数日前に初めて分かった驚くべき事実。
911がなかったら、私と旦那は出会っていなかったであろう、ということ。
旦那と付き合い始めた時は、まさかこの人と結婚するとは思わなかった。それどころか、「この人とは結婚はないな」と思った。だって世界が違いすぎ。生まれも環境も違いすぎて、すぐに別れるだろうなと思った。
ところが、国際結婚というハンデがありながらも、子供にも恵まれて、なんとかうまくやっている。喧嘩や口論はあるけど、夫婦仲は良い。
そこで最近になって、911がなかったら旦那と出会ってなかったであろうことが判明してビックリ。
それは旦那が書類整理をしていた時のことだ。
2000年~2001年頃の書類が出てきた。
サンフランシスコ市警に応募していた
そのなかに、サンフランシスコ市警関連の書類が。
旦那「おー懐かしい。サンフランシスコ市警の書類が出てきましたよ」
私「サンフランシスコ市警?何ですかそれ?」
旦那「サンフランシスコ市警に応募したときのですよ」
そう、旦那は2000年にサンフランシスコ市警に応募してたのだ。
もちろんそのときはすでにアメリカ海軍に勤務していたが、海軍でもミリタリーポリスオフィサーなので、民間の警察の仕事にも興味があったらしい。
筆記試験も実技試験も合格、面接も何度かして合格していた。
合格はほぼ確実となり、最後にどなたかと合って本人の最終意思の確認だけとなっていた。
私「どして、サンフランシスコの警察官にならなかったのですか?」
旦那「911が起きてしまったからです」
911で海軍に呼び戻される
そう、911同時多発テロが発生し、アメリカ全土が非常事態になってしまったため、海軍から離れることができなくなってしまったのだ。そのときはサンフランシスコにいたが、すぐに関係基地に呼び戻されることになった。
そのためサンフランシスコ市警は諦めざるを得なくなった。
つまり、もし911が発生してなかったら、旦那は海軍を辞めてサンフランシスコ市警になっていたはずだ。
日本の基地に来ることもなく、サンフランシスコにそのままいただろう。
そうしたら私と会うことはなかったはずだ。
私と結婚することもなく、私との間に子供が生まれることもなかった。
運命のイタズラ…
911が私たちの運命を変えていたとは、あの時知る由もなかった。
不思議な気持ちになった。
911が発生しなかったら、私は今ごろまだ独身でいたか、他の男性と結婚していたのだろう。