【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】シーズン2が日本でもこの8月29日にHuluで放映開始されました。
あのね、皆のために言っておくね。【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】はシーズン1よりシーズン2の方が断然おもしろいですよ。
シーズン1も面白いけれど、正直みんなにおススメ!と言えるほど面白いと言えばそうでもないのよね。でもシーズン2はおススメできるよ。
【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】シーズン2第9話のあらすじ感想
今回の目玉はジューンが愛する二人の男が初めて会うシーンでしょうか。まさかこの時点でニックとジューンの旦那が会う時が来るとはね。会ってもニックの立場では微妙な心境でしょうけれど。
ジューンを追い出そうとするセリーナ
セリーナとフレッドはカナダを訪問することに。旅立つ前、セリーナはジューンに会いに行き、お産が近づいている時に本当は行きたくないと告げます。
そんな風に身重のジューンを気遣っているかのようなセリーナだけど、なんと「お産が終わったら出て行ってもらう」という衝撃の通告をします。あんた、ツンデレ女王だよ。
ライターと編集者の疑似体験をして一緒に文書偽造したりしてなんとなく目に見えない何かが生まれた気がしたのに、子ども産んだら追い出すですってよ!
まあセリーナとしてはジューンの存在が憎々しい気持ちもいっぱいでしょうから、そう驚くことではないのかもしれませんが、ジューンの気持ちを考えるとひどい仕打ちですよ。子どもを産んで、子どもを奪われて、追い出されるんですよ?下手すりゃコロニーに送られてしまうし、そりゃないぜ!ですよ。
リタとリディア叔母さんに子どもを見守るように頼むジューン
身重で逃亡することもできないジューンにできることは、生まれてくる子どもの安全を気にかけてくれる人、見守ってくれる人に一筋の希望を託すことでした。
つっても誰もいないからねー。せいぜいメイドのリタとリディア叔母さんとニックくらいですよ。リタさんはマーサですから何もできないし…有望なのはリディア叔母さんかな?
ジューンは頭がいいので、リディア叔母さんの同情を買ってリディア叔母さんの身の上の話まで引き出し、フレッドがセリーナに暴力をふるったことも暗にほのめかしながら生まれてくる赤ちゃんの安全を託しました。
ギレアドの階級制度がよく分からないんで、リディア叔母さんと司令官のパワーバランスも分からないんだけど、リディア叔母さんは出生や子ども関連については超司令官的な権限も持ってそうだし、赤ちゃんのことは自分の持てる力を尽力して守ってくれそうだわね。
セリーナ、フレッドとルーク、モイラの対面
カナダに行くことになったセリーナとフレッドは、カナダでデモの集団に迎えられ、その中にジューンの夫ルークと親友モイラもいます。ルークはフレッドに「お前は私の妻を誘拐し、レイプした!」と面と向かって言いました。セリーナはルークが書いたジューンと娘ハンナの絵を目にしましたが、一体どんな心境なんでしょうかねぇ。
被害者であるジューンたち侍女の心境は容易に共感できますが、セリーナのような「ワイフ」の心境ってのは想像つかないですね。少子化を食い止め、自分たちの子どもを手に入れるという目的のためには女性たちの抑圧、人権侵害、レイプも正当化されると考えているのでしょうが、自分の良心を抑えて果たしてどこまでその信条についていけるのか。
ルークとモイラはフレッドは戦犯であり連続レイプ犯なので即刻身柄を拘束すべきだととカナダ政府にプレッシャーをかけるも、カナダ政府は外交上不可能だと言います。
ルークとニックの初対面
ニックはバーで飲んでいるルークに会いに行き、ジューンが無事なこと、ジューンが妊娠していることを告げます。もちろん子どもの種付け男が自分だとは言えませんでしたけど。
まさかこの二人がこんなタイミングで初対面するとは予想外でしたけど、ジューンの安否を知らされたルークの心情たるや、想像するに余りある。
耐え切れずにニックをバーから追い出すルークですが、追いかけていきます。ニックはルークにハンドメイズたちの手紙を手渡します。そしてルークはそれをインターネットにアップします。
カナダ政府はこれに応え、セリーナとフレッドを直ちに国外へ追放することに。気分いいですね。
セリーナにある男が接触
カナダでは人々がごく普通の暮らしをしています。しかしセリーナが会う一般人はみな一様にセリーナに嫌悪の表情を向けます。
そんな中、セリーナがバーで一人でいると、アメリカ人の政治家が近寄って来て、ハワイへの亡命を持ちかけます。セリーナは断りますが、フレッドとの一件以来、セリーナの表情には疑念が見られるので、この男の亡命オファーにも興味を抱いた様子ですね。
セリーナに明らかに変化が見え始めてきて、ますます目が離せません。
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」は、Huluで見ることができます。