「アクアマン」や「ゲームオブスローンズ」でお馴染みのジェイソン・モモア主演の新作海外ドラマ【SEE 暗闇の世界】第2話の様子をお伝えします。
ドラマの内容についてはこちらの記事をご覧ください。
面倒くさい…?じゃあ、ちょっと改めて書いてやるよ!
ウイルスにより人類の殆どが死に絶えた未来が舞台で、なぜか生き残った人々は全盲の人たちだけ。そんな中、かつて女王の使途であったジェレラマレルという謎の男は妊娠中のマグラという女性とともに逃げ出す。ジェレラマレルは森の中で生活する村民たちのリーダーババ・ヴォス(モモア)にマグラを託して姿を消す。
このディストピア世界では視力が禁忌扱いになっている(視力があったから環境破壊だの何だので世界が滅亡したという理屈から)。ジェレラマレルとマグラの結晶の双子は視力をもって生まれてくる。(ジェレラマレルも視力ある)
双子ちゃんが視力を持っているということを知った女王は、ウイッチファインダー(前の記事でウイッチハンターて言ってたかも、御免なさい)を送り込んで双子ちゃんを抹殺しようとする。
こういうお話です。
【SEE 暗闇の世界】第2話あらすじ&感想
モモア対グリズリーベア
モモアは森で双子ちゃんを散歩中にグリズリーベアに襲われます。
モモア対ベア。
ほぅら、観たくなってきた。
デカプーはベアに手こずっていたけれど、モモアはなんとかベアを倒してくれるはず。きっと素手で。そんな幻想を抱いていたら、モモア対ベアの戦いはジェレラマレルに邪魔されます。神出鬼没のジェレラマレル。双子を孕ませておいて勝手にババ・ヴォスに託していった双子の安否を思ってモモアに双子を託して消えたジェレラマレルは、モモアに申しわけないのでベアを矢で攻撃してモモアを助けます。
ジェレラマレルはモモアにお願いごとを2つします。この期に及んでまだお願いします。双子二人を自分の子として育ててあげているというのに。双子を身籠った女性を勝手にモモアに預けてウイッチファインダーに村を全壊させて村民が慣れ親しんだ地を追わせておいて、お前は一体どこで何をしているの?きっと森の中で酒神賛歌の酩酊詩人にでもなっているに違いありません。
ジェレラマレルの厚かましいお願い1つ目は「双子ちゃんが大きくなるまで守ってやってください」ということ。言われなくても守ってるけどな。そして2つ目は「知識」を箱に詰めて隠してあるので双子ちゃんにあげてほしいということでした。「知識」とは本のことです。
古墳と埴輪
生まれた双子ちゃんはコフン(男の子)とハニワ(女の子)と名付けられました。
あっ。日本の歴史名称パクッてる。まぁいいよ、キム・カーダシアンみたいに補正下着商品にキモノーなんて付けられちゃたまらないけど、ドラマのキャラ名にハニワ君とかコフンちゃんとかなら皆きっと許しますよ。犬にスシと付けるのと同じ。
コフンちゃん(男の子)とハニワ君(女の子)は、実父ジェレラマレルが視力を持っているせいなのか、二人とも視力を持って生まれてきました。二人が視力があるのを知っているのは、モモアとその妻で双子の母マグラ、それからアレコレ・ウッダードです。
アレコレ・ウッダードは「双子ちゃんに本を読ませるべきダード!」と言いますが、マグラは「双子の視力のことが世間にバレたら命が危ない」とひた隠しにしようと考えます。よって「モモア、本は始末おし!」と本もお蔵入りさせることにします。
12年後、アレコレ・ウッダードは秘密裏にコフンちゃんとハニワ君に本が入った箱をあげて、「お前らの実の父ちゃんはモモアじゃないダード。実父の名はジェレラマレルと言うダード」と告げ口します。勝手に言ってんじゃねえー!
双子ちゃんは読書を続けていきます。
女王と妻マグラ
実は2話を観終わった時点でドラマを中断していました。本ドラマの設定もモモアも好きだし、将来有望になりそうという予感はしているんだけど、いかんせん女王と妻マグラが好きになれなくて。
まず第1話で女王様が「あ~ン神様~」とか言いながら自慰に興じる不自然なシーンが唐突に挿入されていたのだけれど、第2話では女王様がチリンチリーンと女性の使徒を呼び出して股の間に頭を突っ込ませて愛撫させるというシーンもあったのです。セックスと暴力が売れるのは知っているけれども、こんな挿入の仕方は興ざめだなぁ、オジサンは。
それからモモアの妻役マグラ。女王様と揃って白人女性を起用しているのだけれど、このディストピア世界にイメージが全然合っていないしモモアと不釣り合いな気がしている。モモアのようにパシフィック・アイランダー系の女優を起用するとか、アジア系を起用するとかあったと思うんだけど、女王や主役の妻には有色人種を起用する器はないんだよね。起用しても黒人まで。ポリコレポリコレうるさいくせに。
マグラのせいで村民が多大な迷惑と生命の危険を被っているわけなので、ウィッチファインダーが村に迫りつつあるときに村民たちはマグラを引き渡そうとしたという過去があるにも関わらず、マグラには恭しい姿勢が欠けている。そもそも僅か9か月で新参者マグラがリーダーモモアの妻に収まっちゃってるわけだし、元々の村民からしてみたらブーブー文句を言いたくなるのが当然なわけです。
双子の安全を考える故に知識の源泉「本」を双子に渡さないという決断も、本来であれば母としてマグラの心理に寄り添えるはずであったのに、村民やモモアに迷惑をかけておいて我が物顔という姿勢がどうしても好きになれない。
シャドウ
村民の中の不穏分子ゲサー・バックスは、依然モモアのリーダーシップを疑っています。そこでゲサーは叔母のサウターと一緒にモモアをスパイするために森の中に住むシャドウという部族民をリクルートします。
シャドウはこっそりと忍び込んで双子が視力を備えているという情報を入手。ゲサーはボトルにその情報を入れて川に流します。
このシャドウというキャラはインパクトがあるけど、善悪の区別はないのかな?ゲースロの森の子たちにイメージが近いので、ゲースロの影響は少なからず受けている気がしました。