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【TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ】感想:シーズン3は原点回帰のスリラードラマ復活

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【トゥルー・ディテクティブ】シーズン3

アメリカ人の旦那が「レッド・スパローのDVD買ってきましたー」とか言ってきました。

殺していいですか。

何故かといいますと。そもそも彼はシンプルな脳構造をした原始的な人間なので、アクションか戦争ものかコメディしか見ない。それなのにレッド・スパローとかいうサスペンススリラーのDVDを購入してきた理由は一つしかない。

ジェイローや。お前、ジェイローの裸が観たいだけやろ。

クッソ可愛いな。

さてクオリティの高い刑事サスペンスドラマ【トゥルー・ディテクティブ】のシーズン3が始まりました。

【トゥルー・ディテクティブ】はシーズンごとに主演俳優が変わります。シーズンごとに別の舞台で別の事件を扱いますが、いずれもダークな事件を扱うのが特徴です。

【トゥルー・ディテクティブ】
  • S1:マシュー・マコノヒー×ウッディ・ハレルソン
  • S2:コリン・ファレル×レイチェル・マクアダムス+テイラー・キッチュ
  • S3:マハーシャラ・アリ×スティーブン・ドーフ

シーズン1はマコちゃんとウッディのパートナーが大ヒット。気味の悪い事件を扱い、独特の雰囲気が映画のようで記録的ヒットを決めたものの、シーズン2は不作だった。私の中で。リアリー?

リアリー。やかましいわ。

シーズン3では初めて黒人俳優のマハーシャラ・アリが起用され、ポスターに見られるようにパートナーシップというよりはマハーシャラ・アリ主演がフォーカスされているような気がします。

パートナーシップを組むスティーブン・ドーフもここのところB級映画ばかり出ていたので、このドラマでメジャー復帰なるか注目です。

 

【トゥルー・ディテクティブ】シーズン3あらすじ

1980年11月7日、やなぎやさんの大好きなスティーブ・マックイーンが亡くなった日、アーカンソー州オザークで二人の子どもが行方不明になる。

ウェイン・ヘイズ刑事(マハーシャラ・アリローランド・ウエスト刑事(スティーブン・ドーフが捜査を担当する。

事件の捜査は30年に及ぶ。

 

【トゥルー・ディテクティブ】シーズン3登場人物

事件の主任刑事ウェイン・ヘイズ

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ウェイン・ヘイズ刑事(byマハーシャラ・アリ)

1980年、やなぎやさんが好きな「スティーブ・マックイーン死んだのか」とパートナーのローランド・ウエスト刑事(スティーブン・ドーフ)と話しているうちに、アーカンソー州オザークで二人の子どもが行方不明になる。

二人は事件を担当する。ヘイズは事件未解決のまま捜査打ち切りになった後も捜査をし続ける。 時が経つにつれ、記憶も失いつつある中、事件のパズルを嵌めようとする。

 

パートナー刑事ローランド・ウエスト

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ローランド・ウエスト刑事(byスティーブン・ドーフ)

1980年代にヘイズのパートナーだった刑事。

やなぎやさんの好きな「スティーブ・マックイーン死んだんだぜ」とウェイン・ヘイズ先輩に言ってたら子供二人が行方不明になったので捜査に当たる。

その後、昇進していき、事件を再捜査することに。

 

学校の教師アメリア・リアドン

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教師アメリア・リアドン(byカルメン・エジョゴ)

行方不明になった子どもたち二人が通っていた学校の教師。ヘイズ刑事同様に事件を追い、何が起きたのか調べようとする。共通の目的をもった二人は、近い存在に。

 

行方不明になった子どもたちの父親トム・パーセル

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子どもたちの父親トム・パーセル(スクート・マクネリー)

子どもたちの父親。息子と娘が家に帰ってこなかった日以来、心が砕けたまま。

 

【トゥルー・ディテクティブ】シーズン3感想

トゥルー・ディテクティブの醍醐味はなんといっても映画のようなクオリティ。シーズン1のマコちゃんとウッディの全10話は、それこそ長い映画を観ているかのような雰囲気でしたものね。

先日観たタランティーノの映画「ヘイトフル・ヘイト」は3時間7分と驚異の長さで、観終わるのに4日くらいかかってたけど、こりゃもう4話のドラマにした方がいいんじゃないですか?と思いました。

最近はTVドラマも全6話とか全4話のミニシリーズが続々と出てきてますし、映画とドラマという区別がなくなりつつあるのかもしれませんね。

とはいってもドラマで映画のアート性を再現するのは難しい。そんな中で「まるで映画を観ているかのよう」な雰囲気を堪能できる最高峰が本作「トゥルー・ディテクティブ」というわけだ。

さっそく第1話を視聴してみたところ、むむむ、これはシーズン1を彷彿とさせるクオリティの高さ!シーズン2は大好物のコリン・ファレルが主演だというのに、舞台がLAのせいなのか、題材がマフィアのせいなのか、どーもノレなくてだね。

シーズン3はいい感じで始まりました。

まず主演のマハーシャラ・アリ!「ムーンライト」でオスカー助演男優賞を受賞しただけあって抜群の貫禄、プレゼンス。抜群の求心力がある。文句なし。

しかも今回は事件に関わる時間が30年というタイムスパンなので、若い頃のマハーシャラ・アリ、10年後のマハーシャラ・アリ、30年後のマハーシャラ・アリという七変化も見れる。特殊メイクがまたいい出来してんだなーこれが。

マハーシャラ・アリは声もいいね。

そんなマハーシャラ・アリの後輩パートナーをスティーブン・ドーフが演じるんだけど、スティーブン・ドーフも実は声がいいので、シーズン3は声の競演とも言えます。

スティーブン・ドーフはもともとはシャープ系イケメンだったんだけど、やっぱりハゲてきちゃったな。まだ30年前の事件発生当時のスティーブン・ドーフしか見てないんだけど、金髪カツラが似合わなすぎー。

現在のスティーブン・ドーフ刑事がどういう状態になっているのかまだ出てきてないので分からないんですが、すっぱりハゲのまま自信を持って出てきてたら見直す。

第1話から行方不明になった子どもたちの事件に大きな進展があってちょっと驚いたんだけど、雰囲気がシーズン1にそっくり。【TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ】シーズン3も秀逸なドラマになることが予想されます。

冒頭のテーマソングも相変わらず格好いいよ。テーマソングは1995年カッサンドラ・ウィルソンのDeath Letterのカバーです。