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ブロガーの皆さん、コメント欄は設置していますか?
当ブログは、半年ほど前にコメント欄を設置しました。
コメント欄を設置したことで気がついたことがあります。
批判コメントやネガティブコメントに悩むブロガーの方の参考になれば幸いです。
予防線を張るブロガー VS 揚げ足取りのコメンテーター
コメント欄を設置して気がついたことーそれは、ネガコメには揚げ足取りのコメントが多いということです。
同時に、いろいろなブログを読んでいるうちに、多くのブロガーの方たちが無意識のうちにネガコメに対する予防線を張っていることにも気がつきました。
吉村達也氏は、著書「その日本語が毒になる」にて、揚げ足取りコメントがブログを潰しているといいます。
明確な誤りの指摘ならともかく、言葉の揚げ足取りや見解の相違による反論など、コメント欄で「いちゃもんのつけ放題」という現象がたちまち発生した。しかも、その書き込みは冷静で論理的な論調は少なく、感情的にキレてしまった暴言や、イヤミのかぎりを尽くした皮肉などが主流で、コメントというよりは罵声と呼ぶほうがふさわしいのが実態だ。
巷でも、「ネットが窮屈になった」という話をよく聞きますね。
一億総ツッコミ時代 なんていう本もあります。要するに、何をしてもネットにあげればツッコまれる世の中になったということです。
揚げ足取りコメントとは?
揚げ足取りのコメントとは、どのようなコメントでしょうか。
たとえば「ウォーキングデッドがつまらなくなった」という感想を書いたとします。実際に何度も書いてますけど。
これに対して、揚げ足取りのコメントはこのような感じになります。
- 私の周りではつまらなくなったと言っている人はいない(矮小化)
- あなたの感性が乏しいだけ(人格攻撃)
- ウォーキングデッドがつまらないなら、他のドラマはつまらないものだらけ(すり替え)
- 他の人気ドラマよりまだ視聴率高いですよ(すり替え)
- 周りはみんな見てるし、本当につまらなかったら見ないですよ(よく分からない)
- 煽って何になるんですか(いちゃもん)
要するに、ブロガーであるあなたの書いた一文を言い負かせる文を頭の中から引っ張り出してくればいいわけです。それこそコメントする側は無限に考えつくことができるので、あなたの一文に対して何とでも言い込めることができます。
反対意見なら「私は、つまらないとは感じませんでした。おもしろいと思いました。なぜなら~」でいいんです。しかし、なぜ他人が感じたつまらない、おもしろいという純粋な感情を否定しようとするのかは揚げ足鳥のみぞ知るです。
当ブログへの批判コメントはあまりありませんが、たまにある批判コメントのいくつかは、コンテンツの中身より、ブロガーがなんとなく気に食わない、言い回しが気に食わない、自分との見解の相違が許せない、という方が多いです。特に悪い言葉遣いには敏感に反応するように感じます。
揚げ足取りの心理
揚げ足取りをとる人の心理はどのようなものでしょうか?
とても分かりやすい説明をしてらっしゃるブログがありましたので、気になる方は是非ご一読下さい。揚げ足取りへの対応策も記載されています。
揚げ足取りの人の心理や特徴を知ろう!どのように接したらいいかも紹介! | Hapila [ハピラ]
■ やる気を落とす ”すぐに揚げ足をとる人” の対処法 | Total Coordinate Labo
なぜ揚げ足取りをするかはリンク先のサイトで詳しく説明されているので省略しますが、揚げ足を取るのは、要は誰でも簡単にできるからです。
はてブコメントなんかその最たる例ですよね。
他人の文章にツッコむのは、誰でも簡単にできるのです。
揚げ足取りをするコメンテーターは、同じテーマで記事を書いてみればいいのです。書ける書けないの前に、書こうともしていないのが現状なのではないでしょうか。
いろいろ調べていたら、あのイケダハヤトさんが似たようなことをすでに書いておられました。さすが先人だな。ブログをある程度続けていると、この現象に突き当たるでしょう。
揚げ足取りブロガーは一流にはなれない。その絶望的な理由。 : まだ仮想通貨持ってないの?
