ミセスGのブログ

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【デン・オブ・シーヴズ】映画の感想:ジェラルドバトラー主演、強盗vs刑事クライムアクション

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デン・オブ・シーヴズ

スコットランドが誇る300(スリー・ハンドレッド)のジェラルド・バトラー主演、強盗クライムサスペンス、新作映画「デン・オブ・シーヴズ」を見た感想です。

ウォーキング・デッドの王様の右腕ジェリーも出てるよ。

タイトルは、泥棒たちの隠れ家(アジト)という意味です。

 

【デン・オブ・シーブズ】作品情報

原題:Den Of Thieves

公開年:2018年

監督・脚本:クリスチャン・グーデガスト(ブルドッグ、エンド・オブ・キングダム)

出演:ジェラルド・バトラー
   50セント
   パブロ・シュレイバー
   オシェア・ジャクソン・Jr
   エヴァン・ジョーンズ

上映時間:140分

言語:英語

ジェラルド・バトラーとはエンド・オブ・キングダム(2006年)につづいて協働のクリスチャン・グーデガスト監督です。

モーリス・コンプト、エヴァン・ジョーンズ、ブライアン・ヴァン・ホルトなど、画面に出ると嬉しくなる俳優が多く出ています。

 

【デン・オブ・シーヴズ】あらすじ

現金輸送車を襲う強盗事件が発生する。ジェラルド・バトラー率いるロスアンゼルスの特捜班が強盗事件を捜査し、犯人を追い詰めていくが…

 

【デン・オブ・シーヴズ】感想

ヒートとザ・タウンテイカーズとトリプル9(感想ここ)を混ぜた感じですかね。悪くはないんだけど、美味しい要素をいろいろ詰めすぎちゃったのがマズかったと思うわ。

どんな美味しい要素かというと、まずはヒートに見られるブロマンスね。それも銀行強盗と刑事という対極のキャラによるブロマンスで、お互い憎み合うもリスペクトし合うという、日本人から見ると「何それ」展開ね。

次の要素はヒート、タウン、テイカーズ、トリプル9でいずれも見られる強盗崇拝ね。ビリー・ザ・キットをいまだに神格化する向きのあるアメリカ人らしく、銀行強盗に一種のロマンを求めるところがるのよね。

私腹を肥やした銀行や大手企業から一個人が金を奪うというアイデアは、まじめに生きているアメリカの中間層でさえロマンと希望を与えるので、PL法(製造物責任法)で目を回すほどの懲罰的損害賠償が認められるのもそういった側面があるんじゃないかしら。貧しい人間が大企業や銀行から奪っても、大した損害ではないという正当化が成り立つのよね。

そういったわけでアメリカの映画に見られる銀行強盗は、概してカリスマ性があり、人間味があり、必要ない限り人を殺めず、ファミリーマンで、仲間を愛し、刑事さえ唸らせてリスペクトさせてしまうという人間像が多いんだけど、本作も例外ではありません。

そしてもう一つの大きな要素は、ユージュアル・サスペクトやワイルド・シングスにみられるツイストね。ネタバレできないからあまり書けないけど、こういうツイストは好きなものの、本作はブロマンスにもけっこうな時間を割いているので、どうも蛇足観がぬぐえない。

せっかくブロマンスでいい感じにやってきたのに、最後がオーシャンズシリーズみたいなノリで終わるのもクエスチョンマークが頭に浮かぶわけ。

しかもツイストにはほとんど時間を割いていないので、どのようにツイストが実施されたのか詳細を煙に巻かれてしまったのが残念でしかたない。140分もの長編なのに、せっかくのいい題材を描き切れなかったところは、やはり監督のデビュー作ゆえかもしれないですね。脚本はなかなかいいので。

銀行強盗集団のリーダーは、13時間~ベンガジの秘密の兵士~感想ここ)でタント役を演じたパブロ・シュライバーですが、なかなか魅力あるキャラでしたね。もう少し顔面偏差値が良かったらいいけど、馬面がちょっと惜しい。

本作の強盗集団はDQN度高めですかね。みんなガッツリタトゥー入ってるし。プロの銀行強盗なら、足がつく可能性が高いのでタトゥーとか入れないほうがリアリティ増すと思うんだわ。

50セントがなにげに出ててビックリしたけど、この人はいつ観てもブサイクだよなぁ。エヴァン・ジョーンズは強盗メンバーの一人で、彼はいつ見てもいい味出してるわ。いつも地味に重要な顔キャラなんですよね。

ブライアン・ヴァン・ホルトはすごく好きな俳優で、今回は刑事役でした。もう少し活かして欲しかったなー。ジェラルド・バトラーのイケイケを止める役とかにピッタリだと思ったので、あのイケメン黒人パートナーよりはブライアン・ヴァン・ホルトを右腕的存在にしてほしかったわ。ヒートでいうところのヴァル・キルマーみたいなね。

最後のほうの銃撃シーンはなかなか迫力あり。ここはマイケル・マンに撮ってもらいたかったねー。マイケル・マンのあの重厚感が欲しかったところ。

ジェラルド・バトラーとメリメン(強盗犯リーダー)のブロマンスはさすがにヒートみたいにクールとまではいかなかったけど、とりわけメリメン役パブロ・シュライバー側がクールでダークな雰囲気を出していたので合格点。でもさすがにメリメンの家に行ってストリッパーのGFと寝させるっていうのはやりすぎてリアリティが薄れるね。

刑事と強盗のブロマンスはつかず離れずがちょうどいいと思うんだわ。

全体的には長くてもまぁまぁ楽しめるエンターテイメント映画でした。

評価:55点