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【慰安婦問題】杉田水脈議員NY国連関連イベント~英語の反撃プロパガンダの重要性

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次世代の党の杉田水脈議員は、ねつ造された慰安婦問題のおかげで世界中で貶められた日本の名誉を回復しようと孤軍奮闘する数少ない議員の一人である。

杉田水脈議員は、先日NYの国連関連イベントで、慰安婦は性奴隷ではないという反論スピーチをした。このの件について私が思ったのは、イベントのタイトルである Comfot Women Not Sex Slaves はマズイということだ。なぜマズイのか?

以下、私ができる範囲で考察してみた。

www.sankei.com


最近の背景

2015年12月、日本政府は韓国と日韓合意を結んだものの、日本国内からは批判の嵐。韓国内でも市民団体が猛反発し、両方から撤回しろと言われている。日本政府としては「不可逆的に」という言葉を入れることによって、とにかく韓国側から蒸し返されないように幕引きをしたいという思惑があったのだろう。

「日本大使館前の慰安婦像の撤去または移設を検討するから10億拠出しろ」という韓国側の要求を呑んでの合意となった。

このバカげた合意条項をよく読んでほしい。撤去・移設が条件ではない。撤去・移設の「検討」が10億円の条件である。まして、慰安婦は被害者などではなく、吉田清二という詐欺師、朝日新聞、福島瑞穂、そして韓国の市民団体「挺対協」が仕組んだ完全な虚構であるにも関わらず、だ。

2015年の日韓合意は文書化さえされておらず、日本大使館前の慰安婦像は動く気配もないどころか、最近では慰安婦像の前に慰安婦の名前が書かれたプレートが取り付けられる始末だ。

私はこの合意は間違いだったと思っているし、この誤った判断をした安倍総理にも落胆している。そしてこの合意は、このまま形骸化していき、何の意味もないものになると思っている。

残念ながら世界中に英文でニュースが流れてしまっているので、結局は「日本政府が20万人の韓国人少女を拉致し、性奴隷にしていたことに対して謝罪し、10億円を払うことになった」という宣伝をしてしまったことになる。またしても韓国に外交敗北した形でだ。日本政府はいつになったら学ぶのだろうか。

 

英語のプロパガンダの重要性

さて、冒頭の杉田水脈議員だが、NYの国連関連イベントでスピーチをしたところ、お決まりの反応を得たようだ。

「恥を知れ」

この言葉は先日サンフランシスコに慰安婦像を設置するために開かれた公聴会で、設置の反対者としてスピーチをした日本人、日系人に向かって何度も吐かれた言葉である。

英語で Shame on you と言い、これは日本語同様、かなり強い言葉である。

真実を知っている者からすれば、Shame on me?  Shame on you!! (恥を知れだと?お前こそ恥を知れ!!)と言い返したいところだが。

質疑応答の時間になると、このようなやり取りがあったそうだ。


「私は、釜山にある慰安婦記念館に行ってきた。あなたたちはそこに行ったことがあるのか?」

 「慰安婦記念館に展示されていた証拠が、慰安婦のおばあさんたちの証言が嘘だというのか?」

 アフリカ系と思われる女性が必死に叫びます。我々がそれに答えて「慰安婦の証言はころころ変わる。まったく信ぴょう性がない」と答えると会場は大ブーイング。


「70歳や80歳のおばあさんの言うことがその都度変わるのは当たり前じゃないか」と言い出す始末でまったく話になりません。(そもそも70歳80歳って戦時中は 何歳ですか?)

 会議終了後、突然泣きじゃくる韓国人女性もいました。これがうわさに聞く「韓国の泣き女」なのか…。周りに集まって彼女を慰める女性たちもいました。

 

このイベントのタイトルは、「Comfort Women Not Sex Slaves(慰安婦は性奴隷ではない)」と言う。

私はこのタイトルは非常に宜しくないと思った。

「慰安婦は性奴隷ではない」はまったく正しいのだが、情報戦略的にまことに宜しくないのだ。

まず、アクティブワードを使わずに、"Not" という否定ワードを入れている。

これではきっと「また日本が慰安婦を否定している」と思われるのがオチである。

慰安婦の証言がコロコロ変わることは日本人は皆知っているが、中韓のプロパガンダにまんまと騙された世界の人々は、証言がコロコロ変わるのはお婆さんだから記憶が曖昧になっているだけと思うに違いない。

慰安婦問題は虚構であり、情報戦、プロパガンダ戦の一つに過ぎない。真実かどうかは、はっきり言ってどうでも良く、世界の人々にどう印象付けられるかが問題なのである。慰安婦問題を聞いた人たちは、真実を追求しようなんて姿勢はさらさらないのだ。

たとえば、あなたはレイプされたと訴え泣き叫ぶ女性 vs レイプの容疑者のどちらの言うことを信じるだろうか?

