポツポツ打っています。うん、打ちにくい。

 


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さて、今回はですね、念願の乗馬レッスンを始めた話ですよわ。私じゃなくて娘が。

アメリカに着いてから「馬。ねぇ馬。馬は?H・O・R・S・E!!馬だってばよ」と五月蠅くてですね、この馬娘が。

2年前くらいですか、娘と日本に帰国中に乗馬の4級?5級?を取りに行ったんです。

そこで基礎は学んだのだけど、二人ともトロッティング(早足)がうまくできなくてフラストレーションを抱えたまま終わってしまったんですよね。

そんなわけで娘がアメリカでついに乗馬レッスンを体験した話です。

ちなみに今住んでいるところはちょい田舎なので馬があちこちにいます。

乗馬レッスンの場所は家から700mと、歩いても行ける距離にあります。ラッキー。

毎週決まった時間に通う日本の「習い事」という感じではなく、一週間前に空いている時間枠がFacebook に公開され希望の時間を申し込む形なので、好きな時に行けます。

契約するわけじゃないから気兼ねなく申し込めますね。

レッスン料は1時間50ドル。安くない?

日本だと登録費から始まって施設使用費、装備レンタル費とかどんどん加算されていきますよね。1年契約を結ばなければいけないし、心理的にも経済的にもハードルが高い。。。姪も契約しようかしまいか悩んでいました。

きちんとしていることは一般的にいいことだけど、そんな中でもある程度ゆるさがある社会の方が何事にも挑戦しやすく、生きやすい社会になると思います。

しかも行ってみて分かったんだけど、広い馬場に娘以外にもう一人しかいないし、インストラクターとマンツーマンなんですよ。

(正確には、もう一人11歳の女の子がいて、その子はもうベテラン生徒なので全て自分でできるのでひとりで自由に練習していました。たまにインストラクターのご夫婦が声かけてアドバイスするだけ。)

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てっきり日本でのレッスンのように5〜6名のグループに分かれてインストラクターがひとりで1グループを教えるのかと思っていたので嬉しい驚きでした。

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で、1時間ずっと馬に乗れるの!ほぼ自由に!これが日本との大きな違い。

日本式では「え〜馬とは」から始まって、馬の性質や馬体の各部名称、装具などをクラスで学び、次にシミュレーション機械に乗ってゆらゆら揺れ、馬のグルーミングの仕方を傍らで観察したあと、やっと馬に乗れる機会がやってきます。

スクールによって多少異なるだろうけど、大体こうした手順を踏んでいくはず。

で、準備時間を経て、いざ「さぁ馬に乗るぞー!」と意気込みも、直径数mの円形を五頭の馬でぐるぐる回り続けるだけなんですよね。。。

3日間のコースでしたが、ずっとぐるぐる。ズブの初心者だから当たり前と言えば当たり前だけど。。。日本は安全に世界一厳しいし。

初心者だしそれはそれで楽しかったのですが、手取り足取り、乗馬中は細かい指摘と助言を受けながら...というスタイルは私も娘も合わなかったように思います。

私はなんでも自分で試行錯誤してfigure outしていきたいタイプですし、娘は体感的で自由・自律を与えてくれるハンズオン(実践型)が好みのようです。

彼女は学校の授業でいうと筆記試験は苦手だけど、プレゼンやスピーチ、面接は得意なタイプ。日本人の子と逆かも。この辺はアメリカで育ったことが影響しているのかもしれない。

今回の乗馬レッスンはそんな彼女にぴったりだったようです。

まずは、馬を引いて厩舎から表に連れ出します。

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馬ちゃんの名はロッキーというオス馬。27歳。

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結構ずんぐりむっくりしとる。クォーターではなかったね。私はクォーターが好き。

日本では競馬引退馬が乗馬練習に利用されているので、サラブレッドが多いです。

サラブレッドて背高が高く、足が長く美脚で美しいんだけど、乗るとめちゃ高いことに気づきます。高所恐怖症じゃなくてもけっこう怖いんだ、これが。

なので、クォーターあたりの方が高さもそこまでではないので初心者としては乗りやすいんじゃないかなと思うんだよね。

ただ、ロッキーちゃんは幅広なので、開脚角度が大きくなります。多分乗った瞬間に足がつるだろうな。子供なら大丈夫。

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馬ちゃんをブラッシングします。きゃわゆい。

この時、隣で11歳の少女が全てを自分でこなしおりました。

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慣れた手つきで馬のブラッシング、重いサドルを持って馬に乗せ、ベルトをはめ、馬の手綱も全部自分でセッティング。

