ミセスGのブログ

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【シカゴPD】シーズン8最終話(第16話)のあらすじ&観終わった感想ネタバレ

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皆様、ごきげんよう。

突然ですが、シカゴPDの話をする前に、今日は技術の進歩は必ずしも人々の日常生活を快適にするわけではないという話をしようと思います。もう知ってるか。いまさらか。

夜、コンビニでアイスクリームを大量に購入したあと、「夜なので人も少ないし暑くないしこの際にガソリン入れておくかー」と思ってガソリンスタンドに寄りました。

ガソリンを入れるためにガソリンスタンドのコントロールパネルを操作するわけですが、このコントロールパネルに腹が立ちました。まぁ大人げない。

「いらっしゃいませ」と機械の挨拶を受けていらっしゃいませられた後のプロセスを再現します。

「支払いの種類」→現金

「楽天カードはお持ちですか?」→はい 

「カードをお入れください」→カード入れる→財布にしまう

「〇〇カードはお持ちですか」→いいえ

「〇〇クーポンはお持ちですか」→いいえ

「QRコードをお持ちですか」→いいえ

「よろしければ確認ボタンを押してください」→いいえ

「油種ならびに給油方法をお選びください」→レギュラー/金額指定

とここで間違って「レギュラー/満タン」を押してしまいました。

乞食の私としては2000円ポッキリ入れたかったわけ。

そこで、「(レギュラー/満タンで)宜しければ、確認ボタンを押してください」と言われたので、「戻る」を押しました。

てっきり前の画面に戻るのかと思いきゃ、戻った先は「いらっしゃいませ」画面...。

そんな大幅なリープバックは聞いていません。

結局、二度目にいらっしゃいませられたあと一連のプロセスを繰り返す羽目になりました。

そんなの大したことじゃないと思うかもしれないけどさぁ、、、

財布にしまった楽天カードを再び財布から取り出してカード挿入口に入れて戻すという手順をしている最中に、思い出してしまったのです。

コンビニで買った大量のアイスクリーム達のことを!!

いやーイラッときたねー。

「キィーエー!!」と言わずにはいられませんでした。

車に乗ったら娘に「ママ何喋ってた?」と聞かれました。

「いえ、別に」と顔を赤らめました。

あとさ、これはガソリンスタンドに限ったことじゃないけれど、画面いっぱいにゴチャゴチャとボタンやら説明やらが並んでて見にくいんだよ。

目的のボタンを探しにくい。だから誤押しちゃったじゃん。

技術の進歩の弊害はこれだけじゃありません。挙げたらきりがないけど、たとえばレンタルバイクを検討した時にあまりの面倒臭さに断念したことがあります。

だってさぁ、、、

スマホでモバイルデータをONにしてウェブサイトを開いてメール登録をしてメアドに送られてきた認証確認をして名前、住所、電話番号などの個人情報を入力してクレジットカードをバッグの中にある財布の中から取り出して入力してレンタルバイクを予約するというプロセス、、、

この熱い中にやってごらん。そもそもガラケーの人はどうするの。

暑い中そんなことをしていたら、気の短い旦那がイライラし始めて夫婦喧嘩に発展するんじゃよ...

結論。

技術の進化は夫婦の危機。

割と当たってるでしょ?ネットにスイスイとアクセスできるようになったおかげで 浮気や不倫も簡単にできるようになったわけだし。

あのさぁ...道路の駐車スペースのようなコイン式じゃ...ダメですか?

インターネットには大いにお世話になっているけれど、スマホが発売されてからというものすべてデジタル化されてしまい、QRコードを読み取って~とか、アプリをダウンロードして~というプロセスがマジで鬱陶しい。

最近は目的の商品や場所の検索さえ面倒だと思うくらいなのに。

三十肩が痛いんだよ!

