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海外長期在住者が語る、ここがヘンだよ日本の政治・外交・メディア

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日本のテレビ番組を見ていたら、最近はようやくまともなことが言える雰囲気が出てきたなという気がしてきました。

海外に長くいると、日本ではあまり気にしてなかったことや問題が客観的によく見えるようになります。

そこで今回は、海外からよく見える日本の政治やメディアについて、現在の日本のおかしな点を挙げてみました。

日本のおかしな点 

国益を第一に考える人を「極右」「ネトウヨ」とレッテル貼りする

戦後の自虐史観や日教組の影響なのか、日本では国益を第一に考える人のことを「極右」と呼ぶおかしな現象が起きている。日本の国益を一番にするということは、私たちの命、財産、生活を一番大事だと考えるということだ。

しかし日本では、「日本の国益を考えるべき」というと極右とレッテル貼りされてしまう。

私は日本の国益が一番大事なので国益に基づいた外交や政治をしてほしいと考えているが、そう発言すれば「極右BBA」と言われるはずだ。

賢明な皆さんはお気づきだろうが、レッテル貼りは情報操作の戦略のひとつである。

中国や韓国を批判する日本人を「レイシスト」「ヘイト」と呼ぶのも、情報操作の戦略の一つである。たとえば中国による領海侵犯や黒サンゴの密漁を批判するデモが起きた時は、カウンターと呼ばれるデモに抗議する人たちや日本のメディアが、デモ参加者を「レイシスト」「ヘイト」と叫び、印象操作していた。

もちろんデモ参加者は日本の領海を守るためにデモを参加しているので、レイシストでもヘイトでもない。領海侵犯しサンゴを密漁する中国を批判しているだけで、当たり前のことだ。

あなたが日本を大事に思うことで極右と呼ばれたとしても、気にしないことだ。「日本を大事に思って何が悪い?極右で結構だ。では、日本を大事に思わない貴方は国賊か?それともスパイか?」と言ってやればよい。

 

他国に侵略されても反撃しない

戦後の混乱期にロシアに北方領土を火事場泥棒されたのは仕方ないとしても、韓国に竹島が侵略されたのに何もしない日本は明らかにおかしい。

竹島が侵略されたことも「侵略」という言葉は使わず、韓国による「不法占拠」とオブラートに包んだ言い方をするのもおかしい。おかしいことだらけだ。

韓国は竹島を自分の領土という既成事実を作りつつある。ロスアンゼルスのフリーウェイ脇にも「独島(竹島)は我が国の領土」と大きな看板を出していた。

また、最近は対馬も韓国の領土だと言うようになってきている。

そして中国は尖閣諸島を明確に盗りに来ており、中国漁船をキャベツ戦略で送り込んだり、日本の領海と排他的経済水域に侵入して黒サンゴ礁を根こそぎ盗んでいっている。

それに対して日本は爆撃も撃沈もしておらず、中国人船長を逮捕するにとどまった。しかしすでにサンゴへのダメージは大きく、漁場が死滅しており、小笠原島民は「対応が遅すぎた」と憤りを示した。

日本の事なかれ主義が招いた一つの例だ。

さらにいうと、中国は沖縄も明確に盗りに来るだろうし、九州も視野に入れているはずだ。

ちなみにインドネシアのスシ海洋大臣は、外国人の乗組員たちを下船させたあとで外国漁船を次々と爆破していった。

「アルゼンチン沿岸警備隊による中国漁船の撃沈」は世界の常識

これが世界の常識である。 

 

「お隣」韓国への対応が異常

言いだせばキリがないけれど、日本の韓国への対応は、はっきりいって異常だ。

韓国は竹島を侵略しているが、日本は何十年経っても何もしない。

韓国は慰安婦の問題を性奴隷にすり替えて「日本軍が20万人の少女を性奴隷にした」と世界中にデタラメを吹き込み、世界中に慰安婦造を建立した。

それに対して日本は河野談話や村山談話、あるいは歴代総理による謝罪に謝罪を重ね、民間レベルではアジア女性基金を通じて元慰安婦たちのサポートをした。

そして2016年に再び安倍総理が謝罪、国民が反対する中、無能な岸田外務大臣は、守られるはずのない日韓合意に10億円も拠出して、まんまと韓国に再び騙されることになった。日本国民の方がずっと冷静に日韓関係を見ている。

そもそも1965年の日韓基本条約ですべて解決済の事項である。

また韓国は軍艦島のユネスコ登録を妨害しながら、慰安婦問題同様にこれまた「戦時徴用」を「強制労働」と巧みに言葉をすり替えさえ、なんと日本はこれに応じて強制労働と記述することになった。

