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【ゲーム・オブ・スローンズ】シーズン8第3話ネタバレあらすじ考察・解説・裏話

ゲーム・オブ・スローンズ考察ネタバレ

Game of Thrones/HBO

【ゲーム・オブ・スローンズ】シーズン8第3話「ウィンターフェルの戦い」、皆さんはもう観ましたでしょうか?

まだ熱が収まらないものの、第3話の考察をしてみたいと思います。

第3話の感想はこちらです。

ちなみにゲースロのおかげで、前日観た「アベンジャーズ/エンドゲーム(感想ここ)」のコーフンが少し収まりました。アベンジャーズ/エンドゲームのコーフンが冷めやらない方は、ゲースロを観ると収まると思います。

でもゲースロのコーフンに悩まされることになるとは思いますが。

以下、ゲーム・オブ・スローンズのネタバレをしているので、未見の方は、くれぐれも、くれぐれも、くれぐれも読み進めないようにお願いしますよ。

 

 

 

 

 

【ゲーム・オブ・スローンズ】シーズン8第3話のネタバレ考察

ブランはアーリアがナイトキングを倒すことを予知していた

ナイトキングを倒すのは誰かー倒すことができるとしたらの話だがーは、いつもファンの論争の的の一つでした。

ナイトキングを倒すことができるのはヴァリリアン鋼剣で、ヴァリリアン鋼剣を持っているのはジョン、アーリア、ジェイミー、ブリエンヌ、ジョラーの5人でした。

(この画像ではサムが持っていますが、前回の第2話でサムがジョラー・モーモントにヴァリリアン鋼剣を託しました。)

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名実ともにゲースロの主役ともいえるジョンは、これまでも対人間、対死者と幾多の戦いを生き延びてきたサバイバーであるとともに、自我を捨て、大局的な視点から人々の保護を考えることができる稀有なリーダーでもあります。

ジョンはホワイト・ウォーカーとも剣を交え、ナイトキングとも視線を合わせた因縁があります。

このことから、オッズはジョンがもっとも高かったと思われましたが、ナイトキングを倒したのはアーリアでした。

アーリアが顔のない男ジャケンの協力で特訓を積み、優れた剣闘士になったことをファンは知っていますが、ナイトキングを倒せる勇気と能力を持っていたことはなかなか想像し難いことでした。

しかしブランは知っていました。

ブランはシーズン7でアーリアにヴァリリアン短剣を渡しています。このヴァリリアン短剣は、シーズン1でブラン暗殺のためにラニスターが送り込んだ暗殺者が持っていたものです。

ブラン暗殺はブランのダイヤウルフと母キャトリン・スタークによって失敗に終わり、ヴァリリアン短剣はリトルフィンガーの手に渡り、そしてブランの手に渡り、シーズン7でブランの手からアーリアに渡ったのです。(その後、アーリアはこの短剣でリトルフィンガーを処刑しました。)

そしてブランがアーリアにヴァリリアン短剣を渡した場所は、アーリアがナイトキングを倒した場所ーウェアウッドの木の下ーだったのです。

ブランがアーリアにヴァリリアン短剣を渡したシーンは重要なシーンのように見えましたが、あの時、私たちは何故そのシーンが重要だったか知る由もありませんでした。

このことからブランはやはり過去だけでなく未来のビジョンも持っていると言えるでしょう。

 

ウィンターフェルの戦いの間、ブランは何をしていたのか

ウィンターフェルの戦いで人間が壊滅的な打撃を受け、大勢が死に行く中で「ブランは一体何をやっているんだ」と思った人も少なくないでしょう。

ブランの警護についたシオンが「どこ行くのよ」と聞くと、ブランは何も言わずにワーク(三つ目の鴉)のヴィジョンに入り、どこかへ行ってしまいました。

正確にはブランはナイトキングのもとへ向かっていました。

つまりブランは自分を餌にしてナイトキングを自分のもとへ誘導しようとしていたのだと思います。

 

アーリアは音を立てず忍び寄るのが得意

ナイトキングの背後から突然飛んできたアーリアに驚いたものの、アーリアはシーズン1から常に気配を消すキャラでした。

シーズン1ではいつもウィンターフェルの内外を歩きまわり、隠れたりして、両親はいつも「アーリアはどこ?」と居所を探していました。

シーズン8第1話でジョンと再会した際も、ウェアウッドの木の下にいるジョンにこっそり忍び寄っていましたね。

またナイトキングを殺す前にウィンターフェルの図書館でワイトたちから身を潜めていた時、テーブルの下にいるアーリアの血がポタッ、ポタッと垂れて音をだす描写がありましたが、これはアーリアがいかに静かに音を消せるかを示す伏線でもありました。細かい描写に脱帽です。

 

「今日ではない」

光の神の侍者であるベリックがアーリアを救って死んで行ったあと、同じく光の神の侍者である赤い魔女メリッサンドルは、シーズン1のシリオ・ファレル(アーリアの剣の師匠)の言葉を引用して、こう言いました。

What do we say to the God of Death?

-Melissandre: Game of Thrones

アーリアはこう返すと、ウェアウッドの木の下にいるブランのもとに向い、ナイトキングを倒しました。

Not today.

-Arya: Game of Thrones

シリオとアーリア(シーズン1)

シーズン1の回収に胸が熱くなります。

 

「尖った方で刺して」

いよいよウィンターフェルの戦いが始まり、サンサが地下墓へ移動するときに、アーリアがサンサにドラゴングラスの剣を渡してこう言いました。

Stick them with the pointy end.