そもそもスマホになんでもかんでも入れたくないんですよ。できるだけシンプルにしておきたいの。

この面倒臭さを解消するソリューションこそが次世代ビジネスの勝機です。

情報過多時代において、これからは取捨選択の必要性がどんどん高まっていくと思うね。

何故なら膨大な情報のなかで人々は迷える子羊になっていくからです。

したがって世界中で起きている事象などを過去、現在、未来をリンクさせた上で分かりやすく簡潔に発信できる人がリーダーシップをとっていく世の中になっていくと思います。

まぁ、twitter見てもすでにそうなってるか。占い師のようなスピリチュアルリーダーに助言を求めようとする人も増えていきそう。弥生時代に卑弥呼様がもてはやされたのと同じようなもので。

 

【シカゴPD】シーズン8最終話のあらすじと観終わった感想

シーズン8はコロナの影響で全16話で終了となりました。

シーズン9は9月に戻ってきます。これは朗報ですね。

えーさて、シカゴPDの最終話である第16話は第15話からの続きです。

 

拉致られキム

第15話でミラー副本部長の息子が殺されて、さらに児童の人身売買(性奴隷)絡みの話になって最後にキムが拉致られたところで終わりました。忙しい。

キムは拉致られやすいなー。シカゴPD史上何度拉致られたか。でもキム回は結構が面白いので今回も面白かったですよ。なんなら最終話としてはベスト3に入るのではないかな。

キムは犯人に引きずられている間に意識を覚ましますが、必死の抵抗も空しく頭を強く打たれて再び意識を失います。

気が付くと廃工場にいました。

キムは犯人(ケント?)を説得しようと試みますが、犯人はメンタル不安定でキムを殴る蹴る。

キムが「ロイに連絡したら二人とも殺されるつってんがな」というのも聞かず、ケントは連絡を入れてしまいます。

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拉致られ名人キム

ロイがやってきて、キムの予言が当たります。二人とも無慈悲に撃たれてしまいます。ケントは即死。

キムはケントに殴る蹴るされていた上に、2発も弾を撃ち込まれたのでさすがに死んだと思いました。

目剝いてたし。

あれ普通に死にそうよねー。

即死しなくても見つかるまであれだけ時間が経過していれば失血死しそう。

「死んだかもしれん。キム降板?」と不安になりましたが、キムは生きていました。ケントは死んだけど。

キムはケントのベルトを使って止血し、這って外にある車まで行き、ハザードを点灯したところで気を失ってしまいます。

 

動揺ルゼック

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ルゼック

一方、キムを必死で探すインテリジェンスはというと・・・

ルゼックは運命の相手ともいうべきキムが超危険人物に拉致られてしまい、気が気じゃありません。

ルゼックはじっとしていられず、手がかりを追って地道な捜査を進めていくのが最も早くキムを見つけられる方法だと主張するケビンと激しくぶつかり合います。

ケビンとジェイはもともと正義感が強く不正を嫌う性格なので、教科書通り捜査を進めていって捜査令状を取って踏み込もうと考えているのですが、ルゼックの考え方はもう少しフレキシブルで時によってはボイトのやり方も許容します。

簡単に分けるなら、ケビン&ジェイルゼック&ボイトという構図。

まぁ、ボイトはそれでもキムの救助を最優先するために頭に血が上ったルゼックを抑えたりということもするんですけどね。

 

永世中立ヘイリー

血圧上がりっぱなしのルゼックを説得したのはヘイリー。

「キムに何かあったらミケイラ(キムが今シーズン引き取った養子)は貴方だけが頼り」とミケイラ作戦。

ルゼックは元カノのヘイリーに宥められて冷静になり、ミケイラと自宅で待機することにします。

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ヘイリー。今話のシカゴPDの永世中立国。

ヘイリーはね・・・前任のエリン(ソフィア・ブッシュ)が降板した代理で入ってきたこともあって好きにも嫌いにもなれないキャラだったんですよね。ヘイリー役のトレイシー・スピリダコスは好きなんだけど。どうも力が入り過ぎているというか。

大柄の同僚警官たちに「カモン、メーン」とか「アイガッチュー、ブロー」とか言ってるの見るとちょっと気恥ずかしい…この俗語ってあまり女性が使わないからかなぁ。エリンも言ってたけど…

