Apple TVオリジナルドラマ【SEE 暗闇の世界】第8話のあらすじと感想です。
いよいよシーズン1最終回です。
「ネトフリとアマゾンで忙しい」とかなんとか言ってお前たちが読んでくれないので、もう書かないよ!シーズン2がやってくるまでは。
そういえば次期「ゲーム・オブ・スローンズ」として名高い新作ドラマ「ウイッチャー」がいよいよ明日20日にNetflixで公開されますね。
なにげに一番期待しているドラマなので、今冬休みは「ウイッチャー」に楽しませてもらうとしようかな。
とはいえ本作【SEE 暗闇の世界】も、なかなか良作ですよ。ウイッチャーは出てこんけど、ウイッチファインダーは出てくるよ。ここだけの話、初期の頃、ウイッチハンターって書いていた上に修正していないけど。
出来れば10話まであると良かったかなー。あと2話分はモモアとモモアの部下との絆を深めて欲しかったの。キッズたちはどうでもいいから。
早くシーズン2が観たいです。
【SEE 暗闇の世界】はシーズン2の製作も決定しています。Appleはシーズン1と2で総額240億円の予算をつぎ込んでいます。
【SEE 暗闇の世界】第8話あらすじと感想
前回までのお話は、モモアは双子を連れてジェレラマレルの「光の家」に到着。双子だけが入ることを許されたので、モモア達は近隣でこっそり待機することに。
みんなとはぐれたマグラは実は故王様の次女で、王様が後継者に望んでいた子であることが判明。
悪のケーン女王が蚕シティに捕まったのでウイッチファインダーの指導者タマクティ・ジュンとマグラは一応助けに行くことにする。
でもケーン女王がダムを崩壊させて都民を全滅させたことを知り、タマクティ・ジュンはショックと怒りを隠せず、「あーこりゃ、マグラに即位させたほうがいいかもしれん」と思ってる。
ジェルラマレル登場
神出鬼没の種撒き野郎ことジェルラマレル登場です。
ジェルラマレルが最初マグラと子どもたちを助けるつもりで王国から抜け出し、モモアに預けた善意の男かと思っていたら、途中でブーツなるジェルラマレルの子どもNo.3が出てきた辺りから不信感を覚えてきてたでしょ?
残念なお知らせだが、その不信感、当たっちゃう。
ジェルラマレルは喜び勇んで古墳と埴輪を光の家(邦訳違ってたらすまん)に招き入れます。光の家は、もともと刑務所だった建物を利用して、電気、温水、それから蔵書を備えていました。
ジェルラマレルは徐に自分の子どもたち6名を古墳と埴輪に紹介します。
やっぱり・・・
こうなってくるとキモイよね。
古墳と埴輪の二人は自分たちが特別だと思っていただろうに、途中でブーツが現れて「ジェルラマレルの息子です」とか言うし、多大な犠牲を出してたどり着いた目的地「光の家」には自分たちと同じような兄弟が6人もいるなんて…古墳と埴輪としても「は?」だし、モモアの立場からしたら怒髪天の案件です。
異母兄弟とか紹介されても日本人の感覚からすると複雑ですよねぇ。アメリカ人は離婚・再婚が多いから異母兄弟、異父兄弟も多い上に、基本的に個人主義にもとづいた社会だから日本人のように血統をそこまで気にしないし、親を尻目にハーフシスター、ハーフブラザーなんつって助け合ったりするもするのだけれど。
で、ジェルラマレルの目標は何かというと、自己を神に選ばれた人類の救世者としてこの世界に視界を取り戻そうとしていました。視力のある者で新しい世界を創出しようとしていたのですね。
わぁ、胡散臭い。