-Arya: Game of Thrones

覚えてますか。シーズン1でジョンがアーリアに細剣ニードルをプレゼントしたときにジョンがアーリアに言った台詞です。あ~またシーズン1から観返したい。

なお、アーリアは左利きですが、アーリアを演じているメイジー・ウィリアムズは実は右利き。というわけでメイジーは両方の手で闘えるように訓練したそうです。

ウィンターフェルでアーリアがブリエンヌと剣の練習を交えたとき、アーリアがニードルを落としたあと、短剣を左手から右手に持ち替えてブリエンヌの喉元に突き付けるシーンがありました。

ナイトキングを倒した時のトリックを以前に見せていたんですねぇ。

伏線が細かすぎる。

ゲースロは見落としてるところがまだまだいっぱいありそう。深すぎて1回観るだけじゃわからないですね。

 

アーリアがサーセイを殺す?

アーリアと赤い女メリッサンドルの出会いは、シーズン3に遡ります。

森の中の道で偶然出会った二人は短く言葉を交わします。このときメリッサンドルはアーリアの顔を手にとってこう言いました。

I see a darkness in you. And in that darkness, eyes staring back at me: brown eyes, green eyes, blue eyes…eyes you’ll shut forever.

-Melissandre: Game of Thrones

「お前の中に闇が見える。闇の中の目がこちらを見ている。茶色の目、緑の目、青い目・・・お前が永遠に閉じる目だ」と。

茶色の目はアーリアがシーズン6の終わりに喉を切って殺したウォルダー・フレイの他にもたくさんいます。

青い目はまさにナイトキングのことを暗示していると思われます。

そして緑の目・・・サーセイは緑の目をしています。このことから、サーセイにとどめを刺すのはアーリアかもしれないという線も濃厚になってきました。

サーセイ

以前、サーセイはリトル・ブラザーが殺すのでは?という話をしましたが、スターク家の恨みを考えると、やはりスターク家の手でサーセイを倒してもらいたいですね。

ジョンが武器を持たない女性を処刑することは考えづらいので、やっぱりアーリアの手によって復讐は遂げられるのかもしれません。

 

リアナ・モーモントが巨人を倒す

ゲーム・オブ・スローンズリアナモーモント

リアナ・モーモントー最小にして最強の戦士ー

第3話では多くの英雄的なシーンを観ることができました。

なかでも少女にして豪傑なリーダーのリアナ・モーモントの生き様は見事としか言えません。

ナイトキングは死者を蘇らせる力があるので、死者の中には野人の巨人もいました。巨体を前に誰も歯が立たない中、リアナは自らの命と引き換えに巨人を倒しました。

リアナ・モーモントは実はもともと1シーンしか出演しない予定でした。しかしリアナ・モーモントの勇猛さはファンをあっという間に魅了し、最後はシーズン7でリアナ・モーモントが言ったように、モーモント家の戦士として見事に散って行きました。

We are not a large house, but we are a proud one, and every man from Bear Island fighters witht the strength of ten mainlanders.

-Lyanna Mormont: Game of Thrones

もう一丁、リアナ・モーモントの格好よい名言。

I may be small. I may be a girl, but I won't be knitting by the fire while I have men fight for me.

-Lyanna Mormont: Game of Thrones 

 

ジョンらしからぬ行動はジョンらしい行動だった

ナイトキングを倒したのがジョンではなかったことと、ワイトたちとの戦いでジョンがあまり活躍できなかったこと、そしてサムを見捨てたシーンがジョンらしくないという声が聞こえてきました。

サムはジョンにとって最も信頼できる無二の親友です。そんなサムがワイトに殺されそうになっていたのですが、ジョンはサムを助けずにブランのもとへーナイトキングを殺すためーに向いました。

ここので一瞬の判断が問われたわけですが、ジョンはいつも大局的な見地を持つ人です。ジョンはサムを助けることより、ナイトキングを殺して人類を救うことーgreater goodーを選んだというわけです。

そう考えると、一見ジョンらしからぬと見えた行動は、ジョンらしい行動であったことが分かります。

 

ゴーストの無事が確認

第4話の予告でゴーストの姿が確認されました。

したがってゴーストは無事です。

ドッグラバーの皆さん、安心してね。

 

ドロゴンとレイガールの無事が確認

ドラゴンの2頭も無事が確認されました。

けっこう危うい状況でしたけど、無事です。

ドロゴンはけっこうチクチクとワイトに刺されまくってたので、療養が必要なんじゃないかしら。

でもとりあえず生きているので、ドラゴンラバーの皆さん、安心してね。

 

約束された王子Azor Ahaiの生まれ変わりは…

Azor Ahaiとは「約束された王子」のことで、数千年前に死の軍を倒したとされている伝説の人物です。

当初メリッサンドルはAzor Ahaiの生まれ変わりがスタニス・バラシオンだと勘違いしていました。その後、ジェンドリーだと思い、次にジョンだと思ったものの、どうも違うようでした。

ホワイト・ウォーカーを倒したことがあるジョンがAzor Ahaiに一番近い位置にあると思われましたが、よく考えてみるとジョンはすでに北の王になっているので、いまさら王子というのはちょっと変な気もします。

メリッサンドルがウィンターフェルの戦いにやってきたとき、城壁の上にいるアーリアに長い視線を送っていましたね。

そして実際に死の軍を倒したのはアーリアだった。

となると、Azor Ahaiの生まれ変わりはアーリアではないかという線が出てきました。

アーリアは女性なので王子ではなく王女になるわけですが、昔からボーイッシュな格好をしていましたよね。道中ではサバイバルのために少年にもなりすました。