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【ヴァイキング~海の覇者たち】シーズン4第9話あらすじと感想

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Courtesy: History

【ヴァイキング~海の覇者たち~】シーズン4第9話のあらすじと感想です。

 

【ヴァイキング~海の覇者たち~】シーズン4 第9話&第10話あらすじと感想

陸地で船を引いてパリを目指すヴァイキング

川がダメなら陸から戦法で、ガレー船を盤木でヘイホーヘイホー言いながら陸路で運んでいくバイキングたち。

ハーラルとハルフスタンの兄弟が森の中で農家を発見。卵や家畜を奪います。

二人は家族がどこかに潜んでいることを感じ取ります。納屋の天井に隠れていた家族が見つかってしまいます。二人の若い娘と両親が潜んでいました。

家族は皆殺しにされます。

・・・たまに挿入される略奪・レイプ・虐殺シーンは、いつどこで見ても恐ろしい。幸い今回は詳細は見せず、家族の無残なバラバラ死体が残された画だけだったけど・・・

ラグナルならどうしただろう。家族なら生かしたかもしれない。他のヴァイキング同胞に見つからないように「行け」といって逃がしただろうな。

でもこのノルウェー王と弟はラグナルとは違い、征服することがすべてのヴァイキングのようです。

 

ローマでアルフレッドが神の祝福を受ける

ローマ巡礼の旅に出たアルフレッド(アセルスタンとジュディスの子)はシーザーのような神の祝福を受けます。

育ての父エセルウルフが優しく微笑んでいるけれど、アルフレッドは妻が不貞の末にできた子なのにちゃんと自分の子として扱ってて偉いなぁ…

ただ自分の血を引くエセルレッドではなくアルフレッドがこんなに神からの祝福を受けて複雑な気持ちだろうけど…

 

ウェセックスのエラ王とエクバート王

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エラ王(ノーザンブリア)とエクバート王(ウェセックス)

ノーザンブリア王国のエラ王がウェセックスを訪問。

相談もなくマーシア国の統治者にもなったエクバートに怒りと苛立ちを隠せないエラ王。

エクバート「あー君と僕はぁ、もう同等ではないからねー」と厭味ったらしい。

で、この顔のエラ王様。隣はエラ王の娘ジュディスで、エクバートの息子エセルウルフと結婚していながらエクバートと寝ているという乱痴気ぶりなので、エラ王の憤怒たるや想像するに余りある。

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エラ王と娘のジュディス(王子のエセルウルフと結婚していながら、その父であり王エクバートと不倫中)

 

乱痴気パリ

ウェセックスが乱痴気してればパリもご乱心。

宿将オド伯が反逆罪に仕立て上げられて処刑されたので、その部下だったローランドが一気にチャールズ皇帝との距離を近づけました。

ローランドはローランド伯になり、さらにパリの防衛大臣に昇進する。

これに皇女ギスラ(チャールズ皇帝の娘)が「なんでローランド。私の夫ロロじゃないねんの」と不満を呈しますが、ロロは政治には興味はないようで(野望はあるのに)まったく意に介しません。

ロロはシンプルな男であり戦士なので、ポリティクスのいざこざには首を突っ込みたくない様子。

チャールズ皇帝はローランドに「あのね、お願いがあるんだけどぉ。君の妹と寝てみたいの。」

ローランドの妹というのは、オド伯とフィフティ・シェイズ・オブ・グレイしていてオド伯を嵌めた女性(シーリーズだっけかな)です。

ところが後ほどチャールズ皇帝のベッドから顔を出したのは何故かローランドという・・・複雑な関係。

イングランドもパリもご乱心。

 

カテガットでシギー溺死

カテガットではビヨルンの娘のシギーがどこかで溺れて死んでいました・・・

蛇の目のシグルズが見つけてアスラウグに報告します。

シグルズ「シギーが溺れて死んでた」

酔っぱらったアスラウグ「・・・誰?」

シグルズ「シギー」

酔っ払いアスラウグ「誰が世話してたの?」

お前が見るってポロリン(母)に言ったんや。

アイヴァー「どうでもいいじゃん」

アイヴァー、この幼さにしてこのサイコぶり。

シグルズが出ていくと、アスラウグが満面の笑みを浮かべます。危ないやっちゃ。

 

ラゲルサが流産

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陸路でガレー船をヒーホーヒーホー引っ張ってたら、ラゲルサがお腹痛くなってきた。

あんた・・・妊娠してるんだから、だから船なんか引っ張っちゃダメだってばょ!