でも今回はヘイリーの強いところと弱いところが見れて良かったと思いました(後述)。

 

ボイト節再来

ボイトは単独ロイの居所を突き止めてそこに向かいます。

はい、ボイト節。

でも大したことなかったなー。ひたすら殴るだけだったし。もうちょっとこう・・・指をちょん切ようとするような勢いだとか見たかったわ。

ボイトが黒手袋をつける姿がロー&オーダーのクリストファー・メローニの必殺袖まくりと重なるゥ。

ロイからキムの居所を吐かせようとするところに勘のいいヘイリーが到着。ヘイリーはボイト化しそうな一面を持つ人間なのでボイトのやろうとすることを察知できるのです。

でもヘイリーはボイトを止めます。「大丈夫です、ボス!奴を殴りまくったことについては適当に話をでっちあげりゃあいいんですよ、へへ」とか何とか言って説得に成功。

ボイトはロイの鎖を外して連行しようとしますが、ロイは隙を見てボイトの銃を奪おうとします。

ヘイリーはやむを得ずロイを射殺!

ヘイリー「あわわわわ」

まぁ、予想通りといえば予想通り。

さぁ、このあとどうするのか、やむを得ず射殺ということにするのか、それともボイト流にロイを行方不明にするのか。

ボイトは動揺するヘイリーに家に帰るように言います。

・・・あっ、ということは隠蔽作戦のようです!

ボイトはヘイリーを帰宅させ、ロイの死体をどこかに運ぶと穴を掘って捨てた上で火を付けます。

前にもそんなことがあったような・・・

思ったんだけど、ボイトはわざとロイに銃を奪わせたのかなぁ。単なる深読みかなぁ…。

ヘイリーが銃を構えている状態でロイの拘束を解いていて、あんなふうに右腰の銃をロイに見せるように拘束を解くという凡ミスはボイトらしくないなぁ・・・と思うんですよね。

だから私はボイトが故意にそうさせたものだと勘繰ってしまいました。

でもその後ボイトはふつうに(?)ロイを埋める穴を掘ってロイの死体を焼いていて、私の勘繰り説を裏付けるような表情や回想シーンは出てこなかったので、狙っていたわけではないのかもしれません。

まぁ、よく考えたらボイトが大切な部下にそんなことさせるわけないですね。

どんな処遇を受けても構わないというつもりで単独行動して脅したりロイを痛めつけたりしたわけですしね。考えすぎ考えすぎ。

 

キム発見

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ボイトがひとりでロイを痛めつけている一方、最終的に正当な捜査方法にこだわったジェイとケビンがキムを発見しました。

キムがハザードを点けたおかげで見つかったんだー。

キムはすぐにシカゴ病院に運ばれ生死は不明ですが、シーズン9のティーザー動画に出ていたので、間違いなく助かってるね。

ケビンがルゼックに連絡して知らせます。

 

ヘイリープロポーズ

さぁ、ヘイリーはロイを射殺したあと帰宅しました。ジェイはキムを病院に運んだあと戻ってきていて、また病院に向かおうとするところでした。

ヘイリーはロイを射殺したこと、そして隠蔽に加担してしまったことに動揺しています。

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目の前の優等生ジェイの姿がヘイリーの目に眩しく映ります。

なんか、分かるわぁ・・・

そしてヘイリーはジェイにも言えない秘密を抱えてしまいました。

ヘイリーはジェイを失いたくない気持ちから

「ジェイ、愛してる。結婚しよう」

とプロポーズ!!

たまらず私も「ジェイ愛してる結婚して」とプロポーズ。ジェイ聞いてない思うけど。

ヘイリーとジェイは交際してまだ間もないので、果たしてこのプロポーズがシーズン9でシリアスにとられているかどうかは不明!

もしかしたらヘイリーが「あの時はよく考えずに衝動的に言ってしまっただけ」とか言いかねないし、シカゴPDのインテリジェンスに夫婦がいるっていうのも不都合だよね。

 

シカゴPD シーズン8感想まとめ

はい、というわけでシカゴPDシーズン8が終了しました!