予防線を張るブロガー
私たちブロガーはどうかといいますと、無意識のうちに予防線を張ってしまう傾向があります。
私もブログ初期の頃は、無意識のうちに、こんな言い回しを多用していました。
- 「個人的には」
- 「私個人としては」
- 「私個人の意見ですが」
- 「私的な意見ですが」
- 「私見ですが」
- 「個人的にはこう思います」
個人ブログであることを予め強調して予防線を張るブロガーもいらっしゃいます。
また、断定すると揚げ足をとられやすいことから、次のような言い回しも多用します。
- ~のように思います。
- ~という気がします。
- ~のようです。
- ~だそうです。
- ~だということです。
個人ブログも集団ブログも、ひとつの記事を書いているのはみんな個人なので、個人を強調する必要は元来ありません。しかし、感想に対するネガティブな反論や揚げ足鳥が多いことから、ブロガーがイヤになって(面倒になって)予防線を張らざるを得ないというパターンです。
私の場合は、長文になりがちです。誤解されないようにという配慮とツッコまれて説明するのが面倒なことから、なるべく取りこぼしのないように書こうとして長文になってしまうのです。まあ、書きたことは書いていますが。文才もボキャも不足していると、こういう格好悪い文章になりますw
PVが増えるにつれて「書きたいと思うことが書けなくなった」というブロガーさんの嘆きも見かけることがあります。読者の人数が増えたことでプレッシャーを感じるということもありますが、批判コメントや揚げ足コメントが少なからず影響しているのかもしれません。
揚げ足取りコメントへの対策
特になし。
揚げ足鳥はどこにでも現れるので、回避できません。完全回避するなら、コメント欄を閉めることです。現に、最近はコメント欄を設けていないブログのほうが多い気がします。
基本的にコメントには返信するようにしているのですが、揚げ足取りコメントには淡々と返すか、ユーモアで返すかが効果的かと感じました。同じ土俵に立ってしまうとその後も揚げ足取りが繰り返されることが予想されるので、淡々と対応した方がよいです。
上記のような言い回しで予防線を張っても大して効果ないですし、冗長的で自信のなさを見透かされてしまうので、裏が取れていることや確かなこと、自分の感情や思ったことはキッパリ断定すればよいのです。
ネガコメがヒートアップしてきたり、しつこかったりしたらブロックもできますし、よほど酷かったら、魚拓とって法的手段に訴えればいいことですから。
上級技としては揚げ足とりを逆手にとることです。ただし、ヒートアップさせて炎上させるのは宜しくありません。
作家の西村京太郎氏が列車の型番を間違えると、電鉄マニアから苦情や指摘が殺到して、結果的に本がよけい売れるそうです。そのため、出版社が1か所だけわざと間違えるように言うとか。
【ウザイ?】ネット上に発生する指摘したがる「○○警察」とは - トモーヌのひとりごと
ブログにもほぼ同じことが言えます。ツッコむ側よりツッコまれる側でいるほうが得策だということを覚えておくと良いかもしれません。
ブログの感想でも「好き」「嫌い」だけなら揚げ足取りは湧きません。「納豆が好き」と言われて反論する人はいないですよね。なので、揚げ足取りコメントや批判コメントを回避したいのであれば、感想に「好き」「嫌い」だけ書いておけば回避できます。
「ウォーキングデッドが好きだ。ダリルが心の底から好きなんである。リックも好きだ。ニーガンは嫌いになりたいけれど嫌いになれない。グレンは好きなので悲しかった。マギーも好きだ。だいたい、みんな好きだ。ストーリーについては、好きなのか嫌いなのか分からない。ウォーキングデッドのウォーカーは腐れ具合が好きだが、声が嫌いだ」
とか書いとけばいいです。
ただし、「つまらないです」言われます。
要するに、どっちにしても揚げ足は取られるので、まんまと取られるか、コメント欄設置しないかですね。
こいうことばっかり書いていると、イケハヤさんのように炎上ブロガーとか呼ばれるようになるんでしょうか。
個人的な意見ですけどね。☜ ね?意味ないでしょ?