重要文化財の仏像が盗まれ続け、神社に油をかけられ、靖国神社に放尿され、さらには靖国神社の爆発テロ未遂もあったが、マスコミはこれを「爆発音事件」と苦し紛れの報道をした。

また、こうした韓国の言動を批判すれば「お隣の国だから」「隣国だから大ごとにしないほうがいい」と壊れたテープレコーダーのようにお決まりの美辞麗句が返ってくる。これを事なかれ主義という。

北朝鮮という危険な国が側にいる以上、軍事戦略として韓国と協力し合うことが重要なのは理解できるが、そんな韓国は我が国の領土竹島を侵略している国であることを忘れていまいか。北朝鮮には日本人を人質にとられ、韓国には領土を盗られていて、何もしない国は日本くらいのものじゃないだろうか。

また、対北朝鮮で韓国と足並みを揃えるのはいいが、だからといって韓国にへつらう必要はどこにもないし、これだけの悪行を耐え忍ぶ必要もどこにもないのである。

マキャベリは、君主論で「隣国を援助する国は滅びる」と述べた。世界のどこを見ても「隣国だから助けないと」「隣国だから仲良くしよう」「隣国だからテロをされても大事にすべきではない」などという頭のおかしい意見は出てこない。

しかし日本では、こうした頭のおかしい意見が出てくるのだ。

自民党の青山繁晴さんは、日本の国益を真剣に考えている稀な政治家だが、彼によれば、韓国に恩を売っておきたい政治家がたくさんいるとのこと。自民党内にもいるということだ。

韓国に恩など売ってもなにもならないし、譲歩すれば相手も譲歩するだろうという日本人特有の考え方は今すぐ改めなければならない。こちらが一歩譲歩すれば、相手は二歩進んでくるのが世界の常識だ。

 

マスコミが都合の悪い真実を報道しない

2011年、あまりにも偏向報道や韓国寄りの報道が多いため、大規模なフジテレビの抗議デモが起きたのはご存知だろうか?

日本のマスコミは揃ってこのデモを無視し続けた。果たしてフジテレビへのデモを報道したテレビ局があったのだろうか?

幸い、インターネットにアクセスのある人を中心にこのデモは知られるようになり、あれだけの人数が参加している大規模なデモを完全に黙認したマスコミへの不信感が募り、「マスゴミ」という言葉が生まれた。

また、上記の靖国爆破テロ事件も、犯人が韓国人だったためか「爆発音事件」として報道されたので、首をかしげる日本人も多かったに違いない。

2010年、民進党(民主党)が政権を取っていたとき、中国漁船が尖閣諸島沖で日本の巡視船に体当たりしてきた事件はどうだろうか?

時の首相、菅直人は中国漁船の船長をこともあろうか処分保留で釈放し、中国側に引き渡した。リークされなかったら、この事実は永遠に隠蔽されていたに違いない。

また上記で述べた中国や韓国による日本への悪行を批判すると「ヘイト」「レイシスト」とレッテル貼りをされる件について。マスコミが彼らの情報戦略に気付いているのか気付いていないのかは不明だが、マスコミは逆にデモ参加者たちを「ヘイトデモ」と報じている。気付いていないのならマスコミの調査力や観察力は、救いようのない低レベルであるし、知っててそれを捻じ曲げて報道しているのであれば、なお悪質である。

日本のマスコミは、韓国や中国に都合の悪いことは一切報道しないという薄気味悪い組織なのだ。

 

外交における意味不明な「配慮」

中国漁船による体当たり事件で犯人を引き渡したことに対し、日本政府は「中国への配慮」とした。被害者である日本が加害者である中国に「配慮」とか、もはや意味不明である。

そもそも日本人は外交の考え方からしてズレている。まるで友人と平和で友好な関係を築こうとしているかのように考えている人も少なくない。

外交の真の目的は「平和」とか「友好」ではなく、自分の国益を追求することに他ならないのだ。いわば、右手で握手をしながら、左手でお互いを殴り合う、それが外交のあるべき姿であり、世界はそうして均衡を保っているのである。

外交に配慮など必要ない。

日本人は外交を性善説で考えている節があるため、他国の大統領の言葉を鵜呑みにしたり、そのまま受け止める傾向がある。たとえば最近では北朝鮮情勢でアメリカ大統領トランプ氏の言うことを鵜呑みにして、TVのコメンテーターが「あの人はこの間はこう言ってたのに約束を破るのか?信用できない」と批判するのは、完全にお門違いだ。

