バチェラージャパンS4がついに完結しました。
4代目バチェラーのコウさん。本名コウコウさん、港区ではハオハオとも呼ばれています。
「バチェロレッテ」で萌子さんのハートを掴もうとしていた男性候補者のひとりでしたが、「バチェラー」s4のバチェラーとしてカムバックという七転び八起きマン。
候補者の女性陣の多くとキスと抱擁をしていたので「チャラ男」と形容されたり「一夫多妻的なの?」と女性に直に聞かれたりしましたが、私的には歴代4名のバチェラーの中では一番好感度がありました。
まぁ個人的にはタイプではないけれども、歴代の中ではもっともバチェラーの名に相応しいと思います。
コウさんのキスしまくり問題に対する受け止め方の違いは、バチェラーを視聴している方の人生経験によるのだと思います。
私がまだ20代だったら「何この人、全員に接吻してるゥゥゥー!浮気者!」みたいに思っていたでしょう。
でも私はアラフォーなのでコウさんのキスは半分物理的なものに過ぎず、むしろキスの感触と自分の気持ちを確かめるためにしているのだと感じました。
もはや「キスぐらいどうってこたない」としか思えん年頃です。
コウさんについて詳しくは前回の記事に書いているので、ここでは割愛しますよ。
今回は「ファイナル・エピソード」を視聴した感想です。
【バチェラージャパン】S4
ファイナル・エピソードは、コウさんのご家族に候補者の女性二名が会う回でした。
今回はコロナのためにご家族が訪日できず、オンラインでの顔合わせとなりました。
「あざといは正義」な休井美郷さん
そのあざとい可愛さから多数のファンを獲得した国民的パン教師の休井さんことキューちゃん。
日本人男性が好きそうです。
アフターローズエピソードで他の女性から証言があったように、キューちゃんはパンだでなく洋服もメイクもヘアもスタイリストではなく自分で作っていたということで、物凄く女子力高めの女性のようです。
これがさぁ、うちの夫のようにアメリカ人だと、子供っぽいと思われてむしろ避けてしまうのよ、分かる?なんなら身分証明書見せてとか言われるのよ。アメリカは未成年との交遊は法律が厳しいですから。
まぁアメリカ人でも彼女のように「可愛さ」を強調するタイプが好きな人もいるようだけど、ペド扱いされるから意識的に避ける傾向にある気がします。
試しに夫に写真を見せて、この中で誰が好みか聞いてみたんですけど・・・
「顔しか見えない。体は・・・?」
ということで全員却下されてしまいました。
なんだこのデブ。
御免なさいね、彼は顔より体なんです。
あぁ、そうかGさんはブスなんだ。あぁそうですか。
本命と思われた藤原さんは25歳で、キューちゃんより5歳も若いんだけど、見た目だけだと同じくらいに見えました。大人びて見える。
はい、その藤原さんは「元カレが忘れられない」と自白したためにローズをもらえず脱落したことから、ファイナルローズに最も近いと思われたキューちゃんがコウさんのご家族に会うことになりました。
コウさんのお父さんとお母さんて若くない?
今回はコウさんの妹、ミキちゃんも加わりましたよー。
ミキちゃんは日本語あまり分からないようですが、塩対応がたまらなかったですね。
さて、可愛らしいキューさんはコウさん家族からも「可愛らしいですね」と好評でした。
唯一、妹のミキちゃんがまったく表情を変えずにいたので、同じ女という立場から兄貴の未来の嫁という視点で見ると、内面はどうあれキューちゃんの外見のあざとい可愛さに反発を覚えるのかもしれません。
私がここで気になったのはキューちゃんのコミュニケーション力です。
日本人女性にありがちだけど、恥ずかしさと謙遜から思っていることをはっきりと言語化せず、口に手を当てることが多かった気がします。
日本では奥ゆかしさ、慎ましさは可愛らしいと思われるかもしれないけど、中国人であるコウさんやご家族からしてみると頼りなく不安な印象を受けるのではないかなと思いました。
断言します。
ストレートに言いたい事を言えない点は、外国人が相手だと絶対問題になる点です。
この点は多分コウさんも気になっていたと思うんだ。
何故ならその後に二人きりになった時に「何なに?(思ってることを)言葉にして欲しい」とキューちゃんに言っていたから。
あざとさが売り物でも、内実、奥ゆかしくて慎重なのかもしれません。だから答えにも時間をかける。
キューちゃんはやはり恥ずかしいのか、コウさんへの思いを手紙で伝えてきました。
その後コウさんは「手段はなんであっても伝えてくれれば嬉しい」と言ってはいましたが・・・
実際に交際して結婚となった時に、「思っていることをその場で言語化して伝えられない人」をコウさんは選ぶだろうか?
