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【ニュース女子の感想】日本人は国連への盲信を今すぐ止めて現実を直視すべき

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私はいつも長谷川幸弘さんが司会をしている「ニュース女子」を見ていますが、今週4月24日の「ニュース女子」を見て思った。

自分の意見がいつのまにかアメリカ人のケント・ギルバートさんに一番近くなっていることを。

さらには、日本人の出演者たちの意見のいくつかにケント・ギルバートさんがイラっときてるような気持ちも手に取るように分かった。

これはおそらく在米歴が長くなってきていることが関係しているのかもしれないし、アメリカ海軍所属の野人と結婚していることが関係しているのかもししれない。

今日はその辺をブツブツ言ってみようと思う。

「ニュース女子」4月24日回の感想

国連を盲信する日本人

まず驚いたことは、司会の西川史子さんや出演者の女性陣の反応から、いまだに国連を盲信する方が多いということ。

私の国連の定義と次元がまったく違うため、正直驚きでもあった。

歴史的経緯を考慮すれば、日本人がいまだに国連を偉大に思うのは当然といえば当然なのかもしれない。敗戦国である日本は、国連常任理事国に入れず、国際社会に参加したい思いから分担金だけ大量に投入(アメリカに次いで2位の2億3700万ドル)してなんとか国際舞台に残ろうと必死だったのだ。

国連に就職したいという若者も多いかもしれない。国連は多くの日本人にとって、エリートで輝かしく、世界平和を守る理想的な組織というイメージのままなのかもしれない。

私も十代、二十代前半まではそう思っていた。

だが私の国連の定義はもはや違う。

私の定義はこうである。

「国連は自分の国益のために各国が都合よく利用するところ」

まったくケント・ギルバートさんの意見と同じだ。

そもそも常任理事国自体がクリミアに侵攻したロシア、交戦的なアメリカ、植民地を世界中に持っていたイギリス、フランスなどである。これだけでも国連がどんな組織かが分かるのではないだろうか。

日本は正直で誠実な人が多いせいか、国連を利用して国益を追求しようとする人も皆無だ。したがって多額の分担金を考えれば、費用対効果も皆無だろう。

それどころか分担金の少ない国が、分担金の多い我が国を貶めるために国連を利用しているのが現状だ。

「ニュース女子」の女性陣の皆さんや武田先生が仰るように、国際平和を守るために必要だとか、国連が世界平和を維持するという図式があるべき、という理想論は分かるのだが、あまりにも現実と乖離しているので、愕然とした。今すぐ現実に目を向け、国連への盲信から脱却したほうがいい。

ケント・ギルバートさんの言う通り、国連への考え方に日本人と他国人とは根本的な考え方の相違がある。

それぞれの国家主権を国連に譲っているわけではない

のである。

ケント・ギルバートさんはさらに「国連なんて、そんな凄いところだと思わない方がいい、アメリカなんて誰もそんなこと思ってない、国連は都合よく利用するところ」と言っていたが、私も全く賛成だ。暴論でも何でもない、それが事実だ。

実際、国連はもはや機能しているとは言い難い。過去にはルワンダの大虐殺、現在ではロシアのクリミア侵攻、ISILの暴挙、シリアの惨状、スーダンの民族浄化・大虐殺など、国連は一体何をしているのだと思う人も少なくないのではないだろうか。

また、日本は分担金だけ多額に出しておきながら、中国や韓国の言い分を鵜呑みにした国連にいわれのない勧告ばかりを受け続けている。

慰安婦や20万人の少女を性奴隷にしたことを教科書に記述すべき

だとか

日本の女子学生の3割は援助交際をしている

などだ。

前事務総長の潘基文は、2013年に「日本の指導者は正しい歴史認識を持つべき」と発言し、中国の抗日勝利式典に参加している。

次期国連事務総長の有力候補と言われていた「ボコバ女子」も、父親が共産党機関誌編集長、自身もロシアとのパイプが強く、中ロが強く推していた。(2017年1月1日付けで国連事務総長はアントニオ・グデーレス氏が就任した)

ボコバ女史は、ユネスコ事務局長であり、2015年に中国が世界記憶遺産に申請した南京大虐殺の最終決定者だ。なんと、この方も中国の抗日戦争勝利式典に出席もしている。(そもそも日本は中国共産党と戦ったことなどないのに)

こんな人物が事務総長になっていたら、どうなるだろうか?想像してほしい。

というわけで、国連はとても日本人の皆さんの期待に応えらえるような素晴らしい組織になり得ないことが想像できると思う。

国連だろうがユネスコだろうが、各国の思惑が常に働いていることを忘れないで欲しい。

中韓が日本を貶めようとしていることについて「国際社会が許さないから大丈夫」などと事なかれに呑気なことを言う人も多いが、国際社会など何もしないので期待しても無駄だ。

国際社会は虐殺に目をつぶり、民族浄化に目をつぶり、大国の暴挙に何も出来ないのである。チベットやウイグルを見ても、現在進行形で国際社会は何もできていないことが分かる。

チベットやウイグルの民族浄化を見過ごす国連、国際社会なのに、日本が貶められている、反日が酷い、領海・領空を侵犯されていると訴えたところで、国連、国際社会が動くわけはない。

甘い期待は捨てて、いいかげんに現実に目を覚まさなければならない。

正直、私のような一介の主婦がこんな当たり前のことをブログで言わなきゃいけないことからして、日本がいかにナイーブか、いかに有事の準備ができていないか(精神的に)、いかに反撃の仕方が分かっていないか、が分かる。

