知らぬ間に「ウェントワース女子刑務所」シーズン8が放映されていました。
2020年はコロナで沢山の映画やドラマの撮影がストップしてましたからねー。
「ウェントワース女子刑務所」の記事を書くのは、シーズン7の初回以来です。
シーズン7を観終わってもイマイチ気分がノらなかったのよねー。
正直「ウェントワース女子刑務所」はシーズン4をクライマックスにビー・ロスから抜け出せずにいます。
それでも新シーズンが放映される度に見てしまうのは、ビーに匹敵する新たなキャラが登場するかもしれないという期待をまだ捨てきれないからなのだと思います。
フランキーは大好きだったけれど彼女の立ち位置はやはりセコンド。主役に劣るという意味ではなくセコンドとして生きる重要キャラであって、セコンドは主役にはなり得ないわけだ。
優劣の問題ではなく、役割の差なのね。ウォーキングデッドでいえばダリル、ヴァイキングでいえばロロ、ブレイキングバッドでいえばマイク。
いくら主役が魅力的でも、このセコンドがいないと主役が生きてこないし、面白さの深みが違うのです。
で、ウェントワース女子刑務所のシーズン8が始まった話に戻るのだけどね?
第1話ですっかり虜になったキャラが登場しちゃいました。
ビーの後釜としてリタとマリーに期待したけれども、リタはあのような立場でしたし、マリーは期待外れでどちらも不発。
しかし今回は!
もしかしたら・・・もしかして・・・
ウェントワースに長らく不在だったビーに匹敵するキャラかもしれぬという淡い期待を抱いて若干興奮しておりますよ。
ネタバレ注意!!
※「ウェントワース女子刑務所」シーズン8の前半10エピソードが2021年2月23日(火)からHuluで独占配信されます!
【ウェントワース女子刑務所】シーズン8第1話あらすじと感想(ネタバレあり)
ではそのキャラとは誰なのか!?
この方です!
はい、ドンッ!
新しくウェントワースに収監されてきたルー・ケリーです。皆さん、よろしくね。
言わずもがな、動いているルー・ケリーの方が綺麗で魅力あります。すごい鷲鼻だけど。
でも写真だけでも迫力が伝わってくるでしょ?
まぐショットを見る限り、身長183cmもある大柄な女性です。ジゼルぶんちぇんの身長超してるじゃん。
第1話ではアリーやブーマー「ウェントワース・ファミリー」と対立する関係になるのだけれど、この身長はカムバックしたファーガソンとも互角にやってける身長だわよね。
だからいずれウェントワース・ファミリーの仲間入りするんじゃないかと予想しているのだけれど。違う?ああ、そう。
ルー・ケリーを演じるのはケイト・ボックスという舞台俳優出身の女優です。オーストラリアの国立演劇学院で演技の学位を取得していて、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞にノミネート・受賞されています。
私生活ではジェイダ・アルバーツという女性のパートナーがいて3人のお子さんを一緒に育てているということです。「ウェントワース女子刑務所」でもゲイ役を演じています。
はい、では第1話の粗筋を見ていきましょう。
ルーことルイーズ・ケリー(ケイト・ボックス)は恋人のレブことレベッカ・キーンと強盗をして捕まりウェントワース入りします。(刑期は4年~7年)
リブは初めての収監でしたが、ケリーにとってウェントワースは古巣。
実はケリーは昔ウェントワースのトップドッグだった人物だそうです。ジャックスより前のトップドッグだったらしい。
ブーマー曰く、他の人の小指を切るのが好きらしい小指斬ラーだそうです。ブーマーは「サイコ野郎」と言ってました。
そんなルー・ケリーが戻ってきたことでブーマーがアリーに知らせに行きます。
知らせに行ったら・・・
知らせに行ったらだよ?
アリーがガガ様になってました。
あとトップドッグになってました。そっちの方が大事情報。
メイクでこんな人相変わるんだな。
アリー可愛いのに場末のスナックママみたいな風貌になっとるやないかい。
トップドッグがアリーになってたのは意外だったけど、あの看守を撃ち殺したガッツを買われたのでしょうかね!
でもアリーにトップドッグの素質…ある?