と大きな疑問符が頭に浮かびました。
キューちゃんはコウさんのこと本当に好きそうだったし、可愛いし、実はけっこうしっかりしていそうだけど、あざとさよりも何よりもコミュニケーションが一番気になりました。
特にコウさんはあんな感じですべて言語化するタイプでしょう?
お相手がキューちゃんだと引き出すまでに時間がかかってやがて苛々してくるんじゃないかなと。
現に私はイライラしてましたから。あざとさとかより、早く思ってることを言って欲しくてイライラしましたw
コウさんは打てば響くタイプの方が合うんじゃないかな。
中国の人は決断も早いし、コミニケーションもストレートですよね。
「お友達の壁を越えられるか」秋倉涼子さん
もう1人は秋倉涼子さんです。
秋倉さんもキューちゃんに負けず劣らず、コウさん家族に好印象を与えることに成功しました。
秋倉さんは素のままというか、裏表がなさそう。
コウさんの妹も秋倉さんには笑顔を見せていましたね。
いつも恥ずかしがるキューちゃんと比べて、秋倉さんはサッパリ淡々とご家族の質問にも答えていました。
印象的だったのはコウさんと秋倉さんが車の中で会話していた時。もちろん実際に視聴者が観ているのはその一部なんだけど、自然でしたよね。会話のキャッチボールが取れているというか。
逆にいうと恋愛感情があまりないと自然に振舞える・・・という事もありますが、これがどうコウさんの決断に関係してくるか。
スペシャルゲスト登場
御二人をご家族に会わせたコウさん。
あとはファイナルローズをどちらに渡すか決めるだけですが、ひたすら悩みます。
そこへ「ぴんぽ~ん」とチャイムの音が。
ドアを開けると・・・
なんとそこには
応援に駆け付けた
當間ローズとスギちゃんの姿が。
二人は「バチェロレッテ」の戦友でございます。
女性二人についてコウさんが語ったあと、ローズとスギちゃんが意見を述べます。
二人とも「キューちゃんかな」という意見。
なんでかというと、キューちゃんの話をしていた時のコウさんの方が顔がほころんでいたから。
この時点で視聴者は「やっぱりキューちゃんかぁ・・・」と思ったのだけれど、ここでコウさんが「そんなことない、涼子も素敵なんだよ!」と力説。
でもなー、歴代バチェラー1と3はこうして「キューちゃん」タイプを選んだよね。
「あざとい」タイプを!!
まぁバチェラー3はその後結婚できたので、あざとくたってうまくいく時はうまくいきますけど。
でもコウさんにはこのパターンを断ち切って欲しいなぁという気持ちもあります。
ファイナルローズはどちらの女性に?
さぁ、いよいよファイナルローズです。
最初は秋倉さんがレッドカーペットを歩いてやってきました。
秋倉さんに「世界中を敵に回しても、俺の味方でいてくれる?」と聞くコウさん。
秋倉さんは「味方でいるよ」と答えました。
なんとなく、最後の確認にかんじましたね。
その後、キューちゃんが歩いてきました。
ここでちょっと「あれ?」と思ったのは、コウさんが秋倉さんには歩み寄ったのだけど、キューちゃんには歩み寄らずじっと立って待っていたこと。
キューちゃんを選ぶからそれを隠すために…ということも考えられますけど。
コウさは、秋倉さんに投げかけた質問をキューちゃんには聞きませんでした。
そうして選んだのは・・・
秋倉さん!!
これには秋倉さんもキューちゃんもMCも視聴者もビックリ。
特にキューちゃんを可愛いと絶賛していたMCや視聴者は驚いていたようです。
でも私はコウさんは合理的で冷静で頭の良い経営者だと思っていたので、コウさんの選択にはそんなに驚きませんでした。良い選択をしたと思います。
何故なら、やはり前回の記事にも書いたようにキューちゃんは長女、コウさんも長男で、イニシアチブを握りたいタイプなんですよ。だから何かの時に衝突しやすい。コウさんが相談したら、コウさんではなくきっと自分自身が希望する方向に持って行きたがると思う。
一方で秋倉さんはお兄さんがいるので長女だけども下の子。下の子とか末っ子てのは天真爛漫なんだけど順応力があって、リーダータイプというよりは割と引っ張ってもらいたいタイプなんです。
わかりやすく言うなら格闘技の朝倉兄弟ですよ。兄の朝倉未来の戦い方は慎重でリスクを嫌い、自分からなかなか懐に入っていかないでしょ?