コロナのせいで16話のみでしたが、相変わらず楽しめましたよ。

特にね、ここ最近のルゼック株がいい感じです。

実はルゼックてあまり好きじゃなかったんだよね。

でも、頻繁に衝突していたアントニオ*のために自分が刑事生命を懸けた辺りから株が爆上がりだよね。*アントニオはS6の最後で降板。

「俺のせいで御免」というグダグダのアントニオに「やめれ、あんたのせいじゃない」と後悔や不満をタラタラ言うこともない潔さが格好良かったし、その後ボイトに助けられて以来、ボイトのやり方にも理解を示している忠実ぶりもグー。

今シーズンは運命の相手ともいえるキムとの仲のアップダウンが激しかったけれど、キムがルゼックを疑ったせいでキムへの気持ちが冷めてしまったという事態も面白かった。これまでルゼックは何があってもキム命だったからね。ルゼックとヘイリーがなんで交際していたのか不思議なくらい、ルゼックとキムの相性抜群ですからね。

アントニオ在籍中はアントニオが優等生であり、ボイト不在時にチームリーダー代理として動いていました。

アントニオが降板したので今はジェイがセカンド・イン・コマンドです。

そんなジェイですが、最近、影が薄いです。

それから、今シーズンはケビンに多くの時間が割かれました。

ポリコレの影響で黒人であるケビンにいつもより多くフォーカスしたのでしょう。

シカゴシリーズのディック・ウルフ監督はいつも現実社会を反映させます。現実のアメリカでは警察による有色人種への不当な扱いに対して抗議活動が激しさを増した時期であり、その社会情勢はシカゴPDでも反映されています。

しかしシカゴPDの要はハンク・ボイトであり、ボイトの「シカゴは俺が守る。必要なら法も破る」という型破りな姿勢。ダークヒーロー的な姿勢が持ち味のドラマです。ときには脅し、ときには殴るといった汚職警官で、今まさに抗議されている対象人物そのものと言ってもいいでしょう。

そうすると、シカゴPDのカラーが現実社会と衝突してしまいます。

そこをどう摺り合わせていくのか、なかなか難しいものがあったと思います。

レイプ犯だかなんだかを追ってる時、犯人グループの主犯の居所を吐かせようと脅したときがありましたね。いたぶろうとするフリをしたけど、警察への風当たりが強いことから結局できなかった時が。

あの時、ボイトの魅力と同時にシカゴPDの魅力も封じ込められてしまうと危惧したんです。

まぁ、あくまでドラマなのですから無理矢理現実社会を反映させなくてもいいんじゃいの、と思うんですけど、今まで反映させていたのに今回だけ反映させないというのも変ですからね。

そういうわけで、最終話に向けて米国民が嫌う「少女らを性売春にした挙句に処刑する超悪党」を登場させ、さらに女性であるキムに殴る蹴るの暴行を加えてから無慈悲に射殺するという粗筋にしたわけだ。

こういう悪党であれば、米国民はボイト流のやり方を例外的に許そうとするというシナリオです。フェミニストも怒らない。

それから、うまいなーと思ったのは結局最後にキムを見つけたのはジェイとケビンであったこと。

たとえ大切な仲間を探すためだとしても二人は最後まで法に則った捜査を進め、キムを捜しあてました。

法に則った捜査が正しかったことを証明する形で終わらせたわけです。ポリティカリーコレクトネスに抵触しないように終らせた。

まぁ、ポリコレに反しないように終らせたのは成功と言えるでしょうが、シカゴPCにならないようにね。

ロイの死体が次シーズン以降でボイトを追い詰める形になるのか、気になるところです。

以前も同じことはありましたけどね。息子を殺した男を殺害して埋めて見つかったよね。

あの時は故オリンスキーがその代償を払うことになりましたね。

デクスターみたいに沖合に鎖つけて沈めた方がいいんじゃないのかしら。

それからミラー副本部長が戻ってくるかどうかも気になるな。ボイトと恋愛関係に発展することを期待していたから。