Huluオリジナルドラマ【Reprisal(原題)】第4話のあらすじと感想です。
【Reprisal(原題)】第4話のあらすじと感想
さてさて自分をトラックで引きずり回して瀕死のまま放置した兄とそのギャングたちに復讐を誓うキャサリン・ハーロウ(=ドリス・クィンに改名)、いよいよ復讐任務のための人員をゲットしました。
引き回し現場の第三の男の正体は?
第4話の冒頭は、暗闇の中、自動小銃の鈍い銃声から始まりました。
そう、キャサリンがレース場で一度死んだ、あの夜です。
バートの顔が見えます。
バートの近くにスリー・リバー・フェニックスのジャケットを着て自動小銃を手にした男の姿が見えます。
彼らの前には12名のブローラーズの死体が横たわっています。
カメラは自動小銃を手にした男の顔を見せます。
その男は・・・
ジョエル・ケリー(ロドリゴ・サントロ)でした。
そう、バート不在の今、バニッシュト・ブローラーズの事実上リーダーのジョエルです。
そうか、第三の男はジョエルだったか・・・
しかもこのときジョエルはまだスリー・リバー・フェニックスだったんやね。
あれから何年経過したか知らんが、けっこうな時間が経過してるみたい。数年ほどかと思ってたけど、スリー・リバー・フェニックスのマティが7年もブローラーズに昇進できずにいることから、8年以上はゆうに経過しているようですね。
もちろんジョエルはバートに言いくるめられて仲間のブローラーズ12名を殺害したわけですが。バートは自作自演で仲間を殺し、その罪をライバルギャングのグールズになすりつけ、報復を正当化しようと企んだわけです。そして同時にキャサリンを裏切者に仕立て上げた。グールズと組んでたと仲間に思わせたというわけです。
これ、ますますメレディスが心配になる過去の経緯ですよね。メレディスはグールズと親交あるし。
モリー、考え直す?
モーテルで手持ち無沙汰のモリーは、主婦らしくモーテルの掃除をし始めます。
そしてモーテルの受付の男に故夫の愚痴を言うと、バスで家に帰ろうと考え始めます。
モリーは目的もなく生きることに飽き飽きしており、警察に本当のことを話すとドリスに言いますが、ドリスはコリン殺しはモリーの案だったことを思い出させます。
一方、ビッグ・グラハム(ロン・パールマン)のブキミな弁護士がモリーとドリスに迫りつつあります。
ドリス、アール、コーデル
ドリスはリクルートに成功したアールとコーデルにギャングの所有するストリップバーの収益について話し、二人に強盗を勧める一方で、自分の復讐の手助けを頼みます。
アールとコーデルは実現可能だろうと踏みますが、インサイドマンであるイーサンの重要性を説きます。
なるほどね、二人には強盗の方をメインにさせるわけね。金がなければギャングも求心力を失いますしね。復讐の手助けをどれだけ頼むかは分からないけど、そのうち情がうつってドリスを助けるようになるのかなーと期待。
アールとコーデルは強盗の手口をドリスに説明し、ドリスはイーサンに「バング・ア・ラング」の金庫から現金の出入りがいつされているか探るように言います。イーサンは金庫が一体どこにあるかも分かりませんが、選択肢はないと踏んで探ってみると言います。
ちょっとイーサンが心配よねー。アールとコーデルも、イーサンがどんな人物か、どんな状況に置かれているかを知ったら、間違いなく任務を断るだろうな…
ジョエルのリーダーの苦労と父親としての葛藤
ジョエルはライバルギャングのグールズのジュークスと会合します。ジュークスは、バートがすでに死んでいてブローラーズはそれを隠しているのだろうと言います。ジョエルは認めませんが、ジュークスはみかじめ料60%を払わないと言います。
するとジョエルは、スリー・リバー・フェニックスを見逃す代わりに、みかじめ料を35%に引き下げ、領土を一部渡すことを申し出ます。
ジュークスはさらに「ブローラーズ12名を襲撃したのはグールズだと思うか?」と聞きます。ジョエルは返答する代わりに、メレディスにドラッグを渡すのをやめないとこの契約は破棄してグールズを全滅させると言います。
バング・ア・ラングは警察のための夜を年に数回開き、警察官を楽しませます。そこで警部のアドラーから、バートを見かけたという情報を聞きます。警察はバートを追いましたが、途中で見失ったそうな。
バート…生きてるんだ。
でもジョエルも行方を知らないって、いったいバートは何をしているんだろうか。
ジョエルは警部に麻薬スクラッチを頼まれ、メレディスは渋々スクラッチを渡します。
さすがにリーダー代理は問題山積みで頭が痛い。でも娘ライラのために、全面戦争だけは避けたい気持ちが強いのでしょうね。
「譲歩を続ければ弱さを嗅ぎ取られる。リーダーとして戦うことを拒否するならブローラーズを辞めるべき。それかライラをリタ(元妻)に預けるべき」と、クィーニーにも指摘されてしまいます。
クィーニーはどうやら金の管理を預かっているようです。
弁護士デイヴィーの魔の手が迫る
ブキミな弁護士デイヴィーがついにモーテルまでやってきました。しかもモリーしか居ないときに。
デイヴィーはクローゼットにかかっている針金のハンガーを手に取ると、針金を伸ばしながらゆっくりとモリーとの間を詰めていきます。
「モリー・・・楽しみだよ。これから起きることを僕はとても楽しむよ。針金は、ゆっくりと苦しませて殺すのにピッタリなんだよ。」
殺される恐怖でいっぱいのモリーは近くにあったアイロンを手にし、デイヴィーの頭を殴ります。
するとデイヴィーは針金をモリーに近づけると
「モリー・・・これから起きることを僕はとーっても楽しむよ・・・」
と繰り返します。
怖~い。
モリー絶体絶命!!
しばらくしてドリス、アール、コーデルの三人衆がモーテルに戻ってきます。ドリスは二人に「お茶をどう?」と誘い、モーテルの部屋に招き入れます。
モーテルのドアを開けたドリスたちは、凄惨な光景に絶句します・・・
アレ?
アレッ?
モリーさん?
その肉片や血塊は…デイヴィーなの?
モリー、サイコキラーを返り討ちすることに成功しました。
おかげさまで日陰の女ことモリーさんの株が一気に上昇しました。
これは予想外の展開でおもしろいわぁ。
ついに直接殺人まで犯してしまったモリー(自衛とはいえど)は、家に帰ることはできないことを悟り、ドリスに計画の一旦を担わせてほしいと頼み、ドリスは受け容れます。
アールはドリスにモリーが殺した奴は誰なのか聞き、ドリスはデトロイト一のワルであるビッグ・グラハムが送り込んだ刺客と答えます。するとアールとコーデルは狼狽するどころか笑い出します。なんと二人はビッグ・グラハムから6回も盗んだことがあるそうで、二人はグラハムのことをちっとも恐れていません。
いいなーこの二人!
かくして「モンスター・リング(アールとコーデルの通称グループ名)」はドリスとモリーが加わることになりました。
なんかいいね、いい感じになってきたよ。