  

「日本に原爆を落としたアメリカが核を使うなと言うな」

あと「日本に原爆を落としたアメリカが北朝鮮に核を使うなというのはおかしい」という意見について。これは出演者武田氏と女性陣からの意見だが、理解はできるものの私は同意しない。

脊山麻理子さんも「自分も核を持っておいて日本に落としておいて、北朝鮮に核持つなって、アメリカ何様?」と言っていたが、私は「原爆を落とした過去があろうがあるまいが、だから何だ?大国が小国に「核を持つな」と言うことの何が悪いのか」という、皆さんからしてみれば身も蓋もない意見である。

アメリカは経済的にも軍事的にも世界一にのし上がった。正面切ってアメリカに爆弾を打ち込める国はまずいないだろう。米国本土にミサイル1発発射したら、自分の国は完膚なきまでに叩きのめされることを知っているからだ。

そんなアメリカがどこの国に文句を言おうが、アメリカの勝手なのである。アメリカに文句を言って勝てる国はないからだ。

何様?と言うぐらいなら、アメリカと同等かそれ以上の強大な国になって文句を言えばいい。

脊山麻理子さんは「不条理」「人間として理不尽」と言っていて、それは間違っていないのだが、私たち日本人は精神的にそろそろそれを乗り越えなければならない時に来ているのだ。

英語でいえば we have to rise above it.

ケント・ギルバートさんのこのツィート通り。

日本は外交でもなんでも「そんなことしたら恥だ」「相手のレベルに落ちてはいけない」「人間として間違っている」などと道徳心を持ち出す。そうしている間に慰安婦は性奴隷として世界に認識され、尖閣諸島は中国のもの、竹島は韓国のものと既成事実を作られてしまったのである。

じゃあどうすればいいのか?答えは簡単。日本は日本で国益を考えた政策、行動だけしていけばよいのだ。日本の防衛はアメリカの軍事力なしに存在できないので、日米同盟を強固にしながら防衛力を高めていけばいい。

私にとっては世界平和より日本の平和や国益の方が大事である。日本という国の安全が脅かされているときに世界平和や戦争反対を説くことはできない。

また、国連は、慰安婦像や南京大虐殺、尖閣諸島と竹島の問題、北方領土の問題を解決するために情報戦として利用すれば良い。大金を払っているのだから、胸をはってプロパガンダに利用すべきなのだ。

 

その他、大事な点

トランプ大統領 vs 習近平

トランプ大統領の中国への対応は非常にうまいと思った。会談中にシリアにトマホークを発射したため、習近平は側近と話す暇もなく、アメリカのシリア攻撃を支持するような発言をするしかなかった。長谷川幸弘さん曰く「運動神経ゼロ」に陥った。

こうした外交戦略をみていると、さすがアメリカと唸ざるを得ない。私はアメリカが大好きというわけではないし、正直に言うと酷い国だと思っている。しかしこうしたずる賢さやスマートさは称賛に価するし、日本は少しでも見習うべきだと思う。

正直、トランプ対ヒラリー大統領選はどちらも支持できなかったのだが、いざトランプになってみると、トランプで良かったと思わざるを得ない。(旦那が海軍であることから、トランプが軍人をサポートしていることも個人的に嬉しい一面だった。)

 

北朝鮮の標的は日本

武田氏がある重要な点を指摘していた。北朝鮮が核を使うときは、自分が死を覚悟した時で、英雄になるためには韓国でもアメリカでもなく、日本に向かって撃つということだ。これは全面的に同意できる。

武田氏は北朝鮮が撃つならここ、と言ってピー音で隠されていたが、パトリオットが配備されていないエリアだと思うのでこれは私たちでも簡単に分かることだ。セキュリティ上、ここでは記載しないけれど、情報がダダ漏れっぽいのですぐに分かる。

米国が中国北朝鮮に揺さぶりをかけている件について、ニュース女子の出演女性たちが「巻き込まないでほしい」と言っていたのを覚えているが、巻き込まれるどころか日本は当事者であることを認識してもらいたい。確か歌舞伎役者の海老蔵さんも同じことを言っていた覚えがある。

北朝鮮に日本人の家族や友人が拉致られているのを忘れてはいまいか。これがアメリカ人であったら、とっくの昔にアメリカは北朝鮮を崩壊させ、アメリカ人を取り戻していたことだろう。

当事者であることを認識せずに「戦争は反対」「平和が大事」と唱えることの愚かさに気付かなければならない。

日本に巣食う大きな問題は、我々日本人の「自分の国は自分で守る」「敵に対して立ち上がる」意識が改革できていないこと、そして日本人の覚醒を阻む反日勢力が日本に存在していることだろう。 

沖縄の問題一つをみても、土人発言をした機動隊がマスコミに散々叩かれる一方で、機動隊が基地反対派に手をだされていることや暴行されていることについてはひたすら沈黙しているのが日本のマスコミだ。

機動隊に手を出した人間を何故一斉検挙しないのか、不思議でたまらない。

私はかねてからこのことを心配に思っていたし、アメリカの同盟国として立ち上がらない日本にアメリカがいら立って愛想を尽かすのではないかと心配していた。アメリカ人のケント・ギルバートさんの以下のツィートはアメリカの率直な思いだと思う。

出演者の一人、栄木明日香さんがアメリカに頼るだけでなく、自分たちで守ろうとする姿勢を見せて行くべきだと発言していたが、まさにその通り。