そういうわけでラゲルサはカルフとの子を流産してしまいました。

預言者が言ってたように、ラゲルサは子供をもう産めないようです。

すぐにビヨルンとラグナルが駆け付けます。

ラゲルサは愛されてるね。。。

このラゲルサ&ラグナルに感動しましたよ。

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ラゲルサを優しく抱擁するかつての夫ラグナル

お分かりいただけただろうか。

この一瞬の抱擁に色々な感情がギュッと詰まっていることに。

ラグナルを抱きしめるラグナルの表情も辛そう。

結局、ラグナルが愛したのは今も昔もラゲルサだけなのよね。

アスラウグと愛の無い結婚をずっと続けていて全然幸せじゃないし(アスラウグはハーバードに夢中だし)、前回のようにかつてのラゲルサとの幸せな農民時代を思い出すのも無理ないよなぁ。

ラゲルサもラグナルのことを今でも愛しているのは変わりないけど、ラグナルに裏切られた思い(浮気された)と、女であっても首領として強くなければならない思いが交錯しているだろうに。

いろんな愛の形があるけれど、この二人の愛は本物でしたね。

ラゲルサが「あっち行って」と言うのだけど、ビヨルンとラグナルがテントから出ることなくラゲルサの傍にずっと残っていたのも家族らしくて良かった。

実はこれが家族3人で静かに過ごすことができた最後の時だったんだよね。

 

ビヨルンを付け狙うエルレンデール

エルレンデール(故ホリック王の息子)は止むことのない復讐心からビヨルンを付け狙います。

トービはそんなエルレンデールの動向に気を配り、ビヨルンを守ろうとします。

野営地でエルレンデールはトービに弩を渡し、ビヨルンを射止めるように言います。さもなくばトービの子どもを殺すと脅します。

トービが弩をビヨルンに向けると、ビヨルンがじっとトービを見つめ返します。

するとトービは振り返り、ビヨルンに向けてではなくエルレンデールに向けて矢を放ちます。

あー絶対やると思った。

エルレンデールもトービをか弱いだけの女だと見くびっていたね。トービが少しずつ確実に強い女になってきたことに気が付かなったんだねー。

トービの矢がエルレンデールに命中し、エルレンデールはすぐにご臨終。

めでたしめでたし。

そもそもラグナルとビヨルンが今回のパリ強襲にもエルレンデールを同行させていたのが謎だよな。

ラゲルサがカルフを殺したのでもはやエルレンデールを置いておかなければならない理由はないし、親の仇を討とうと付け狙っている男をどうしていつまでも傍に置いとくのか不思議で仕方なかった。

まぁパリ強襲のために人手が欲しかっただけかもしれないけど、寝床にいる時も矢を向けているくらいなんだからリスク高すぎよ…

 

打倒ロロを誓うラグナル

山越えしたヴァイキングは川の上流に船を戻します。

ラグナルはこれはパリ襲撃ではなく、打倒ロロであるとビヨルンに言います。

そして「ロロを殺す」と誓います。

兄弟の戦いは観たくなかったけどなぁ…仕方ないよね。

でもラグナルとロロってサシで戦ったらどちらが強いのかね?

シーズン2第1話のときは、ロロが眼前に立ちはだかる者はすべて殺すという勢いだったけど、いざラグナルを目にしたらやっぱり弟は殺せないといって戦意喪失したんだよね。

でも今回はもう割り切ったというかラグナルどころかヴァイキングとしての自分を振り切った感があるので、後戻りはないだろうなぁ。

次回は第10話、第1部の最終話になるのでパリ攻防戦のビッグな戦いが待っています。