ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

『レールの上歩いた方がいいに決まってんじゃん』とレールを外れた私は思う

f:id:oclife:20160924035044j:plain

レールか…

正直認めたくないけど、どっちかって言ったら私もレール外れた組です。

akaneさんの面白い記事を読んでて、置かれている状況や立場は違うけど、共感することしきりでした。

目に見えないレールを外れた私が考える、人生のレールを外れることについて - ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

 

私がレールを早々に外れたワケ

私がレールを早々に外れてしまった理由は、健康を害したから。それだけです。

自分で決断したわけではなく、やむを得ない状況でした。

大学4年の就職活動中に体の異変に気付き、就職活動を断念。

周りが内定をもらって入社式や新人研修などやっているときに、私は入院したり、手術したり、リハビリしたり…。

就職活動は特に入りたい企業も思いつかず、正直自分のやりたいことがハッキリしていなかったから、就職には正直それほど熱意がこもっていなかった。

だけど周りが社会へ旅立っていったときに、体を動かせず入院手術リハビリっていうのは、堪えましたね。自分だけレールから外れてしまったのだと、病院で泣いたことを覚えています。

その後、リハビリを経て、英語講師のアルバイトをしたりして少しずつ日常生活に戻っていきました。

そしてすぐに、小さいけど居心地の良い会社で、英語を使う仕事につきました。

遅ればせながら、なんとかレールに戻った形です。

 

そしてまたレールから外れる

ところが…せっかく就職したのに、私は半年でこの会社を辞めることになります

なぜかって。

就職活動と同時期に応募した1年間の米国留学制度に受かってしまったからです。

たまたま家族から、奨学金で行ける留学制度の話が出て、応募するだけしてみたら~なんて言われて。

そんで、受かっちゃったんですよね。

州立大学なのに授業料もタダ!ということで、これは行くっきゃないでしょ。

会社は居心地よかったし、通勤も辛くない距離だったし、やっと新人研修も終わってひとり立ちっていう段階だったから、会社に言うのが一番辛かったですね。。。

大変な迷惑かけました、ハイ。

というわけで2回目のレール外れは自発的なものでした。

エニウェイ、アメリカに1年間留学しまして。

この頃にやっとやりたいことが決まったので、後から考えてみたら結果オーライというか。

あのまま就職していたら、やりたいことが見つからないまま漠然と社会人を過ごしていたかもしれないし。

帰国後改めて就職したときにはもう24歳でした。

でも英語ができたので、仕事はすぐ見つかりました。その後も仕事探しで苦労したことはナシ!

無事、レールに戻ることができました。

 

レールに戻ったら安定してて楽しい

会社は渡り歩きましたが、どこの会社でも楽しく安定して働かさせて頂きました。好きな仕事にも従事できて、お給料も毎月ちゃんと貰えて、保険や年金、税金も払って…社会の一員となるって素晴らしいことです。

仕事が終わったらお友達や会社の人たちと飲みに行ったり、彼氏と会ってお泊りしたりバラ色でしたよ、ええ

そしてしばらく経って、私はフリーの仕事も始めることになります。

つまりフリーと会社勤めの二束わらじです。

でもね、 結局、フリーの方が大変なのよ。会社勤めの方が楽なんです。

フリーは自由だって勘違いするかもしれないけど、けっこう一日中仕事のことを考えちゃったり、気になることがあって夜中に仕事ちょっと始めちゃったりとかするから、9時5時で終わる会社勤めの方が自由なんじゃないの!?て思ったりするくらい。

ましてフリーだと代用がきかない。

体調が悪いとき、会社だったらなんとか他の人に頼むとか、アウトソースに出すとかできるわけよ。

だけどフリーだと自分がやるしかない。だってやらなかったらお金入ってこないどころか、二度と依頼が来ないかもしれないんだもの。

私は体力もないし体も丈夫じゃないから、余計にそう思った。

はてなで炎上していた、レール外れた人も20代前半の方だよね。

若いときはいいんです。

でもやがて結婚して子供を産むかもしれない。女性だったら妊娠出産育児をする期間が発生するかもしれない。きちんとした会社に勤めていたら、育児休業給付金制度とかもある。休業中に少しでもお金が入ってくるなんて、フリーなら絶対にない。

年をとってくれば、体力もどんどんなくなっていくし、疲れやすくなるし、体が思うように動かなくなってくる。そんな時、レールに乗っていることの安心感といったら…。

 

国際結婚して海外へ

akaneさんの記事を読んでて気が付いたけど、そうだ、国際結婚もレールから外れてると言えますね。

国際結婚している人は分かるだろうけど、大変ですよね!!いろいろと!!

レールから外れるってのは大変なことなんです。苦労が多くなるのは間違いない。その分、勉強になることもあるし、自分の糧になることもあるけど。でもレールに乗っていないと経験できない経験値もたっくさんあります!!私は日本社会でレールに乗れた期間があって本っっつ当に良かったと思ってます。

国際結婚してる人は、どこかの時点できっと、そのまま外国に永住するか、日本に帰国するかで悩むときが来ると思うんです。

私が現在その時期まっただ中です。

もし日本に帰国したら、国際結婚の私は、日本では明らかにレール外れた組です。旦那は日本語を話しませんので、手続きやら何やら、すべて私がやることになります。正直、旦那が日本人だったら…と思ったことが何度もあります。大変なんです。そんなことを考えずに、やらずに済めば、旦那がジャパニーズだったらば…レールの上にいられたら、どんなに私の人生は楽なことか・・・

わざわざ苦労するレールを選ぶ必要はないんだよね…私ったらおバカさん。

 

アメリカ人の旦那だけど一応公務員を選んで正解

私の母親はいつも「公務員がいいよ~」「結婚するなら公務員の人が一番だよ~」なんて言ってました。「生まれ変わったら公務員の男性と結婚したい」とまで言い切ってました。

若い私は「公務員なんてつまらなそう」という勘違いをしてました。ほんとバカだわ。

今だから言えます。

公務員最高。

いちおう、アメリカ人だけど公務員を選んだので(笑)、母にも親戚にも「あんたは幸せよ~」と言われます。(米軍のことは何も知りませんでしたが、公務員であることだけ知っていたので、福利厚生はちゃんとしているだろうな、と思ったら本当にちゃんとしていた。)

旦那は生粋のブルーカラー気質だし、学歴もないけど、ミリタリーを選択して早いうちに自立し、辞めることもなく、積み立てもちゃんとしてきた点は本当に褒めてあげたい。いま、私と子供がその多大なる恩恵に預かっているので。

私なんてレール外れちゃってるから、なんのバックアップもないよ。