馬を引いて広場に行き、キャンタリング(駆け足)からの急停止など、高度な技術を練習していました。たまにインストラクターご夫婦からアドバイスの声が入ります。

かっこええー。車で走っているときにいつも乗ってるのを見かけるので、レギュラーで通っているのでしょう。あんなに乗れたら楽しいだろうな。

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サドルを乗せてもらい、馬を引いていきます。

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初日から自分で馬を引かせてもらえるなんて、日本の乗馬スクールでは経験できません。ブラッシングもなかったわー。

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はい、あっという間に騎乗して、すぐにレッスン開始です。

若いお姉さんは帰る時間のようで、経営者の旦那さんが教えてくれるようです。

説明ナッシングのぶっつけ本番なので、レッスン内容は把握してませんw

手綱の引き方とか基本をざっと口頭で説明してました。

なお、日本では英国式の乗馬スタイルでしたが、アメリカはウエスタンスタイル。サドルも違うし、鐙も違う。

後で娘から聞きましたが、日本(英国式)では骨盤を立てて姿勢を正し、足が膝より前にいかないように乗るように指導をうけましたが、こちらは正反対で上半身はリラックスしなさいって。

あとは特に何も言ってなかったらしいw

え〜!そんなに違うんだとびっくりしました。乗馬スタイルもお国柄を感じますね。

この時、先ほどの11歳の子はウォーミングアップのために馬を円形に走らせておりました。SUGEEE!  かっちょいいー!

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レッスン開始ですが、細かいことはあまり言われず、とにかく

Control your horse! 

と声を上げていたのが聞こえました。

「あーっ!歩いてる!なんで歩いとるんかー!なんで歩いとるんかー!」と掛け声が響いてましたが、娘は笑ってましたね。(おじさんが面白かったという後の感想)

結局、乗馬の練習の目的は、馬をコントロールすること、これに尽きます。

アメリカ人の大らかな気質というのもありますが(旦那さんはメキシコ系、奥さんは白人)、日本のようにこと細かく指導したりはしません。自分で手探りして身につけていく教え方です。

後半はインストラクターのコマンドなしに自由にトロッティング(早足)したり、停止したりしていました。最高。

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動画もあるんだけど、動画編集アプリでモザイクかけてからアップできたらアップします。...できた。

今回の乗馬レッスンは単なる一例ですが、いつもこうした日常シーンにおける日米の違いを見て思うことが一つあります。

日本はマイクロマネジメントしすぎではないかと。何から何まで事細かく手取り足とり教えすぎではないかと思うのです。教えられる方は楽ですが、そこからハミダサナイように気を遣うようになり、はみださない事に注意を払ってしまいようになります。それは疲れるよね。

日本の自衛隊がポジティブリストで米軍がネガティブリストというのも頷ける話ですし、日本の大学を卒業した新卒生が、言われないと何をしていいかわからないというのも妙に納得してしまいます。

マイクロマネジメントは生きづらい社会の造成にも繋がります。

日本人の細かいところまで気を抜かない資質は、メイド・イン・ジャパンの名を世界に轟かせ、職人文化を生み出しました。

でも昨今は瑣末なことまで気にしすぎ、管理しすぎなように感じませんか。

 

乗馬用のブーツはAriatです。

↓のDelilahと迷いましたが、娘の希望で↑の方にしました。

乗馬を終えた娘、最高に楽しかったらしく、毎週通いたい!と熱弁しておりました。

一人っ子で私の不安障害も手伝って、過保護に育ててしまいましたが、失敗や困難を経験してほしい。実際に挑戦して五感を動かしてほしい。そんな風に思います。

今回の1時間にレッスン代50ドル。最高のお金と時間の使い方をしたねと夫と話しました。

なお、夫はご主人の許可を得て馬糞を無料で入手。レッスン中、せっせと馬糞を私のピックアップトラックに積んでいました。私のトラックに馬糞を。

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