刑事であれば真実を追求しようとするであろう。だが、一般の人は、女性に同情し、女性の証言を信じこむ。女性の証言に多少つじつまが合わないことがあっても、被害者の女性に突っ込むのは shame であり、嘘を指摘するのもタブーなのだ。

一方、レイプ容疑者の言うことは聞けるだろうか?「彼女はウソをついている!証言がコロコロ変わっている!」と、容疑者という汚名を着たまま反論したところで、誰も耳を傾けてはくれないだろう。

「犠牲者」の土俵で「真実を伝えて行けばきっと汚名は晴らせるはず」と性善説に基づいてまじめに反論し続けているのが今の日本なのだ。犠牲者の土俵ではなく、別の切り口から情報戦を仕掛けなければならない。

オーストラリアのある都市で慰安婦像の設置がとん挫したのは、現地の日系人・在留邦人の戦略勝ちだった。彼らは、慰安婦がねつ造であることを強調するのではなく、慰安婦像が現地のコミュニティを分断しかねないリスクがある、といった切り口を戦略に用いたのだ。コミュニティに不和を生み出しかねないモノなど誰も欲しがらない。慰安婦像の設置は中止になった。見事な戦略勝ちだ。

まず、イベントにしろ広告にしろ、慰安婦問題について世界で発信する際には、英語のスローガンやキャッチフレーズ、タイトルに気を遣うべきである。

私もいくつか考えてみた。

① How Well-paid Comfort Women Magically Turned Into Sex Slaves

(高給取りの慰安婦がいつのまにか性奴隷になった不思議)

非常にイヤミっぽいし、ブーイングは起きるだろうが、興味は引いてもらえるだろう。給料が払われていた事実を知らない人が殆どだろうから「高級取り」という言葉を入れるだけでも「え?給料もらってたの?」と驚くに違いない。被害者ビジネスを嫌うアメリカ人も多いので、真実が少しでも伝われれば「高給取りのくせに性奴隷なんて言ってたのか」と考えを覆すことができるだろう。

隣に米国やオーストラリアで逮捕され続けている韓国人売春婦の記事を載せ、Contemporary Comfort Women Arrested (現代の慰安婦が逮捕)などというタイトルをつけられたら尚よいのだが…というのは冗談だが。

② Untold Truths about Comfort Women: How They Deceived the World

(慰安婦の秘話、裏話:慰安婦はどうやって世界を騙したのか)

世界中が騙された、つまり私もあなたも騙されたと相手を巻き込むワードを用いるのも悪くないだろう。誰だって騙されるのはイヤなので、私たちが騙されたとは一体どういうことだろうかと耳を傾ける気にはなるかもしれない。

一度騙されたことがわかれば、嫌悪感を抱くだろう。

③ Sham: How Comfort Women are Exploited For Propaganda War

(虚構:プロパガンダ戦に利用された慰安婦)

慰安婦の強制連行は虚構である証拠を出すことで、それがプロパガンダであるということを強調し、慰安婦もそれに利用されたのだという戦略。

日本政府が悪徳な朝鮮人女衒を取り締まっていたこと、慰安婦が給料をもらっていた、高級取りだった、自由に外出できた、健康診断が欠かさずあったことなど、募集広告、給与明細、当時の新聞、GHQの公文書など、証拠には事欠かない。

慰安婦が犠牲者という立場を否定しないようにすると耳を傾けやすくなる。

私的にはこれが一番おススメ。

④ Propaganda War: Reasons why Comfort Women Has To Be Called "Sex Slaves"

(プロパガンダ戦争:慰安婦を「性奴隷」と呼ばなければならない理由)

上と同類。

⑤ How Comfort Women are Exploited to Blind Invasion of Japanese Territorial Waters

(日本の領海侵犯の目くらましに利用された慰安婦)

「慰安婦は犠牲者」というステレオタイプをもった聴衆にいくら「慰安婦は性奴隷ではない」と言ったところで、真っ向から反対されるか思考停止してしまうのがオチだ。

それならば、切り口を変えて、慰安婦がプロパガンダ戦に利用されているということや、韓国が竹島侵略の目くらましのために慰安婦を利用しているという切り口で、日本も犠牲者を演じる必要がある(いや、日本は本当に犠牲者なので、演じる必要はないか…)

アメリカの著名なジャーナリストであるマイケル・ヨン氏は、慰安婦問題がねつ造であることを書き続けている。慰安婦はプロパガンダ戦の虚構であるという切り口である。上の私の英文タイトルでいうと3番目だ。さすがジャーナリストだけあって、賢いやり方だと思う。実際に納得しているアメリカ人も多い。

少し前にNYのビルボードに日本軍が慰安婦を強制連行したことを糾弾する広告が流されたのを覚えているだろうか?

Do You Remember?(覚えてますか?)という見出しで、その下に日本軍の悪行をつらつらと流したものだ。

これに対し、櫻井よしこさんなどが

Yes, We Do Remember Facts.(はい、事実を覚えています。)

といった見出しで反論広告を掲載した。

私はジャーナリストでもないしメディアも学んだことがない素人だが、どうも日本の広告はインパクトが弱すぎるように思う。誠実であろうとするために、相手の土俵から抜け切れないのかもしれない。

反論広告を出したのは良いが、上の文章ではあまり反論にもなっておらず、見出しだけ読むと「覚えてますよ」と賛成しているようにもとれるし、何が言いたいのかがあまり伝わってこないのである。

私のアイデアはこうだ。

Well, Do YOU Remember? と全く同じ言葉を使う。YOU の部分だけは大文字にしたり色を変えて強調する。

いや、あなたこそ覚えているんですか?

と言ったニュアンスだ。その下に

・日本の統治時代に朝鮮の人口が2倍に増えた

・朝鮮の平均寿命が30年以上伸びた

・拷問が禁止された

・合法だった売春制度で悪徳朝鮮人女衒を取り締まり、女性を救出していた

・5200校以上学校が建てられた

・上下水道が整備された…

と延々と流していけばいいのだ。

韓国は単独で一度も戦争をしたことがなく、ロシア、中国、日本、アメリカなど大国の間でバランスを取りながらフラフラと生きる事大主義の国であった。犠牲者を演じ、それをアピールすることが生き残る術の一つだったのかもしれない。それゆえに情報戦においては加害者であっても常に犠牲者を装うしたたかな国である。

日本はいつも諸外国に誠実であろうとする。これは美しいことであるが、外交となると致命的な弱点である。日本は「したたかな」外交をしなければならない。