待望の新作ドラマ「The Outsider(アウトサイダー)」がHBOから到着しました。
HBOといえば「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」「トゥルー・ディテクティブ」「ザ・ソプラノズ」「ザ・ワイヤー」「ビッグ・リトル・ライズ」「セックス・アンド・ザ・シティ」など、骨太濃密ドラマを量産するケーブルテレビです。
ライトタッチなものよりはダークで込み入った話が得意なので、HBO製作のドラマはハマる率が高い!
そんなHBOから2020年1月にリリースされた「The Outsider(アウトサイダー)」をさっそく観始めました。
本作はスティーブン・キング原作の犯罪スリラーで、ミニシリーズとなっていることから1シーズンで終了する予定だと思われます。
全10話の構成です。
【The Outsider(アウトサイダー)】あらすじ
どうですか、面白そうでしょう?
物語はシンプルでストレートな事件が始まります。
舞台はジョージア州のチェロキー・シティ。フランク・ピーターソンという現地の少年の痛ましい遺体が森の中で発見されます。
遺体には唾液が大量に付着し、人間による大きな噛み傷が残されていました。また少年には性的暴行の跡も残されていました。
ラルフ・アンダーソン刑事(ベン・メンデルソーン)はDNAや防犯カメラなどの物的証拠と目撃証言から、リトルリーグのコーチのテリー・メイトランド(ジェイソン・ベイツマン)を逮捕します。
すべての証拠はテリーが犯人であることを示していました。
しかしラルフ刑事が捜査を進めるにつれ、少年が殺害された時刻に容疑者のテリーが70マイル離れたセミナーに出席している物的証拠が見つかります。
【The Outsider(アウトサイダー)】感想
嗚呼、この雰囲気、大好きなやつ。
同じHBOの「チェルノブイリ」「トゥルー・ディテクティブ」のようにダークでうっすらと緑がかったイメージ。季節でいえば断然に枯れた冬。
イメージが類似したドラマは他に「ミスター・メルセデス」「ザ・ナイト・オブ」辺りでしょうかね。
ドラマは冒頭から少年の凄惨な殺人事件という悲劇から始まりますが、少年の遺体であつてもチラッと見せてしまうHBOが凄い・・・やはり「ゲーム・オブ・スローンズ」を製作しただけあるなぁと。
一瞬だけど、かなり酷いシーンなので、苦手な方は注意して下さいねー。
主演のラルフ・アンダーソン刑事を演じるのはベン・メンデルソーン。50歳だけど渋くて素敵、低音の声も耳に心地よい。
ラルフ・アンダーソン刑事は、実は自身の息子も同じように何者かに殺されています。息子もリトルリーグに所属しており、テリー(ジェイソン・ベイツマン)に教わっていたので、ラルフの個人的感情もマックスに。
いちおう主演はジェイソン・ベイツマンのようだけど、私にとっってはラルフ刑事が好みだわぁ。「オザークへようこそ」どうした?
遺体に付着したDNAも一致、少年をレイプした棒にもテリーの指紋が付いていて、目撃者も数名…というどっからどうみても有罪の事件で、ラルフ刑事はテリーが自分の子ども手にかけたに違いないと信じるのですが、捜査を進めるうちに事態は一転。
なんと、70マイル離れたセミナーにテリーが出席していたという証拠があがります。
同じ時間に二つの場所にいたというわけです。
つまりこのドラマは単なる犯罪事件ものではなく、なにか悪霊のようなものが絡んでくるようですね。
すでに謎のフード男も第1話から出てきているし、第2話では顔も出しちゃうからね。暴露が早すぎる気がするけど…10話まで緊張感を維持できるかな?
個人的には超常現象・オカルトものは好きじゃないのであまり観ないのだけれど、ドラマの雰囲気がとても好きなので、続けて観ていくよ!