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【パピヨン】映画の感想:スティーブ・マックイーンの脱獄映画の金字塔をリメイク

パピヨンリメイク感想

パピヨン(6月21日公開)

脱獄、それは人類のロマン。

本当は「男のロマン」と書こうとしたけど、「オンリー・ザ・ブレイブ」のレビューで「山火事は男のロマン」言っちゃったので、ここは男女平等に人類のロマンでいこうと思います。

そういえば女性で脱獄した人ってあまり聞きませんね。

スケバン刑事は何度か脱獄してたけど。サキさん格好いいんだよなぁ。

本作は1973年の脱獄映画の金字塔「パピヨン」のリメイクです。オリジナルではスティーブ・マックイーン✖ダスティン・ホフマンという黄金の組み合わせでした。

 

【パピヨン】作品情報

原題:Papillon

製作:2017年

監督:マイケル・ノアー

出演:チャーリー・ハナム(「サンズ・オブ・アナーキー」「パシフィックリム」)、ラミ・マレク(「ボヘミアン・ラプソディ」「ミスター・ロボット」「ショートターム12」)

放映時間:133分

オリジナルは151分だったので20分くらい短いですね。

スティーブ・マックイーンのパピヨンに恐れ多くも挑戦するは、イケメンのチャーリー・ハナム(イチローに並ぶ柴犬顔代表)。「サンズ・オブ・アナーキー」格好良かったですねー。ドラマも面白かったし。

そしてダスティン・ホフマンのルイ・デガに挑戦するは、「ボヘミアン・ラプソディ」で全世界を熱狂させた立役者のラミ・マレク。うん、嫌い。

ボヘミアン見れば気が変わるかもしれないけど「ミスター・ロボット」のイメージが浮かんできちゃう。そしてこの人モジョモジョ喋るでしょ?ケイシー・アフレック、アンドリュー・ガーフィールドと並んで喋り方が嫌いなスターTOP10に入っています。モジョモジョ喋るくせに声が低いし。

本作「パピヨン」は実話に基づいています。ただし、二度目の独房入りは5年間ではなく2年間です。当時パピヨンは32歳でしたが、独房から出た時は映画のように完全に白髪化していたそうです。

 

【パピヨン】あらすじ

金庫破りのパピヨン(チャーリー・ハナム)は、殺人の罪を着せられ、フランス領の悪名高い「デビルズ・アイランド(悪魔の島)」に収監される。

パピヨンは同時に収監されたルイ・デガ(ラミ・マレク)と取引し、デガを守る代わりに脱獄に必要な金を用意させることに。

 

【パピヨン】感想

レジェンド映画のリメイクはそれだけでハードルが高いので、本作の製作もなかなか勇気が要っただろなー。まして主演がマママ・マックイーンですから。あと河童ダスティン・ホフマン。

だってこれだよ!?

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アルビノゴリラのジョージみたいなスティーブと河童ダスティン

こんなのに勝てる?

勝てないでしょ?

実はリメイクを観たあとオリジナルが恋しくなって久しぶりにオリジナルを観返したんだけどね?オリジナルの勝ち。

まあ予想どおりだから仕方ないんだけど、やはりオリジナルは後世にまで名を残す素晴らしい映画だったなと思うわけです。それにスティーブ・マックイーンめちゃ格好いいし。

これを観たの小中学生くらいの頃だったと思うので、まだスティーブ・マックイーンという大人の魅力がよく分かってなかったのよね。今改めて観ると、格好良すぎてメロメロや!

独房に2年間、脱獄して再収監後に5年も独房に入れられて出てきたアルビノゴリラ風でも格好いいし、張りぼてボートの底が開いたときにデガが

「あのー、ごめんなさい、捻挫じゃなくて骨折れてるみたい」

と言った時にイライラして

「捻挫じゃなくて骨折れてるみたいとか言ってんじゃねー!」

とキレる子供のようなスティーブも可愛いし、ママ友を斬って止まないやなぎやさんが惚れてるの分かるよね。

これじゃぁ敵わないよ、どんなイケメンも。

でも柴犬チャーリー・ハナムは頑張ります。見てみぃ、この男前ぶり。

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シガレッツに興じる柴犬ハナム

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囚人服も着こなす

パピヨンのタトゥーの位置がマックイーンのタトゥーよりずいぶん上ですね。

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入所日のハナム

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お友達と強制労働中のハナム

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逃げる柴犬キャンキャンキャーン

ね?いい男でしょう?

まずいことに、いつまで経ってもいい男なんですよ、ハナムは!

2年間独房で暮らして出てきてもいい男だし、5年間独房に入って出てきてもいい男なのハナムは!

虫、食わないし。そこは食ってくれよ。スティーブはガシガシ食べてましたよ。味しめて病室でもバッタ掴んで食おうか食うまいか悩んでたがな(本当は独房での時間を回想していただけです)

でもハナム犬はなんと独房の撮影のために、40ポンド(18kgくらいだ)を落としました

チャーリー・ハナムといいチャーリーズ・セロンといい、痩せれば芸達者の仲間入りと思ってるでしょ?私なんか3ポンド(1.5kg)痩せるのに1か月かかってんのに。

ボートが沈みそうになってもデガを守ろうとするし、デガのために舞い戻って捕まるし、最後までデガとの約束を守ろうとするし「あなた誰?」というくらい聖人君子的なヒーローなんですよ。パピヨンはヒーローじゃないし、この映画にヒーローは求めてないと思うんだけど、そこはあれ?やっぱりアメコミブームに引っ張られたのかしら。

スティーブなんかデガに八つ当たりしたり、ビーチでデガ置いて逃げてたしな!

・・・ハナム駄目じゃん、そんないい男でいちゃ。もう少し壊れたハナムが観たかったなぁと思うのです。

パピヨンとデガの関係も、オリジナルのように自分のサバイバルのために自然に運命共同体になったわけではなく、パピヨンが善人魂を奮って弱きを助ける!というとってつけた感がけっこうありましてね。

デガ役のラミ・マレクも河童じゃねえし。

パピヨンの人間性を掘り下げるのではなく、キモデブとの戦いや、シャワー浴びている時のヌードの戦いとか、残酷なビジュアルの寄せ集めという短絡的な映像になってしまっていました。

オリジナルにあったような、マレーバクのような豚が寝ながら水を飲もうとしてバケツをひっくり返すショットなど、細かいながらもこういうショットが何故か記憶に残るんですよね。リメイクの方はショットが記憶に残らない!

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寝たまま水を飲もうとする怠惰な豚

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そのままバケツをひっくり返す豚

でもハナムのヌードは嬉しいや…

オリジナルを観返してみて、ふかづめさんがうるさく仰ってる「ショット」の美しさというものを改めて感じ、ショットの美しさというよりビジュアルの衝撃度に依存してしまった本作とどうしても比較せざるを得なかったですね。

でもね、悪くなかったですよ。オリジナルにはそら追いつかないですけど、レジェンド映画のリメイクの割には健闘したと思います。

何より興奮したのは、あの人が出てきた時ですよ。

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「サンズ・オブ・アナーキー」のチブス

「サンズ・オブ・アナーキー」のチブスがチラッと出るんですねぇ。サンズの2人が再会です。これ、まんまサンズですね。「サンズ・オブ・アナーキー」のリブートが見たいなぁ。 

是非オリジナルの「パピヨン」を観返して、比較してみてね!

パピヨンは6月21日公開!