ブーマーは小指斬ラーのルー・ケリーの再来に慌てますが、アリーは先入観を持たず、ルーが問題を起こす前に看守ウィルに頼んでルーに面会し、ウェントワースでは暴力は許容されないことをルーに伝えます。
ルーはウェントワースに送還されるバス内でレブを冷やかしていた女をブチのめしたのでそのまま独房に入れられてましたが愛するレブが心配でたまらないようです。
そこでアリーの計らいでルーとレブは同じ一般棟に入居します。ルーはアリーにお礼を言います。
なお、レブはどうやら女の体だけど心は男と言いますか男性の体にしたいという性的志向のために幼い頃に両親に「矯正」という名の虐待をされていたようでPTSDを抱えています。そのため入所時の裸での身体検査でもパニくります。
入獄して間もなくレブの隣の房にはマリーがいました。(マリーは司法取引で黒幕に不利な証言をすれば暴動に関しては起訴されないとかで弁護士と協議中だったものの、黒幕が刑務所内で死亡したため司法取引ができず終身刑しか残されなくなる。)
マリーは息子を殺したルビー(ボクサー姉妹の妹の方)への復讐をまだ考えていて、レブの性転換手術費用を肩代わりするのと引き換えにルビーを殺して欲しいと頼みますが、レブは断ります。
レブとルーがウェントワース・ファミリーに挨拶にきて場は一瞬和みますが、ブーマーが「レブが将来男の体を手に入れたらどうなるの?ルーはビアンでしょ?ペニスがあったら気持ち悪いよね?オッパイ好きでしょ?」といった馬鹿な質問ばかりをしてしまいその場を凍らせます。(アリーは途中で止めるがブーマーはKYです。)
その夜、ブーマーはシャワー室でルーと他2名に体を押さえつけられ、頭にビニール袋を被せられます。
ブーマー失禁。
ルーは食事時にブーマーに「リズは皆の母親役だった。ブーマーがしたことは…美しいことだった」と言ってたので真意はそうなのだと思うけど、レブのことでブーマーがお馬鹿な質問をしたことが逆鱗に触れたようです。(レブ曰くルーは「気が短い」らしい。)
ルーはブーマーを殺しはしませんでしたが、ブーマーはリズのことを言われたので大いに心を乱します。ブーマーがアリーに「なんとかしてよ!」と泣きついたので、アリーは行動に出ます。
アリーはブーマーに謝罪するように言いますが、ルーは拒否。
ルーはテーブルに抑え付けられますが「あんたにそのガッツはないわー。マスカラばっちり付けてリップもばっちりすればガガ様になれるってわけじゃないわよ!!(ガガ様は私の想像翻訳)」と余裕ぶっこきまくる。
そこでアリーはルーの小指をニッパーで切断!
アリーはキャズの暴力反対を踏襲するようですね。暴力反対と言っても「暴力奮ったら暴力奮うわよ」と謳ってるわけで、まぁやってることは極左と大して変わらない気がするけど。
はい、暴力シーンはここまで。
最後はウェントワースのマドンナを見て癒されましょう。
実は最初は嫌いだったんだけど、いつしかヴェラの母性と不屈の精神に心癒される。
ヴェラは今産休なんだけど、ウェントワースの様子を見にやってきて、囚人たちから大歓迎を受ける。
看守のウィル、ジェイク、リンダらも続投。ウェントワースはオリジナルキャストがまだ結構残ってる方だよね。入れ替わりがあまりないと安心する。
それからジェネラル・マネージャー役に女性が加わりまして、彼女はヴェラの親しい友人のようです。
前シーズン最終回に一瞬顔を見せたファーガソンは、ヴェラたちを付け狙います。ヴェラに張り付き、行動を監視してスケジュールを把握している模様。
ヴェラの赤ちゃんグレースに興味を示しているので危ない。
ファーガソンは誰かの偽名を使って身分証明書を作っています。
でもなぁ、ファーガソンが生きてた設定はちょっと引いたわ。
視聴率が芳しくないからファーガソンを戻したのかもしれないけど、生き埋めにされて生きてるなんてあまりにも非現実的。ショック効果を狙い始めると設定に無理がでてきて途端につまらなくなるのよね。
さぁ、ファーガソンが外界でウロウロしていることを心に留めながら、ウェントワース女子刑務所内の派閥、トップドッグ争いを楽しみましょう!
「ウェントワース女子刑務所」シーズン8の前半10エピソードが2021年2月23日(火)からHuluで独占配信されます!