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【ザ・リチュアル いけにえの儀式】感想(ネタバレあり):おっさん版ブレアウイッチもどき

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ザ・リチュアル@Netflix


ブレアウイッチ・プロジェクトを彷彿とさせるスリラー「ザ・リチュアル いけにえの儀式」を視聴した感想です。ブレアウイッチにしたかったのか、ウイッカーマンにしたかったのか、死霊のはらわたにしたかったのか、キャビンインザウッズにしたかったのか、首をひねりたくなる凡作です。

 

【ザ・リチュアル いけにえの儀式】作品情報

原題:The Ritual
製作年:2017年
上映時間:94分
監督:デビッド・ブラックナー
出演:レイフ・スポール、アーシャー・アリほか
言語:英語
ジャンル:ホラー、スリラー

 

【ザ・リチュアル いけにえの儀式】あらすじ

長年の友である4人の男達が、スウェーデンの森を抜けるハイキングの旅に出かける。数ヵ月前の悲劇を胸に歩みを進める彼らを、想像を絶する恐怖が待ちうける。

Netflix

 

【ザ・リチュアル いけにえの儀式】感想(ネタバレあり)

前半は良かったです。ショッキングな冒頭も良かったですし、ハイキングの美しい景色にミスマッチなBGMがなんともいえないブキミさを出していましたし、森も針葉樹林なのでブレアウイッチより雰囲気が出てます。

最初のキャビンを見つけるまでは良かったのですが、恐怖感はそこがクライマックスで、その後はダラダラと緊張感も恐怖も下降していきます。

最初はブレアウイッチのようにウイッチ(魔女)的な怖さを感じるわけです。ところが主人公ルークの体に傷がつけられ、ルークが実際に何か見ていることから、ウイッチじゃなくて「なんかクリーチャーいる」恐怖に代わります。

その次は得体の知れない未開人に捕らわれて何をされるかわからない恐怖に代わり、最後は御大デタ~恐怖に代わります。

なんなのアレ

あんなクリーチャー見たくなかったです。見たくないし、怖くありません。そもそもこういうホラー&スリラーは、得体の知れないものへの恐怖を描くから怖いのであって、巨大化した悪魔の顔ついてる鹿のお化けみたいなクリーチャー見せられても、戸惑ってしまうことしきり。

要はクリーチャーが古代の神みたいなので、森に住む未開のスウェーデン人が人間を生贄として捧げています。クリーチャーは超能力があって、人間の心の痛みが読めます。心が痛んでいる人には印をつけて、奴隷みたいにしてます。たぶん・・・

そもそも題名で半分くらいネタバレしちゃってるからね。人間を生贄にする儀式やってる人が森にいるんだろう、というのは簡単に想像つきますけどね。

せっかくの前半の雰囲気の良さが台無しでした。針葉樹林の木々にズームアップしていくシーンとか、それだけで怖くてすごく良かったのになぁ・・・

評価:30点