ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想もガッツリ書いている国際結婚&アメリカ在住女のブログです。

家の間取りに見る日本のプライバシーの意識の低さ

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アメリカの家の間取りは、簡単だ。

4 beds 2 baths

と書いてあったら、寝室が4、バスルームが2ということだ。

カリフォルニアで多い家の間取りは、キッチン、リビング、ファミリールーム、寝室、バスルームというパターンだ。

実際に住んでみると、アメリカの家がプライバシーを最大限守るように設計されていることに気づく。

どういうことなのか。

アメリカのバスルームが2つ以上なのは何故か

アメリカの家は、バスルームが1つという家は殆どなくなってきており、よっぽど古くてリモデルをしていない家でない限り、普通は2つか3つバスルームがある。

これは別にアメリカ人のトイレ頻度が多いからではない。

アメリカの家は、なぜバスルームが2つ以上が標準なのか。

ここでいうバスルームとは、洗面所+トイレ+風呂(シャワールーム)のことになる。

アメリカの家にバスルームが2つ以上ある最大の理由は、プライバシーを守るためだ。

アメリカのプライバシー意識の高さがよくわかるのが、このバスルームなのである。

寝室のうち一つは、マスターベッドルームと言って、他の寝室より広くなっている。このマスターベッドルームは家の主が使うものだ。子供や来客は他の寝室を使うことになる。

そのマスターベッドルームには、専用のバスルームがついている。つまり、家の主だけが使用するバスルームで、来客がこのバスルームを使用することはないのだ。(子供が使用することはあるだろう。)

お客や子供は、もう一つのバスルームを使用する。

バスルームが3つある家の場合は、子供が2つめのバスルームを使用し、来客は3つめのバスルームを使用することになり、完全なプライバシーが保たれる

プライバシーを守るアメリカのバスルーム

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さて、このバスルームだが、洗面所+トイレ+風呂(シャワー)で1セットになっているのが普通だ。

私も日本にいたときは、風呂とトイレが一緒であることに抵抗があった。誰かが風呂に入っていたらトイレが使えないからだ。

ところがバスルームが2つあるアメリカの家なら、誰かが風呂に入っていたらもう一つのバスルームのトイレを使用することができる。

来客は、煩わされることなくトイレに入ってゆっくり洗面所で化粧を直したり、トイレの後そのまま洋服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びることができるのだ。

家の主にお風呂に入る順番の計画を立ててもらう必要もなく、「次お風呂入っちゃいなよ」と言われることもなければ、「いま誰かシャワー入ってるいるかしら?」「次、シャワー入っていいかしら?」なんて聞く必要もない。

来客には、夜でも朝でも、好きな時に入ってもらえばいい。

家は自分のものだから、来客には家のルールを尊重してもらうのは当然だ。しかし、来客であるからといって、来客のプライバシーを侵害する権利はないのだ。

来客と夜の食事を済ませた後は、リビングにそのまま残ってもいいし、来客の寝室に戻ってもらってもいい。いったん来客がリビングを去ったら、来客のプライバシーを尊重しなければならない。

乳幼児がいる場合は、トイレで粗相をした時もそのまま隣のバスタブに移動して洗うことができる。乳幼児が粗相をしたと言って、半身裸でトイレからお風呂のバスタブへバタバタと移動する必要はないし、そういった家族のプライバシーを来客に見せることもなくなる。

子供が風呂に入っているときは、トイレのふたをしめて、そこに座り、子供の安全を確保しながら、読書もできる。トイレで大をした後、そのままバスタブに入って洗浄できる。(ウオッシュレットは家の者だけ使用のものならともかく、衛生的に少し疑問がある。)

洗面所とトイレが離れた日本では、ゴミ箱も2つ必要になってしまうが、洗面所・トイレ・風呂と、水回りをすべて揃えているアメリカのバスルームならゴミ箱を1つ置くだけで済む。トイレのゴミ、洗面所を使ったときのゴミ、お風呂場からのゴミもすべてひとつのゴミに捨てることができ、とても合理的だ。

リビングとファミリールームの違い

アメリカの家はリビングルームとファミリールームがあるところが多い。リビングは居間と思ってよい。来客がある場合、ふつうはリビングでおもてなしをする。ファミリールームは家族が過ごすエリアだ。リビングに来客がいても、ファミリールームで子供たちが遊んだりすることができる。つまり、来客がいても、家族のプライバシーが保たれるのだ。

若い頃、親戚や来客が家に来たときに、居心地が悪くてそそくさと自分の部屋にひきこもっていたりはしなかっただろうか?

リビングの他にファミリールームがあると、来客中でも家族だけが居心地良くいられる空間「ファミリールーム」があるのだ。

物理的な違いのせいだけではない

「アメリカの家の方が大きいからじゃないの?」「日本でバスルーム2つなんて無理」という批判もあるだろう。

しかし現在私がアメリカに住んでいる家は28坪の小さな家だ。寝室3、バスルーム2で、ファミリールームとリビングルームが小さいながらもある。

今、実家に帰っているが、寝室4、洗面所1、トイレ2、洗面室+風呂が1つのこの家は、なんと52坪あるのだ。

どちらが住みやすいか?小さくても、洗面+トイレ+バスタブがついたバスルームが2つあるアメリカの我が家の方が住みやすいのである。なぜなら、プライバシーが守れるからだ。その最たる理由がバスルームであることは、経験した私が一番よく分かっている。たかがバスルーム、されどバスルームである。