コウさんも長男なので、萌子さんに「リスクヘッジやめない?」と指摘されたり、ショー内でも自分を出すのが苦手と自ら言っていたよね。
朝倉兄弟の弟の海くんの戦い方は、後先考えずにとりあえず飛び込んでいく。次男・次女てのは、そういう楽観的な性格を具えています。普段ニコニコしているとか、そういうのはあまり関係ないんですよね。
コウさんは楽しい時だけじゃなく大変な時でも一緒にやっていけるかを確かめたいと言ってましたが、その視点から考えても、キューちゃんより秋倉さんの方が背中をポーンと押せる度胸の良さがあると思うのです。
この例え、分かりにくいか?
秋倉さんはキューちゃんと違って「打てば響く」タイプ。コウさんが悩んでいても「そんなに悩まなくても、自分の気持ちに従えばいい」とスパッとアドバイス。
コウさんが最終日に「まだこんなに好きになる余地があるんだなと」と言っていたように、秋倉さんの方が相性はいいと思うの。
お杉とローズも、コウさんがキューちゃんに惚れていると勘違いしたようだけど、あれはさぁ、可愛い人を見たときに夢中になっているだけ、単に「心酔」しているだけなんですよ。
英語でいうと love ではなくて infatuation と言います。
アメリカ人は簡単に「アイラブユー」というと思われていますが、実はアイラブユーの重みは結構重くて、遊びの相手に言うことは絶対ないし、交際していても「アイラブユー」を言うと本当に真剣であることを意味します。
カジュアルにつきあっていたら絶対に「アイラブユー」とは言わないのです。
アイラブユーというのは、交際して暫く経ってからなんで、まぁ厳密に言うとコウさんと秋倉さんが「愛しています」と言ったのもまだまだ早ーい!!
わけなんだ。
だって私なんて夫と出会ってすぐ交際し始めてからもうすぐ16年ですけど、果たして愛しているのかどうか・・・
あぁ、問題発言。
旦那が私を愛しているのは知ってますけれど。
アフターローズエピソードでコウさんが認めてましたが、ローズセレモニーでも迷っていたらしいです。
可愛いキューちゃんを目にして心がまた揺れたでしょうね。
率直に申し上げていいですか。
このとき、コウさんはきっと下半身と頭のせめぎ合いをしていたと思います。
頭では秋倉さんだと分かっていたが、キューちゃんの可愛さに理性を失いそうになった。
でもコウさんは下心に勝ちました。理性を失わず、秋倉さんを選びました。
その後、コウさんは仕事から帰ってくると秋倉さんが明るく迎えてくれる、癒してくれて幸せだと申していました。
会場でも二人一緒の光景はもうすでに長年交際しているカップルのようでした。
シーズン3の御二人のように、結婚まで進むといいですね。
やっぱりねー結婚となると長年のことで、コミニケーションて結構大事ですよ。
キューちゃん可愛いんだけど、言葉にするのが苦手な点を理解してくれてそれで良い男性ならピッタリだと思います。
おめでとうございました。
最後にもうひとつ。バチェラーで結ばれても結婚まで行き着く確率は低いけど、コウさんが辛い時でも一緒にやっていけるかどうか、と言っていたように、薔薇色の非日常的な良いことづくめのデートだけじゃなくて、企画の中に困難を入れた方がいんじゃないの?
今回の truth or dare ゲームはそのために投入されたのかなとも思いました。コウさんが複数の女性と接吻を交わした上に、シンディの誤解だけどキスしてないと嘘をついたーと知れ渡った時の女性たちの反応とかね。
キューちゃんは少し泣いて返答次第では帰るとコウさんに言っていました。
秋倉さんは落ち着いていて、ハオハオに直接聞こうと思ったと伝えていましたね。
不利な情報を耳にした時に女性たちがどう反応するのか、結婚を見据えているなら見極めたい点ですよね。