ミセスGのブログ

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ロシアが北方領土にミサイル配備、尖閣沖に哨戒ヘリ!事なかれ主義を貫く日本

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ロシアが北方領土に新しいミサイルを配置したのをご存じだろうか。

ミサイルが配置されたのは、国後島と択捉島だ。

これについてロシアの大統領府の報道官は、このように述べた。

配備には正当な理由がある

北方領土はロシアの領土であり、ミサイル配置はロシアの正当な活動だと認めている。

また、このようにも述べている。

今回のことが、とても慎重に進められているプーチン大統領の日本訪問の準備や、両国の経済関係を発展させるための対話、それに平和条約交渉に影響させるべきではない

分かりやすく言えばこうだ。

北方領土はロシアのもの。ミサイル配置はロシアの勝手である。

ただし、シベリア鉄道を北海道まで日本の費用で伸ばせ。寒冷地の土地利用法や農作技術、医療技術をよこせ。

北方領土?

それとこれとは話は別だ。日露関係を悪くするな。

お分かりであろうか。

 

これに対し、岸田外相は

しっかり注視し確認した上で、適切な対応を考えたい

と発言し、ロシア側に抗議するかどうかの言及は避けた。

日本政府はどこまでも事なかれ主義を貫き、抗議どころか遺憾の意砲さえ発しない。

www.realoclife.com

 

同時に、22日には尖閣諸島沖の上空で、ロシア軍のミサイル駆使間から離陸した哨戒ヘリコプターが飛行し、航空自衛隊が緊急スクランブル発進をしている。領空侵犯はなかったが、およそ10km近くまで近づいていた。

今、このタイミングで北方領土と尖閣諸島、つまり日本の北と南に挑戦的な行為をしかけるロシアの存在感と脅威を認識している日本人は、どれだけいるのだろうか?

このタイミングというのは、ずばりアメリカの政権空白期のことである。

アメリカ大統領選挙が11月に実施され、ドナルド・トランプ大統領が就任するのは来年の1月である。

プーチンの訪日予定は12月となっている。

つまりアメリカの政権のプレゼンスがないときに、領土問題という非常に大切なサブジェクトについて話を進めることになるのだ。

ロシアは北極海での軍事力整備を進めながら、まさに絶妙のタイミングで日本への外交を繰り広げているのである。

日本の実情をもういちど確認してほしい。

日本人は北朝鮮に拉致され、竹島は韓国に盗られ、北方領土はロシアに盗られ、尖閣諸島は中国に盗られそうになっているのだ。

これに対して、戦後日本は何もできていない。

プーチンはたびたび北方領土カードをチラつかせながら、日本からの経済協力や金を引き出そうとしている。

事なかれ主義が抜けない日本は、プーチンが北方領土について前向きというニュースが流れるたびに、「ロシアが北方領土を返してくれるかもしれない」と淡いナイーブな夢を見る。

そんな甘い夢は捨てなければならない。

どこの世界に領土を手放す国があるのか。

返す気があるならとっくに返している。

私がプーチンでも返さない。

ロシアが返還したら、北方領土には米軍が配置されると考えるのが当然だからだ。

ロシアはしたたかな国だ。クリミア半島侵略で西欧諸国から経済制裁を受け、アメリカのオバマ政権ともうまくいかず、日本には北方領土返還のチャンスが巡ってきたと思えたが、プーチンと良好な関係のトランプが当選したため、絶妙のタイミングで現在のような行動に出てきている。

震災のときにロシアが北海道上空を偵察しにきたのを覚えているだろうか?

日本が「話し合い」をして北方領土や竹島が返って来ると思っている人がいたら、危篤といっていいほど世界が見えていない。

日本政府は外交を「世界平和」「友好」「協力」と誤認しているように感じるのは私だけだろうか?

私が知る限り、外交とは国益を追求することであり、その後ろ盾に必ず軍事力が必要だ。軍事力がなければ他国に圧力も与えられないどころか、日本のように金だけ出させて恩を仇で返されるのが普通だ。

日本人であれば「恩を仇で返すなんてひどい国だ」と思うのが普通だろうが、世界の外交は「恩を仇で返して何が悪い」というのが普通だ。獲れるものがあれば獲る、それのどこがいけないのか。

つまり、倫理的な善悪の思考はおいといて、おかしいのは北方領土を火事場泥棒したロシアでもなく、竹島を盗んだ韓国でもなく、尖閣を獲りにきていて沖縄も捕ろうとしている中国ではなく、手をこまねいて何もしない日本なのだ。

「政府が無能すぎる!何やってるんだ」と怒りたい気持ちは私も同じだが、軍事力がなければ何もできず無能になるしかない。

日本が侵略されていないのは、在日米軍の存在が大きな理由である。

しかしトランプ氏が大統領になれば、米軍が本当に撤退する可能性もある。 

わたしたちは、トランプ氏当選の結果、北方領土をめぐって日露の関係がガラリと変わったことに注意しなければならない。

竹島の次は対馬

北方領土の次は北海道

尖閣諸島の次は沖縄である。

 

沈黙のマスコミ

これほど日本にとって大きな問題がトップニュースで報道されていないことに首をかしげているのは私だけなのだろうか?

レームダックした韓国の朴政権の問題も注意しなければならない問題だが、北方領土は日本の領土であり、北方領土の実効支配を強調する姿勢を強めたロシアの動向は、韓国の朴政権よりも重要なニュースとして報道されるべきではないのか。

アメリカから見ていると日本を取り巻く状況が恐ろしく感じられ、危機感を感じずにはいられないのだが、日本政府や日本にいる人たちはどう感じているのだろうか。

老人が席を譲れと言ったとか、優先席に座っている若者が席を譲らない、などつまらない話をしている場合ではない。