10年かけて集めたという蔵書を「知識の源」と呼び、視力があるが故に異端者として扱われたというジェルラマレルに埴輪は共感する一方で、マグラとモモアからの愛に恵まれて育った古墳は共感できない様子。
ババ・ヴォスとパリスとボウ・ライオン
ババ・ヴォス(モモア)は負傷したボウ・ライオン160cmを背負い、近くの部族へ運びます。ボウ・ライオンを軽々と背負うババ・ヴォス。モモアは193㎝なんですけど、本当に大きいですよねぇ。奥さまのリサ・ボネットは157㎝という身長差カップルは、年の差カップルでもあります。
奥様のリサボネはモモアより12歳年上なので、てっきりリサボネが誑し込んだのかと思ったのですが、実はモモアが熱烈にアタックしたんですよね。ちなみにリサボネの元夫はレニー・クラヴィッツ。レニー・クラヴィッツとの間に生まれた子がゾーイ・クラヴィッツです(最近ではHBOの海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」でボニーを好演)。リサ・ボネット自身は黒人の父親とユダヤ系の母親です。
なんでもモモアが小学生の時に人気ドラマに出ているリサ・ボネットを観てひとめぼれし、クリスマスだか誕生日だかに「僕が欲しいのはあの子だ」と言ってたらしい。
ということは小学生の時に「ナイトライダー」を観てた私が「デビッド・ハッセルホフ欲しい」といってデビッド・ハッセルホフと結婚してたとしてもおかしくないということか。
ボウ・ライオンは足を怪我しているので、手当が必要です。部族民の婆さんが「よそ者は入れん!でもボウ・ライオンは手当してやるから置いていけ」と言ってくれたので、モモアとパリスはボウ・ライオンに別れを告げて去っていきます。
ボウ・ライオンとの別れの方がモモアと双子の別れより胸にしみるってどういうことなのか。
「私はババ・ヴォスと共に」と言い残すボウ・ライオンが素敵。可愛いし、有能だし、余計な事喋らないし、ボウ・ライオン大好きだよ、俺は。シーズン2で出てこないのかなぁー出てきてほしいなぁー。埴輪なんかどうでもいいからボウ・ライオン出してくれよー。
ババ・ヴォスが後ろから華奢なボウ・ライオンの胸に手をまわして別れを言っていたのも良かったなー。なにげにオッパイ触ってたなー。knoriさんは「触ってない」とモモアを弁護。じゃあ、俺もそう思う。
ババ・ヴォスの右腕アルカも川で無駄死にしたし、大事な戦力を簡単に脱落させるのやめて欲しいなぁ…「ゲーム・オブ・スローンズ」は大事な戦力けっこう生かしてたよ。主要キャラはバシバシ殺してたけど。
蚕シティでは
タマクティ・ジュンとマグラは、ケーン女王には退位か死しか選択肢はないという点で合意します。(いずれ軍の皆がケーン女王がダム崩壊させて国民を皆殺しにしたという真相を知るだろうから)
タマクティ・ジュンはマグラが正しかったことを認めます。ほらなータマクティ・ジュン、話せばわかる奴なんだよ。残虐非道だけど。
蚕シティの女コーラがブーツに近づき「マグラよりケーン女王に忠誠を誓ったほうがいいよー」とそそのかします。
マグラはケーン女王に自発的な退位を勧めますが、ケーン女王はもちろん承諾しません。そのため、タマクティ・ジュンとマグラはケーン女王を処刑しようとします。その瞬間、ブーツが後ろからタマクティ・ジュンを刺します。
気が付いたら私は叫んでいました。
タマツキ・ジューン!と。
タマツキじゃないけどな。
ブーツこの野郎!お前は要らん事ばっかしよってからに!