トランプ大統領は別に友人ではないし、日本の国益に尽くす義務など一つもない。トランプ大統領の仕事は一つ。アメリカの国益に基づいた行動をする、これだけだ。日本に「北朝鮮に先制攻撃はしない」と言ったからと言って、その言葉を鵜呑みにするほうがおかしいし、「先制攻撃しないと言ったのに先制攻撃した、嘘つきだ」と批判するのもおかしい。

さらに言えば、同盟国といえど、他国の大統領を「信用する・しない」という言葉出て来ることさえ、おかしいのである。

トランプ大統領はアメリカの国益を考えた外交戦略を展開するのが仕事であり、当然あるべき外交をしているだけで、トランプ大統領の決断はアメリカの国益に基づいて変わるからである。

日本だけが相手の言動に振り回されているのである。相手への無意味で不必要な「配慮」をし、まるで貴方と私の友人関係のように相手の気持ちを考えて「外交」していれば、日本の国益は二の次になる。そら、竹島も尖閣も盗られるわけだ。

 

日本にミサイルが向けられているのに森友学園一色のメディア

最近一番おかしいと思ったのはコレ。

朝鮮半島の雲行きがだんだん怪しくなってきて、北朝鮮のミサイルが日本に向けられてていつ発射するか分からないという「今そこにある危機」状態なのに、朝から晩まで森友学園一色のメディア!!

インターネットでも〇フーとか北朝鮮の情報より森友学園の方がはるかに多くて、なんなんだこれは!?と思った。

twitterを見ている限りでは、日本人の皆さんも、この緊迫した状況で森友学園ばかり報道しているメディアはおかしい、と思っている人が多いように感じた。

万一、北朝鮮のミサイルが日本のどこかに落とされたのに、日本のメディアが森友学園や不倫ネタを放送していても、もう私は驚かない。

 

北朝鮮絡みの有事に「巻き込まないで」と考える当事者意識のない日本人が多い

テレビのバラエティニュース番組や有名人のコメントなどを見ていつも思うが、日本人を何十年も拉致されたままだということを忘れている人が多い。本来であれば米国ではなく日本みずからが北朝鮮に立ち向かわなければいけないはずだ。まして北のミサイルは日本に向けられているのである。

それなのに「トランプさんも北朝鮮も不必要な挑発をしていて、巻き込まないで欲しい」「平和を乱している」「なんで仲良くやれないのかなと思う」などと、とんちんかんなコメントばかり耳にする。

拉致されたのが自分の家族や友人でも同じことが言えるのだろうか?

そもそも日本がこの70年間平和を享受してきたのは、米国の保護下にあるから、ただそれだけだ。日米同盟がなく、日本に米軍基地がなかったら、中国やロシアはとうに日本に侵攻してきていただろう。

私にとってアメリカは好きでもあり嫌いでもある国なのだが、リスペクトすべき点は多多ある。その一つは、立ち向かうことを恐れないこと、そして平和は与えられるものではなく勝ち取るものだということをアメリカ人がよく知っていることである。

一方、日本は「平和ボケ」が重症で、平和を勝ち取るために自ら戦うという意識もなければ「戦うくらいなら中国に侵略されてもいい」などと荒唐無稽なことを平気で発言する人物もいうくらい、深刻な状態だ。

peace at any cost つまりどんなに犠牲を払っても平和が大事、というワケのわからない人間もいるのである。ここまでくると新興宗教だ。

日本人は70年間戦いのない世界に生きてきたせいか、暴力への耐性が極度に低くなっている。そんな私たちがいざ暴力に遭遇したら、どうなるのか?未知の世界に触れると、人間は恐怖で体が動かなくなってしまう。

たとえば暴漢に襲われたとき、あなたは叫び声をあげることができるだろうか?抵抗することができるだろうか?暴漢でなくても、もっと身近なものでよい。痴漢はどうか?電車内で痴漢に遭遇したとき、あなたは「やめて」と声を上げることができるだろうか?

できないとしたら、あなたの暴力への耐性は救いようがないほど低いので、生死に関わる大事な局面では命を落とす可能性が高くなる。なぜなら、あなたは声を上げることより自分の身を犠牲にすることを選んでいるからだ。「事なかれ」に迎合しているからだ。これが peace at any cost というものである。

暴力はいけないものだが、この世からなくなることは絶対にない。したがって、暴力に慣れていくことが必要だ。暴力への耐性をつけていくことは、自分を守ることにもつながっていく。