マグラもビックリして怖がっていると、今度はケーン女王が
「お勤めご苦労様です!」
と言いながらタマクティ・ジュンを突き刺す。踏んだり蹴ったり。
ケーン女王の我儘のために20年近くもウイッチを探し続けた挙句、探せなかったので自害しようとした寸前で「ウイッチ見つかった」という情報が入り、ウイッチを探しに行ったらそれは王家の正統な後継者だったことが分かり、追いかけていた対象のほう(マグラたち)がいい奴で、忠誠を誓い続けた女王が国民を皆殺しにし、挙句の果てにその女王に「お勤めご苦労」と刺されるタマツキ純が不憫でたまらない。
ケーン女王が「みんなにはタマツキ純は責任をとって自害したと伝えましょう。マグラ、お前は私の右腕として二人で統治するわよ」と勝手に決める。
ケーン女王がウイッチファインダー軍によく分からないスピーチをします。
指揮官がいなくなってウイッチファインダー軍の指揮官は誰が努めるのだろうか。やっぱりここ最近登場シーンが多くなっていたホワイトウォーカー様?それとも女王とマグラが直接指揮するのか。君主が二人いると意見が分かれた時に軍も統率取れなくなりそうだけど。
でも純は多分生きてると思います。目を開けることはなかったけれど、生きていると信じたい!きっとケーン女王に復讐するんじゃないかと疑っているけれど、マグラは悪くないから許してあげて。
純のことせっかく好きになってきたのになぁ…
マグラは家族(ババ・ヴォス、古墳、埴輪、パリス)を探すためにラベンダーロードへとウイッチファインダー軍を進めます。
ジェルラマレルの真意は
マグラが死んだことを伝えると、ジェルラマレルは冷静に「まぁそれはご愁傷様でした」という態度でまったく意に介さない様子に古墳はますます疑心を抱きます。
しかし天然女子の埴輪はジェルラマレルに共鳴し、「人々に追われる存在でいるよりも怖がられる存在でいた方がいいじゃん」とか言い出すので、古墳が「おい、それはないだろ」と引きます。
溶鉱炉で作業をする異母兄弟オロマンのところへ来ると、ジェルラマレルは「異常なのは私たちじゃない、盲人たちだ」といい、盲人と交わることで視力を持った人々の世界を創造するのが目的であることを明かします。
オロマンは「人々は500年も動物のように闇で生きてきた。俺たちは新しい世界の最初の人種なんだ」とジェルラマレルを弁護しますが、古墳は「母マグラや育ての父ババ・ヴォスは動物じゃない」と言って憤慨します。
その後、トライヴァンテスという部族の大佐が訪れます。埴輪と古墳の引き渡しのコソコソ話を古墳が盗み聞きしちゃういます。
大佐はエドという将軍の命令でやってきたようで、エド将軍はババ・ヴォスの子どもたちを探しているようです。
エ?江戸?
ジェルラマレルは「埴輪だけ引き渡す」と言い、大佐は承諾します。古墳はそこでオロマンに殴られて気絶してしまいます。
古墳は閉じ込められてしまいます。ジェルラマレルがやってきて薀蓄を垂れていると、古墳にを殴られます。おこったジェルラマレルは古墳を処刑するように言います。
血のつながった息子の処刑を命じるとは、ジェルラマレル、お前もワルよの。
埴輪は鏡を見て「あたしイケてる」とか思ってたら後ろから捕まって大佐に連れていかれます。言わんこっちゃない。埴輪、嫌い。
古墳は外に連れていかれ、銃で処刑されそうです。
来るぞ来るぞー
と思ったら来たー
侍モモアが。
モモアが日本の侍にしか見えない問題、どうする。
よくみるとモモアの武器の握り部分、刀の柄そのまんまだもん。
モモアはコフンを助けると、建物の中に一緒に入っていき、ジェルラマレルを探します。コフンはジェネレーターを落としに行きます(電気消すため)。
モモアとジェルラマレルは図書館で死闘を繰り広げます。身体能力の高いモモアが全盲というハンデを抱えて戦っているので互角、でも途中でコフンがジェネレーターを落とすので電気が消え、モモアの世界に。
最後はモモアが目つぶし攻撃。ひえー。ゲースロでも目つぶしどころじゃない「ヒィッ!」モーメントがあったけど、この世界での目つぶしって皮肉が効いてるわよねぇ。
モモアはジェルラマレルが埴輪をエドに引き渡したことを知ります。
エド・・・エド・ヴォス。
ババ・ヴォスのブラザーやで。
エドもスペルがEdじゃなくてEdoだから、日本の「江戸」からとったんだと思う。
ババ・ヴォス、コフン、パリスは埴輪を奪い返すためにエドのいるトライヴァンテスを見下ろします。こんなデカイ都市があったの、初耳ィ。
ジェルラマレルは視力を奪われたものの死んでないので、シーズン2でババ・ヴォスを追うキャラとして再登場しそうですね。
エド・ヴォスは誰が演じるのか、これも楽しみだなー。モモアレベルの体格を考えると、ドウェイン・ジョンソンしか浮かばないけど…WWEに確かモモア系の外見でハワイアンぽいイケメンがいたでしょう、ジョー・アノアイとかいう。(リング名はローマン・レインズというらしい)191cmだよ、いんじゃない?
シーズン2への希望は、なんといってもタマクティ・ジュンの復帰だね。次にボウ・ライオン。